不器用さんでもできるよ。多肉植物の寄せ植えをしよう。
菊池レイコ
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ぷくぷくの葉っぱや、ちょっと変わった姿が魅力の多肉植物。その楽しみ方は、リースにしたりブーケにしたり様々。取れた葉っぱから増やすこともできたり、とにかく多肉植物は楽しいことがいっぱい。多肉植物の寄せ植えもよく見かけませんか? 自分で育てた多肉植物や、ちょっと徒長して伸びてしまった株をカットしても使うことができます。今回は多肉植物の寄せ植えの仕方についてです。
寄せ植えに必要なもの
鉢
マグカップや穴の開いていないものに植えることも可能ですが、水やりが楽なのは穴の開いた鉢です。初めての方や管理が楽なほうがよい方は穴の開いている鉢をおすすめします。
多肉植物用の土
水はけのよいものを使いましょう。市販の多肉植物用の土でOKです。
鉢底石
鉢底石にも大きさがあります。鉢のサイズに合わせて変えてもよいですね。
鉢底ネット
鉢底から土が流れ出ないように使います。
筒型スコップ
ピンセット
細かい作業をするときや、葉の間に土が入ってしまった時などにも使えます。あると便利です。
ソイルスティック(割りばしでもOK)
土を入れる際に使います。整えたりするときにもあると便利です。
多肉植物・サボテン
お好みの植物を選びましょう。
今回はちょっとアクセントにミニサボテンを入れてみます。色合いも濃い色や赤っぽいものなどいろいろあるとポイントになりそう。一部は徒長してしまったセダムをカットしてきました。
カット苗だけでもホームセンターや園芸店で取り扱いがあるところもあります。また、100円ショップにも小さい苗があることも。
土がついているものはほぐしておきましょう。
寄せ植えをしよう
まずは準備しましょう。鉢に鉢底ネットをいれて、軽石をいれます。
次に鉢の1/3くらい土を入れます。
メインの多肉植物を決めよう
寄せ植えもただ寄せて植えるのではなく、メインの苗を決めて植えるとスムーズにまとまりやすくなると思います。
植えつける前にいろいろ配置をしてみるとよいです。
メインになる苗を持って、土を流し入れます。
高低差をつけたほうがまとまりが良くなりますので、ちょっと高さのあるものを先に植えても。
ソイルスティック(なければ割りばし)を使って隙間を埋めて、土を馴染ませます。
ここから、細かい多肉植物を植えていきます。小さい多肉植物をメインの隙間に入れていきます。
ピンセットを使って空いている部分に寄せ寄せ。
【POINT!】
セダムなど葉が取れやすいものは慎重に扱いましょう。ちょっと力を入れるとぽろっと取れてしまうことも。
土に挿す前に、ピンセットで軽く穴を作ってから優しく挿すとやりやすいです。葉が取れて落ちてしまったら、ピンセットで拾いましょう。
完成!すぐにお水を与えずに、1週間後くらいにお水をたっぷりと与えましょう。
取れてしまった葉は葉挿ししてみよう
葉が取れて落ちてしまったら、ピンセットで拾いましょう。捨てずに葉挿ししてみませんか。ひとつ葉挿し用のトレーなどを作っておけば、取れた葉っぱを並べておけます。
寄せ植えの管理
置き場所
直射日光を避けた日当りのよい風通しのよい場所で管理しましょう。
素敵に作った寄せ植え。お部屋で楽しみたい場合は1日の数時間でもいいので軽く日に当てたほうがひょろひょろ対策にもなります。
日が足りな過ぎても間延びして徒長してしまい形がくずれる原因に。午前中の柔らかい日に当てるなどの工夫をしてもよいですね。株が密接しているので、高温多湿は避けた場所で管理しましょう。
水やり
土が乾いたら鉢底穴からお水が流れ出るくらいたっぷりと与えましょう。
お水のやりすぎは根腐れやひょろひょろになる原因になります。
ぎゅっと寄せているから土があまり見えない場合は、重さで確認することもできます。
お水を与えた後の重さを覚えておいて、それよりも軽くなっていたら土の水分が乾いていますので目安にしてもよいでしょう。
鉢底に穴がない器の場合
鉢底に穴がないものでも植えることは可能ですが、水やりに気をつけましょう。
お水を与えた後、底に余分な水分を残さないように、すぐ傾けてしっかり水を切ります。
水を溜まったままにしておくと、根腐れの原因にもなりますのでしっかりと水は切りましょう。
あちこちに伸びてしまった・・・
気が付いたら・・・あちらこちらにに伸びてしまったことなんてありませんか。成長はしますので、いつかは綺麗だった姿もくずれます。
かたちが崩れた場合の対処法
対処法としては
①植え替えをしよう
成長はうれしいこと。ひとつひとつの鉢に植えて楽しむこともできます。
②切り戻して新しく寄せ植えを作る
伸びた部分をカットして、また寄せ植えをしてもよいですね。
切り戻しの場合は、カットして3、4日切り口を乾かします。植えなおしてから、1週間後くらいにお水を与えたほうがよいです。
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