世界遺産にビカクシダ?マカオの植物探訪
小野寺葉月
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世界遺産の教会とビカクシダ
聖ローレンス教会(風順堂)
1558年から1560年の間に、今の場所ではないもっと南側の海よりの場所に、イエズス会によってこの教会は設立されました。海に面した教会の前にあった石段では、ポルトガル人の船乗りの家族が船の帰港を待ち、祈りをささげていたそうです。中国の故事に「祈順風順水」という言葉があるそうで、直訳すると「風のために祈る」と出ました。もう少し調べてみると、この故事が意味するのは「運気が良く、順調に物事が進みますように」ということなんだそうです。現在教会がある場所は海沿いではないのですが、この教会は「風順堂」とも呼ばれます。また、この教会が圧地区のことを「風順堂区」と呼びます。マカオで最も古い教会3つのうちのひとつで、昔からマカオの人々に大切に思われてきたことが伺えます。
現在の建物は、1846年に澳門の建築家に設計されたものです。柔らかい色づかいが素敵です。内部はクリームイエローと柔らかなペールブルーで、静かで落ち着いた空間でした。
庭にはビカクシダが
この教会のテラスには、なぜか元気で巨大なビカクシダがたくさん育っていました・・・
どれも大玉です。葉もたくさん出てすごい!
鉢のチョイスが絶妙に渋くて素敵でした。
端にはバラの鉢とハナキリンの鉢、オリヅルランに似た植物などの鉢がずらりと並び、増やしているようです。
種類ははっきりわからなかったのですが、ピラカンサでしょうか?幹のしなりとねばりがとても格好良かった鉢
星空のような斑入りの植物、クロトン?これも種類がはっきりせずです。
\ピンクの塔がかわいらしいガーデンへGO!/
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