「夏に強い華やかな花」ジニア(百日草)の育て方や植え替え、花がらの取り方のコツ
とまつあつこ
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「真夏にも華やかに咲く」「手入れが簡単」そんな花を育てたい方におすすめの花、「ジニア」をご紹介します。ジニアは暑さに強く、丈夫でガーデニング初心者の方にもおすすめの花です。色々な咲き方や様々な花色があるのでお好きな苗をみつけることができるはず。ぜひこの夏、ジニアを育てて楽しみましょう!
目次
ジニアとは
ジニアはキク科の非耐寒性一年草です。開花期は5月~11月頃で、日なたと水はけの良い用土を好みます。暑さに強く、丈夫で育てやすい植物で、ガーデニング初心者でも簡単に育てられます。ヒャクニチソウとも呼ばれ、百日というだけあって、開花期間が長く次々と咲き続け、実際は百日以上咲きます。
背が高いもの、低めのもの、一重咲き、八重咲き、ダリア咲き、ポンポン咲きと様々な品種がありますが、最近では背が低めで脇芽が多く、一株でたくさん枝葉が茂り、多くの花を咲かせるものが増えています。
ジニアには、ジニア・エレガンス(ヒャクニチソウ)、ジニア・リネアリス(ホソバヒャクニチソウ)、ジニア・プロフュージョン(エレガンスとリネアリスを交配した園芸品種)、ジニア・ハーゲアナ(メキシコヒャクニチソウ)などがあります。
ジニアの育て方
屋外の、日当たりと風通しの良い場所で育てます。土が乾いたらたっぷりと水やりしましょう。真夏の水やりは、朝または夕方以降の涼しい時間帯に行います。高温時の水やりは、蒸れの原因になるので避けましょう。
ジニアは猛暑に強いのですが、水やりを忘れてしまうと葉っぱが非常に見苦しいことになります。猛暑に強いのは、朝や晩にたっぷり水やりした場合のことです。水やりはしっかりと行いましょう。
うっかり水やりを忘れてぐったりさせてしまった時は、鉢植えの場合は日陰に移動させて水をたっぷりあげて休ませ、回復したら日なたに戻しましょう。地植えの場合は日が陰ってから水をたっぷり与えましょう。うだるような暑さの中で水を与えてしまうとゆだってしまい、余計に株を弱らせてしまうので注意してください。
一日水やりを忘れたくらいでは枯れたりしません。いったん見苦しい草姿になりますが、復活するのであきらめずに日陰でたっぷり水をあげてくださいね。
日があまり当たらない場所で育てると「うどんこ病」が発生しやすくなります。うどんこ病になると、葉が白い粉をふいたようになって株が育たなくなります。よく観察して、うどんこ病が出た場合にはその葉を取り除き、早めに殺菌剤をスプレーするなど対処しましょう。
肥料は、植え付け時に緩効性の肥料を元肥として施します。春から秋まで次々と花を咲かせる植物なので、定期的に追肥することをおすすめします。
ジニアの植え替え
ジニアは根をあまりいじらないで植え替えしましょう。
寄せ植え、ハンギングバスケット、花壇植えなど様々な植え方ができます。隣の株と重なり合ったところが蒸れやすいので、蒸れて腐ってしまったところはカットして新しい芽を伸ばしましょう。
夏の草花と一緒に植えると、元気一杯の華やかな寄せ植えができます。
日の当たる花壇に植えるとのびのびと育ち、華やかな花を次々と咲かせます。
ジニアの花がらの取り方
ジニアの花は、鮮やかな色があせてきたり、真ん中の部分が茶色く変わってしまったら取ります。カットする際は、手では取りにくいので必ずハサミで切ります。
真ん中の部分がオレンジ色の花と、茶色の花があるのがわかりますよね。花が美しくない状態になったらカットして次の花に栄養をまわしてあげましょう。
ジニアは、咲いている花の真下からは新しい芽が出ない性質があります。咲いている花の下の茎をたどっていくと、1~2節下の両脇から新芽が出ている部分があるので、その上でカットするようにしましょう。写真のジニアの場合は、黄色い矢印が指している場所で切ります。咲き終わった花をカットすると、新芽が勢いよく生長します。
ジニアのまとめ
ジニアの育て方のポイントは5つです。この5つのポイントをおさえて、お気に入りのジニアを育ててみてくださいね。上手に育てると、晩秋までたっぷり楽しめます。
- 日の当たる風通しの良い場所で育てる。
- 毎日、朝か夕方以降(真夏は両方でも)に水やりをする。
- 定期的に追肥をする。
- 植え替えの時に根はあまりいじらない。
- 花がらをとる。
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