前田有紀の一“花”言vol.29～毎日を楽しく過ごすためのシンプルな習慣

LOVEGREEN編集部

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公開日 : 2019.01.12

新年を迎え、“今年こそは充実した年に！”と思っている方もたくさんいらっしゃるでしょう。そこで今回は前田有紀さんにお花を楽しむ方法と、毎日を充実させるためのシンプルな習慣をうかがってきました。

仕事や家事、育児…。慌ただしく過ぎていく日々のなかでも、シンプルな習慣を加えれば、心身ともに癒されます

仕事を終え、駆け足で子どもを保育園まで迎えに行き、帰宅するのがだいたい夕方の18時頃。そこから先は本当にバッタバタなんです。夕食の支度をしたり、子どもをお風呂に入れたり、寝かしつけたり…。そのまま子どもと一緒に寝落ちするなんて日常茶飯事。そんな慌ただしい日々だからこそ、シンプルな習慣を取り入れて、毎日を少しでも楽しく過ごしたいと思っているんです。

シンプルな習慣なら、忙しい日々にも取り入れられる

今回は私がライフスタイルに取り入れているシンプルな習慣をご紹介します。簡単に始められるものばかりなので、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。はじめたそばから、目の前の悩みから解放されるかもしれませんよ。

前田さんのシンプルな習慣をご紹介

コーヒータイムは心を充電するひととき

起床したら、まずはコーヒーを淹れるのがわが家の日課になっています。コーヒーを淹れてくれるのは夫、朝食の支度をするのは私。そうやって役割分担をしながら近況報告し合うのも、今では夫婦の大切な時間になっているんです。

コーヒーの芳醇な香りに包まれて、脳と心がリフレッシュできるので、忙しいときこそおすすめです。

ジュースやジャムの空き瓶は、花瓶としてリメイク

ジュースやジャムの空き瓶は、ミニマムで可愛い花瓶に生まれ変わります。ラベルをきれいにはがして、小さなお花を飾ってみましょう。大きさの違った瓶をリズミカルに並べると、部屋の雰囲気がたちまちおしゃれなムードになります。

お花の飾り場所として推薦したいのが玄関。ヘトヘトになって帰ってきたときでも玄関に飾ってあるお花を見れば、心が癒されて疲れも吹き飛びます。

自分の趣味に子どもを巻き込んで親子時間に

自分にとっては仕事でもあり、趣味でもあるフラワーアレンジ。せっかくやるなら子どもも巻き込んで、一緒に楽しむようにしています。子どもが植物に触れ合うきっかけになるし、親子の絆も深まるんです。

素材の味を活かせば家事の時短に

お野菜は、近所にある行きつけの野菜市場から調達。鮮度の高いものが手に入るので、そのまま食べてもおいしいものばかり。お料理の味付けも少しで済むから、調理やあと片付けの時間が大幅にカットできるんです。

大好きな柚子の香りに包まれて

昨年末は柚子をお庭から収穫。グツグツ煮込んでジャムを作ったり、お風呂に浮かべて柚子風呂にしたり。心地よい柚子の香りに包まれて、心身ともに癒されます。

美容オイルも大好きな柚子の香りをチョイス。肌に潤いを与えながら、大好きな柚子の香りに癒されるので一石二鳥。外出時も携帯するなど、肌身離さず持ち歩いています。

今回の記事で登場した花たち

右上から、春の花のなかでも絶大な人気を誇るラナンキュラス。１本の茎からたくさんの美しい花を咲かせるスプレーバラ。キラキラと輝く星型の花びらがチャームなリューココリーネ。どのお花も見ているだけで元気をもらえます。

私が自宅にお花を飾るときは、楽しく自由に生けることをモットーにしています。だって、お花を飾ることに正解はないから。

この枝物はこの器に入れてみよう、このスペースにはこのお花置いたら可愛いな、この切れ端はジャムの空き瓶に入れて……と、考えながらやるのが本当に楽しいんです。

息抜きにもなりますので、心身ともに余裕がないときこそ、ぜひお花を手に取ってみてください。

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引き続き、隔週金曜日に前田さんの連載の「前田有紀の一花言」を配信。

フラワースタイリスト前田有紀 2013年イギリスに留学し、帰国後フラワースタイリストとして活躍。イベント装飾やブーケやアレンジメントの制作を手がけ、雑誌やSNSなどでメディアを通して花と緑のある暮らしを提案している。2017年の春以降は積極的にワークショップも行い、花や緑に関わる人々と直接ふれあうことでリアルな声も積極的に取り入れている。また、2017年10月にオープンした「世界の花屋」では、デザイン監修を務め、世界の花々の生産や流通など、花の歴史などの魅力を伝えている。