窓がないトイレでも、「トイレリウム」を作って植物を楽しもう!
土屋 悟
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トイレリウムの植物はLEDで育てる!
我が家のトイレは窓がないので、植物を育てるためには何か人工の光を使わなければなりません。最近は安価で性能のよいアクアリウム用のLEDライトがたくさん発売され、よりどりみどりです。
ただ、そうしたLEDライトは最低でも幅30cmほどの水槽を照らすことを前提に作られているため、我が家のトイレリウムのような小さなガラス容器にはちょっと大きすぎるものが多いのです。
そんな中でおすすめしたいのが、こちらの「そだつライト」。
大きな水槽全体を照らすには小さいライトですが、小さなパルダリウムであれば十分なサイズ。平たいスタンドがついていて、その上にガラス容器を置くことができます。明るさは3段階に調節することが出来、ライトの高さも調節可能。フィルターも付属しているので、光が強すぎて葉焼けを起こすような場合は、光量を調節することも出来ます。また、フィルターを使わなくても光を拡散するように作られていて、葉を傷めにくいように工夫されています。
小型のガラス水槽でトイレリウムやパルダリウム、苔テラリウムを作る場合に、ちょうどいいサイズのLEDライトといえます。
▼「そだつライト」について
トイレのタンク上も緑化したい!
ところで、我が家のトイレは小さな水槽を使ったトイレリウム1号、2号だけではなく、トイレのタンク上にも植物を入れています。
タンク上の手洗いは穴があいていて、そこからタンクに水が入ってたまるようになっています。
穴には洗面台用の網をつけ、その上に軽石を敷いています。さらにその上に石を配置して、すき間に苔を入れています。
園芸店などで販売されている苔には土がついていますが、使う前に土はよく洗い流したり、ココヤシチップや水苔に刻んだ苔をまいて増やしたものを使い、土がタンクに入らないようにしています。
ランを育てていると、いつの間にか水苔の中からシダが生えてくることがあります。
いわば雑草ですが、我が家ではそうしたシダには、トイレで第二の人生を送ってもらっています。
タンクの上は苔とシダがメインだったんですが、この春はちょっとミズナを投入してみたところ、こんな感じで花が咲きました。
といっても、ちゃんと根があるものをここで育てたわけではなく、野菜として売られているミズナの、根元近くの使わない部分を、水を入れた皿に置いておいたら葉が出てきたので、トイレに持ってきたら、しばらくして花を咲かせたというもの。
野菜をトイレで育てても食べるのは抵抗がありますが、花なら問題ないでしょう。
我が家のトイレのタンクの上はDIYでつけた棚があるので、その裏側にアクアリウム用の30cm幅LEDライトを取りつけています。
トイレのドアを開けたときにLEDライトが丸見えというのもみっともないので、手間に目隠しの板を両面テープで貼り、さらにその上から100円ショップで売っている木目調の壁紙を貼ってあります。
この記事の一番最初の画像が、ドアを開けたときに見える様子です。自分では、案外悪くないのでは?と思っております。
トイレリウムのLEDライトはコンセントにつけるタイプのタイマーで、朝7時から夜9時まで点灯するようにセットしてあります。
植物の種類によっては、昼の長さによって花が咲いたり咲かなかったりするものがあるので、ものによっては点灯時間を調整した方がよいかもしれません。
トイレで植物を育てることについての情報はなかなか見つからないので、少しでもこの情報が役に立てば嬉しいです。
このトイレリウムの最大の弱点は、「座ってしまうと植物が後ろになってしまって見えない」というもの。いつの日かこの弱点を克服すべく、日々トイレリウムのノウハウを蓄積しながら、研鑽を続けていきたいと思っております。
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