プリザーブドフラワーとは|魅力と作り方・おしゃれなアレンジ23選
とまつあつこ
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プリザーブドフラワーは、特殊な方法で生花を加工した花材です。見た目が生花のようにフレッシュで色合いも美しく、長期間楽しむ事ができます。ブライダル、母の日、誕生日などの祝い事のギフトによく用いられ、スペシャル感のある高級で上品な花材として人気があります。枯れることがなく、水の取り替えも不要なため、最近では大切な方のお供えの花に用いる方も増えてきています。
プリザーブドフラワーの魅力と作り方、今まで作ってきた様々なアレンジ例をご紹介します。
目次
- プリザーブドフラワーとは
- プリザーブドフラワーの魅力
- プリザーブドフラワーの作り方
- プリザーブドフラワーのアレンジ10選
- プリザーブドフラワーのボックスアレンジ3選
- プリザーブドフラワーのリース7選
- プリザーブドフラワーの仏花3選
- プリザーブドフラワーを飾ろう
プリザーブドフラワーとは
プリザーブドフラワーは、まるで生花のような美しさを数年楽しめる花。生花を特殊な方法で加工してあるので、生花のように瑞々しい状態を長く(3~5年くらい)保つことができます。ブライダルや母の日などのお祝い事のギフトとして選ぶ方も多いですよね。
プリザーブドフラワーを長持ちさせるコツ
- 直射日光に当てない
- スポットライトなど強い照明に当てない
- 冷暖房の風が直接当たる場所を避ける
- 湿気のある場所に置かない
プリザーブドフラワーの魅力
カラーバリエーションや花の種類が豊富
プリザーブドフラワーは、例えば同じピンクでもはっきりした華やかな色からアンティークカラー、パステル、ペールトーンなど様々な色があります。生花ではなかなか無い、青や紫色、黒色のバラがあるなど、カラーバリエーションがとても豊富です。
プリザーブドフラワーといえば少し前まではバラが主流でしたが、最近では菊やダリア、カーネーション、ガーベラ、チューリップ、胡蝶蘭、カラー、ジャスミン、デンファレなど様々な花の種類が楽しめるようになりました。
水替えなどの手間がかからない
プリザーブドフラワーは生花と違って水が不要なので、水替えする手間がかかりません。直射日光と湿気を避けるなど置く場所を間違えなければ、特に手入れしなくても美しく飾ることができるのでとても重宝します。
仏様のお供えは本来、生花でなければならないと言われることもありますが、枯れずに虫の発生や臭いの心配もなく、水の取り替えも不要なプリザーブドフラワーはインテリアに馴染むお供え用の花として用いられることも一般的になってきています。
プリザーブドフラワーの作り方
プリザーブドフラワーは、特殊加工された花の部分がいくつか箱に入った状態で花材店などで売られています。長い茎がついているものは少ないので、アレンジを作るときは花首にワイヤーを通して(ワイヤリングして)茎の部分を長くします。
ガクの部分を避けて、ワイヤーを花の下部に通して折り曲げます。フローラルテープがあればワイヤーに巻き付けましょう。フローラルテープを巻くと見た目が美しいだけでなく、アレンジするときに滑りにくくなったり挿しやすくなります。
花器のサイズに合わせて生花用の給水スポンジをセットし、造花のモスをのせた上にワイヤリングしたプリザーブドフラワーと造花の草花をアレンジしていきます。土台に造花のモスをのせておくと、アレンジの隙間が気になりにくくなるのでおすすめです。
細かい部分に手が入りにくいときは、ピンセットを使ってもいいですね。ボックスアレンジやリースを作る際も、プリザーブドフラワーと造花の草花をワイヤリングしてから作ります。
ワイヤリングは少し面倒な作業かもしれませんが、ワイヤリングすることで花首が折れにくくなって長持ちします。また、高低差を出すことができるので、アレンジが平面にならず情豊かに仕上がります。
子供向けの教室で子供たちが作ったアレンジメント
プリザーブドフラワーは強くつかんだり落としたりすると壊れてしまうデリケートな花材ですが、子供向けの教室をしたときも素敵なアレンジが作れたので、それほど扱いにくいものではありません。興味のある方はぜひ、簡単なものから作ってみてくださいね。プリザーブドフラワーの教室に通ってみるのも楽しいですよ。
プリザーブドフラワーのアレンジ10選
バラとリンゴの小さなアレンジ
バラ一輪に、造花のリンゴとリーフ類を合わせました。1つでも、3つ並べて飾っても可愛いです。
アンティーク調の花器に合わせたピンクのグラデーション
