静岡県のカクト・ロコに取材!あの多肉植物がお店に届くまで。多肉植物の温室見学。
LOVEGREEN編集部
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目次
■土作り
■親木
■水やり
■出荷準備
「カクト・ロコ」について
カクト・ロコとはスペイン語で「サボテンに夢中」という意味。カクト・ロコは多肉植物を中心にサボテンや他園芸植物を生産、卸販売をしています。
1989年に「野末(のずえ)サボテン」としてスタート。2004年からは当時まだ認知度の低かった多肉植物をメインに生産するようになりました。現在では5ヘクタールの農場で生産が行われ、広い農場は土作り、親木のハウス、定植した苗を管理するハウスに分かれています。農場では葉の色味が一番よく出るように、姿形が美しく見えるように様々な工夫が施されていました。ひとつひとつ時間をかけて、私たちの手元に届くまで大切に育てられている多肉植物とサボテン。スタッフの想いが苗にも届いているのではないでしょうか。
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サボテンランド カクト・ロコ
〒431-2102 静岡県浜松市北区都田町1672-3
TEL : 053-401-3965
営業時間 : 10:00~17:00
定休日: 木曜日、夏季、冬季休業、臨時休業有り
駐車場:有り(10台)
多肉植物、サボテンの生産メーカーである株式会社カクト・ロコの直営店として、生産農場から週1回~2回仕入れを行い常に新鮮な多肉たちを取り揃えています。
※直接農場見学は不可。
土作り
植物がすくすくと育つために、鍵となるのが土。カクト・ロコでは多肉植物の培養土も手作業しています。配合している土や有機肥料は地元産のものを使用。
混ぜる順番や混ぜる回数にも気をつけているそう。1回で約3リューベ分の土を作る作業を週に数回行います。
生育の良し悪しを決める土作り。耕耘機を使い土を混ぜる様子。
完成した土は鉢にセットされていきます。
親木
農場の約5ヘクタールのうち、2ヘクタールが多肉植物の親となる株、親木を育てています。全て自家栽培で、品種の数は500種類以上、エケベリアだけでも100種類は超えるほど。親木も種類によって植え方を変え、より良い状態の苗を作れるように工夫されていました。個性的なルックスで人気のリトープスは、種から育てています。
実生のリトープス。3年目で約1cmのサイズに。
エケベリアの親木。
水やり
植物の状態やそれぞれの特徴に合わせて水やりは調節が大事です。水の量が偏ったり、やりすぎたりしないように、水やりも手作業で行っています。
出荷準備
出荷待ちの多肉植物が並ぶ温室へ。
出荷する苗を選ぶ工程へ。同じ種類の中から苗をピッキング。出荷する苗を選抜している様子。出し時は見極める姿は真剣。熟練の担当者さんがひとつひとつ丁寧に選び抜いて行きます。これから旅立つ多肉植物たち。
ホームセンターや園芸店で見たことのある姿へ!ここからお店へ旅立っていきます。
寄せ植えも手作り
カクト・ロコの寄せ植えは担当スタッフがひとつひとつ作っています。下葉が傷まないようにと直接葉に触れる表面の土にも工夫が。プレゼントとしても人気です。
最後に店舗へ
Botapii 9月号の表紙はカクト・ロコの店舗。
店内には多肉植物、サボテンをはじめティランジア、鉢などの雑貨も豊富に取り揃えてあります。こだわりの土も購入できます。
店内にはキッズスペースがあるのも嬉しいところ。
そして、至るところに立派な姿の株。
植物園に来ているのではないかと思ってしまいそう。アロエのラモシシマもこんなに大きくなります。
こだわりがたくさん詰まったお店。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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