素敵な新品種がいっぱい!ムスカリの育て方や飾り方

金子三保子
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ムスカリは小さなぶどうみたいな形がかわいい、春の球根の花。最近はガーデニングの他、切り花としても人気です。
今回はムスカリの育て方や飾り方、最近のムスカリの新品種などをご紹介します。
目次
ムスカリとは?
ムスカリは、キジカクシ科ムスカリ属の球根植物。
コンパクトなサイズで大きくなっても草丈15cmほど。寒さに強くて、庭に地植えをすると自然分球で増え、植えっぱなしOKなので、ガーデニング初心者さんにもおすすめの球根の花です。ムスカリは小さな寄せ植えに使ってもかわいい素材ですが、広い空間にたくさんのムスカリを植え付けても見事な光景になります。
同じ時期に咲く春の球根花、チューリップとムスカリ。チューリップの足元で咲くムスカリの青がグランドカバーのような役割に。
ムスカリの育て方
ムスカリは鉢植えでも地植えでも育てることができます。
ムスカリの球根の出回り
園芸店に球根が並ぶのは、晩夏から初冬にかけて。お店で買う時は、カビなどがついていないかチェックして、良い球根を選びましょう。
ムスカリの植え付けはいつ?
ムスカリの植え付けは一般的には9月~11月と言われています。
ただ、東京のような気温だと、球根の植え付け時期が早すぎると、葉っぱばかりが生長してだらりと長くなって、見栄え的に悪くなってしまいがち。
気温が低くなってきたころに植えた方が、花と葉のバランスがよくなります。ただし、あまり遅らせると球根の生長が間に合わないので、遅くても年内に済ませるようにしましょう。
日当たり・置き場所は?
ムスカリは、日当たりの良い場所で管理してあげましょう。日当たりの悪い場所だとムスカリが徒長したり、花付きが悪くなる可能性があります。
ムスカリを植える土は?
市販の培養土で問題なく育ちます。水はけの良い土にしましょう。ムスカリは酸性の土は苦手です。
水やりは?
「土の表面が乾いたらたっぷりと」を目安に水やりをします。
花が終わったら?
終わったムスカリの花茎はなるべく早めに株元付近からカットしましょう。そのまま放置していると、種をつける方にエネルギーがいくので、球根が生長しづらくなります。
ムスカリは、植え付けて数年は植えっぱなしで夏越しできます。数年間は植えっぱなしでかまいませんが、球根が増えて土の中で窮屈になってくるので、数年に1度は植え替えをした方がよいでしょう。
▼ムスカリの詳しい育て方はこちらから
ムスカリの芽出し球根
ムスカリは、1月~3月になると芽出し球根として、芽が出た状態でポット苗としても出回ります。
開花しているものや、芽の中に花芽も見えるくらいのものが多いので、球根から植えるのはハードルが高い・・・という方におすすめ。あとは水やりさえ適切にすれば、花を咲かせることができます。ムスカリの芽出し球根の苗の出回り期間は1月~3月の気温の低い時期なので、それぞれの花の花保ちが良いのも利点です。
▼ムスカリなどを使った植えっぱなしで育つ球根の寄せ植えの作り方
ムスカリの切り花
球根付きのムスカリの切り花
最近のムスカリの切り花は、球根がついた状態でも出回っています。球根つきの花は、球根ならではのエネルギーが感じられてとても人気。ムスカリの他、原種のチューリップなども花屋さんで買うことができます。球根付きの切り花をお部屋に飾る場合は、気温の低めの部屋の方が長持ちします。
▼球根つきのムスカリの切り花の花の後についてご紹介しています。
ポット苗のムスカリも生けて楽しめる?
完全に花茎が押しあがっているムスカリの芽出し球根なら、寄せ植えの他、切り花としても楽しむことができます。
切り花として楽しむ場合は、ポット苗から球根を取り出し、土を落としてから水で泥を落としてから生けましょう。
\ムスカリの色々な品種をご紹介/