外側の花びらが淡いグリーン色のピンクのバラをメインに、ピンク色のグラデーションでコーディネート。アスチルベのようなピンク色のドライフラワーがアクセントになっています。
ナチュラルなかごを使って可愛らしく
オレンジ×黄色のビタミンカラーに、造花のベリー類やリンゴ、小葉をプラスして可愛い雰囲気に仕上げました。
オレンジ×ピンクの組み合わせ
オレンジにピンクと白をプラスして、清楚でキュートなイメージにアレンジしています。
チョコレート色の個性派アレンジ
バレンタインにもぴったりなチョコレート色のバラを使って個性派アレンジを作りました。造花の自由に曲がる枝で動きを出しています。
おしゃれな大人ムードのアレンジ
ピンクのバラとカーネーション、アジサイを使っています。アンティーク調の器のふちにつるを巻き付けて、実ものをつけて大人っぽい雰囲気を演出しています。
高さを活かしたアレンジ
細長くて背の高い器を使うと、花材は少なくてもインパクトのあるアレンジを作ることができます。造花のグリーンネックレスがアクセントになっています。
壁掛けバスケット
壁に掛けられるバスケットにアレンジ。1つで飾っても並べて飾ってもきれいですね。
グリーンのグラデーションアレンジ
淡いグリーンとイエローのバラを贅沢に使い、同じ植物をそれぞれまとめてアレンジするグルーピングの方法で作りました。どんな場所にも飾りやすいナチュラルな雰囲気です。
紫×イエローの反対色を使って
紫とイエローの反対色を使っていますが、どちらもパステル調の色なのでやわらかい雰囲気に仕上がりました。大粒の実ものがアクセントになっています。
プリザーブドフラワーのボックスアレンジ3選
額縁アレンジ
白い額縁を使って、ブルー系のバラ、アジサイをメインに白のドライフラワーと造花のリーフ類を合わせました。生花用の給水スポンジを両角に貼り付け、その上に造花のモスをのせてからアレンジしています。壁に掛けたり、写真立てのように置いて飾ることができます。
ボックスアレンジ
バラ、カーネーション、アジサイと、造花の実ものとリーフ類を合わせています。奥行があるので大きいバラを使うことができました。壁に掛けたり、棚の上に置いて飾れます。
写真立てアレンジ
バラとジャスミン、造花のリーフ類とキラキラパーツを組み合わせました。左側に写真を入れて飾って楽しめます。
プリザーブドフラワーのリース7選
アジサイのナチュラルリース
アジサイのプリザーブドフラワーをメインに、造花のリーフ類、キラキラパーツを合わせて、仕上げにフワフワ素材を絡めました。
エレガントな大人ムードのリース
大人っぽいピンク色のバラをメインにして、エレガントな雰囲気のリースを作りました。濃い赤紫色、秋色、グリーン、ベビーピンクなど何色かのアジサイを少しずつちりばめています。
ひな祭りのリース
ピンク色のバラと、パステル調のアジサイをメインに、ひな祭りにぴったりなリースを作りました。おひな様のピックをとれば周年飾れる可愛いリースです。
月型のリース
リースのつるの美しさを活かして、草花を月型にアレンジしています。白×グリーンで爽やかに組み合わせました。
ブライダル用のリース
白メインでグリーンとキラキラパーツをプラスして、結婚式の受付に飾るウェルカムスタンドを作りました。
大輪のバラを使ったリース
大輪(直径10cm)のオレンジ色のバラ2輪をメインにして、太めのつるにアレンジしました。つるはもともと茶色でしたが、白くペイントしています。仕上げにフワフワ素材を絡めることで、ふんわりやわらかい雰囲気を演出しています。
しめ縄
バラと造花のマムや松、ブルーベリー、ドライフラワーなどを使ってしめ縄を作りました。
プリザーブドフラワーの仏花3選
白×紫系のアレンジ
白と紫のバラをメインに、グレーのアジサイ、造花のマムやリーフ類を合わせました。
オレンジ×イエロー系のアレンジ
明るい色がお好みの方には、オレンジ×イエロー系もおすすめです。タッセルもついています。
白×グリーンのアレンジ
ナルコユリの斑入り葉をアクセントに、白とグリーンで組み合わせています。
プリザーブドフラワーを飾ろう
プリザーブドフラワーは値段が高いと思われるかもしれませんが、枯れることがなくフレッシュ感が長く続くため、実は毎回生花を買うよりお得なこともあります。
季節によっては生花はいたみやすく、花瓶からの臭いや虫の発生などが気になることもありますよね。お庭の花が少なくなる冬も、お部屋にプリザーブドフラワーが飾ってあれば寂しくありません。花の手入れをする時間が持てない方にも、プリザーブドフラワーはとてもおすすめな花です。ぜひ、気軽にプリザーブドフラワーを飾ってみてはいかがでしょうか。
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