日陰の庭のグランドカバー!ラナンキュラス・ゴールドコイン
金子三保子
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Ranunculus repens ‘Gold coin’
トゥデイズプランツ、今回ご紹介するのは「ラナンキュラス・ゴールドコイン」。
一般的なラナンキュラスは球根植物ですが、ラナンキュラス・ゴールドコインは、キンポウゲ科の宿根草。4月~5月に小さな黄色い花が無数に開花し、地面一面が黄色のカーペットのような状態になります。
花は親指の爪くらいのとてもかわいいサイズ。ゴールドコインは八重咲き、一重咲きはゴールドカップという名で流通しています。
とても丈夫で植えっぱなしで特別な手入れは必要なく、どんどんランナーを出しながら広がります。隣の植物との間隔は十分にとって植え付けるのがポイントです。
環境は、半日陰~明るめの日陰を好みます。花が咲く頃の春は、日当たりの良い場所でも問題ありませんが、真夏に日差しが強い場所に植えるのは不向きです。
ラナンキュラス・ゴールドコインは、伸びたランナーが土に接地したそれぞれの節(葉が出ているところ)から根を出して増えていきます。
増やしたい場合は、ポット苗に土を入れ、ランナーの節を土に接地させておくと根を下ろします。接地した節から、写真のように新芽が芽吹いたら根付いた合図。元株から切り離すことができます。
試しに抜いてみたところ……。こんな風に芽がでていました。今回は3日で発根。そんなことからも強さがうかがえます。
花が咲くグランドカバープランツだと、日当たりが良い場所向きの草花が多いなかで、明るめの日陰が好きな花のかわいい植物は貴重です。ご覧の通り強いので、あまり広がってほしくないなら、適度に整理する必要があるかもしれません。また、茎が立ち上がるので踏みつけるような場所は不向きです。
昨年、ワイルドストロベリーのグランドカバーの隙間をあけて、ゴールドコインを植えてみたところ、今年は次から次へとたくさんの花が開花中です。これは強い。ワイルドストロベリーとうまく共存してくれるとよいなと思っています。
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