サンチュとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- サンチュ
- 学名
var.asparagina Bailey
- 英名
- Asparagus Lettuce
- 和名
- 掻きチシャ
- 科名
- キク科
- 属名
- アキノノゲシ属
- 原産地
- 中近東内陸、小アジア
サンチュの特徴
サンチュはレタスの仲間では、耐暑性があり、病害虫にも強い一年草です。
韓国でチマ・サンチュと呼ばれ、焼き肉を巻いて食べることで有名な野菜です。日本では「掻きチシャ」と呼ばれお浸しなどにして食べられていました。
この「チシャ」という名前は、茎や葉を折ると乳状の汁が出ることから、乳草といわれ、それが訛って「チシャ」といわれるようになりました。
現在のチシャの代表格は、レタスなど結球するものの方が有名ですが、じつはサンチュのような掻きチシャのタイプの方が古代エジプト時代から栽培されていたともいわれ、歴史的に古い野菜です。
お店で販売されているのは、10枚ほどのパック入りで売られているものがほとんどです。実際に育ててみると立性で、次々と上に向かって葉を生やしていく、結球しないレタスのような野菜です。
肉厚な葉の長さが15cmほどに生長したら、外葉から順次収穫することできます。
サンチュの詳細情報
園芸分類 | 野菜 |
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草丈・樹高 | 30~50cm |
耐寒性 | やや強い |
耐暑性 | やや弱い |
耐陰性 | やや強い |
花色 | 黄色 |
サンチュの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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種まき | ||||||||||||
収穫 |
サンチュの栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりの良い場所を好みます。風通しの良い場所で育てましょう。
温度
生育適温15~20℃です。
用土
野菜の培養土を用意しましょう。
酸性に弱いという特徴があります。堆肥や元肥を入れる2週間前位には石灰を入れ耕しましょう。その後堆肥と元肥を入れ土になじませましょう。
サンチュの育て方のポイント
水やり
乾燥が続くような時は、水をあげましょう。プランター栽培の方は、表面が乾いたら底から水が出るまでしっかりと与えましょう。
肥料
元肥重視で、追肥は草勢が落ちているときに与えましょう。
外葉から収穫するので、収穫後期の頃には追肥が必要になります。
病害虫
日当たりの良い、風通しの良い環境であれば、比較的病害虫には強いです。
サンチュの詳しい育て方
選び方
品種により葉の色が緑や赤葉のものがありますので、お好みの品種をお選びください。
病害虫に侵されていない、葉の色が濃いものを選びましょう。
種まき
株間30cmの1か所3~4粒程の点まきにするか、1cm間隔のすじまきにします。
植え付け
本葉4~5枚の頃に株間30cm位で植え付けましょう。
間引き
葉が触れない程度に間引いて、本葉4~5枚の時には1本立ちするようにしましょう。
花
菊に似た黄色い花を咲かせます。
収穫
外葉から長い間収穫します。葉の長さが15cm位になった頃が、収穫の目安です。
すべて葉を採ってしまわず、上の葉を5~6枚残すようにしましょう。