【グランドカバーにおすすめのカラーリーフ】セリ・フラミンゴ

金子三保子
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セリ・フラミンゴ
トゥデイズプランツ、今回ご紹介するのは「セリ・フラミンゴ」。
セリ・フラミンゴはセリ科の耐寒性多年草で、主に観賞用の園芸品種です。ピンクがかった斑入りで、美しい切れ込みのある繊細な葉は、花壇や寄せ植えの草花を引き立てるカラーリーフとしても重宝します。
早春のセリ・フラミンゴ
斑の入り方は均一ではありません。色合いは季節によって違い、初夏はクリーム色、低温期はピンクの色が濃くなります。上の写真は、まだ気温が低い時期のセリ・フラミンゴ。
春のセリ・フラミンゴ
こちらは桜の季節が終わった頃のセリ・フラミンゴ。早春より優しい色合いに変化して、どちらもそれぞれきれいです。
単体でも美しい色合いですが、周囲の草花の花の色によって見え方は無限。花壇や寄せ植えに使うと色合わせが楽しくなる素材です。
ただし、生育旺盛なので寄せ植えに使うのなら、短期間楽しむための寄せ植えに向いています。環境に合うと初夏に白い花が咲きます。
似たような植物に、同じセリ科で黄色い斑が入る「エゴポディウム・バリエガータ(斑入りイワミツバ)」がありますが、両者の違いは生長の仕方です。エゴポディウムは地下茎で増えるのに対して、セリ・フラミンゴはランナーで増えていきます。
どちらも素敵な色合いのカラーリーフです。お庭や寄せ植えに取り入れてみてはいかがでしょうか。
▼エゴポディウム・バリエガータについてはこちらをどうぞ
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セリ・フラミンゴ
- セリ・フラミンゴは、セリ科の耐寒性多年草。セリは春の七草のひとつで食用ですが、セリ・フラミンゴは観賞用の園芸品種です。ピンクがかった斑入り、美しい切れ込みのある繊細な葉は、花壇や寄せ植えの草花を引き立てるカラーリーフとしても重宝します。 斑の入り方は均一ではありません。色合いは季節によって違い、初夏はクリーム色、低温期はピンクの色が濃くなります。 極端な暑さや日差し、乾燥は苦手ですが、育て方は簡単です。ランナーを出して生長していくのでグランドカバープランツにもなります。 単体でも美しい色合いをしていますが、周囲の草花の花の色によって見え方は無限で、色合わせが楽しい素材です。環境に合えば初夏に白い花を咲かせます。
エゴポディウム・バリエガータ(斑入りイワミツバ)
- エゴポディウム・バリエガータは、セリ科の耐寒性多年草。明るいグリーンにクリーム色の斑が入った爽やかなカラーリーフ。半日陰~日陰を好み、強い直射日光に当たると葉焼けをおこすので、シェードガーデンの寄せ植えやハンギングバスケット、グランドカバーや樹木の下草に用いられます。暗いイメージになりがちな日の当たらない場所に植えると、パッと明るい雰囲気を演出できます。夏に涼しい地域では、日なたで育てることもできます。 エゴポディウム・バリエガータは、半日陰~日陰の湿り気のある場所で育てると葉が大きくなり、地下茎でどんどん広がります。鉢で育てると、それほど葉が大きくならずにコンパクトに育てることができます。エゴポディウム・バリエガータは、特に病気の心配も無く、丈夫でほとんど手をかけなくても育ちます。美しい葉は4月~10月頃に観賞することができ、冬は地上部を枯らして越冬します。 エゴポディウム・バリエガータは、6月頃にホワイトレースフラワーに似た白い花を咲かせます。