シュガーバインの育て方/枯らさずに育てるコツと増やし方・飾り方
とまつあつこ
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シュガーバインの基本的な育て方や、枯らさずに育てるコツと増やし方・飾り方を紹介します。シュガーバインは、アイビーに並ぶ人気のグリーンですが、アイビーより葉や茎の質感が柔らかく、ちょっぴりデリケートなイメージで「育てるのが難しい」と思っていませんか?
目次
シュガーバインはどんな植物?
シュガーバインはブドウ科の常緑つる性植物です。寒さにやや弱く、強い直射日光も苦手ですが、ある程度の耐陰性はあります。
5枚の葉っぱが丸く並んで垂れ下がる姿が可愛らしく、明るくナチュラルな雰囲気でどんなインテリアにもよく似合いとても人気があります。
シュガーバインの選び方
シュガーバインは、園芸店のカラーリーフコーナーや、室内で育てる観葉植物のコーナーでよく見かけます。葉につやがありイキイキとしていて、株もとから葉がふんわりと茂っている元気なポットを選びましょう。
シュガーバインの育て方
置く場所
シュガーバインは、室内の明るい場所で育てましょう。窓際のレースのカーテン越しなど、風通しの良い場所がベストです。直射日光に当てると葉焼けしてしまうので注意します。
ある程度耐陰性があるので、明るい室内なら窓際でない場所に置いても大丈夫です。光が足りないと、葉っぱの間隔の幅が大きくなったりするので、生育の様子をよく見てシュガーバインの好きな場所を見つけてあげましょう。
シュガーバインを屋外で育てたい場合は、春から秋の暖かい季節であれば明るい日陰の場所で美しく育てることができます。強い直射日光が当たると葉焼けをおこして葉が茶色くなってしまうので注意して下さい。天気の良い日中に時々外の明るい日陰に出してあげると、風通しも良くなってシュガーバインの生育が良くなります。
水やり
土の表面が乾いたら、たっぷり水やりをしましょう。シュガーバインは土が湿った状態のまま水やりすると根が腐り、枯れる原因になります。受け皿や鉢カバーに水が溜まっている状態も良くありません。受け皿や鉢カバーに溜まった水は必ず捨てましょう。
また、夏の暑い時期は時々葉水を与え葉っぱを潤わせましょう。霧吹きでシュッと葉っぱに水分を吹きかけてあげればOKです。葉水をすることは、病害虫予防にもなります。
シュガーバインは寒い時期は水やりの頻度を控え、土が乾いたらあげましょう。
肥料
シュガーバインは肥料をあげなくても枯れることはありませんが、適量あげることで生育が良くなります。与え過ぎは逆効果になります。必ず肥料のパッケージに記載してある適量を守ってあげてくださいね。
シュガーバインの飾り方と増やし方
シュガーバインはつるが長く伸びるので、背の高い棚の上に置いてつるを上から下へ流すように飾ると目線の高い位置にグリーンが見えて美しいです。鉢植えする時も、少し高さのある鉢に植えてつるの美しい流れを楽しむことをおすすめします。
また、シュガーバインは、暖かい季節には外の明るい日陰で「寄せ植え」や「ハンギングバスケット」に使うことができます。つやつやしたグリーンの葉が美しく、長く伸びるつるが寄せ植えやハンギングバスケットの動きを出してくれるので使いやすいです。
また、シュガーバインは好きな位置でカットして切り花として飾ることができます。そのまま水耕栽培で育てることもできますし、しばらくの期間水につけておくと根が出てくるので、それを土に植えて育てることもできます。枯らしてしまう心配がある場合は、この方法で株を増やしておくと安心ですよね。
シュガーバインは、伸びたつるの先に出てくる小さな葉っぱもとても可愛くて魅力的です。
余談ですが、最近は本物に近いシュガーバインのアーティフィシャルフラワー(造花)も作られています。全く光の無い場所や生きた植物を飾れない場所にシュガーバインを飾りたい時は、アーティフィシャルフラワーを上手に活用してシュガーバインを取り入れる方法もあります。
シュガーバインのまとめ
シュガーバインは、アイビーより少しデリケートなイメージがあるかもしれませんが、実は病気や害虫の心配もそれほどなく、初心者でも比較的簡単に育てることができます。
シュガーバインを育てる際は、今回紹介した育てるポイントに気を付けて様子をよく観察して、シュガーバインの好きな生育環境をみつけてあげましょう。
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