球根を鉢に植えっぱなしでかわいく咲かせよう!/ムスカリ・スイセン・スパニッシュブルーベル

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戸松敦子

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ムスカリ、スイセン、スパニッシュブルーベルの球根を鉢に植えっぱなしで翌年も楽しむ方法を紹介します。秋に植えた球根が寒い冬を超えて春に芽を出し、花が咲く姿を見るとものすごいパワーをもらえますよ!鉢に植えるので場所もとらず庭のちょっとしたスペースやベランダなどで気軽に楽しめておすすめです。

目次

球根を鉢に植えっぱなしで楽しもう!スイセン編

スイセンは早春に花を咲かせる春を告げる球根植物のひとつです。日なたと水はけのよい用土を好みます。球根の植え付け適期は10~12月。花の色は白や黄色、オレンジ色などがあります。草丈は15~40㎝くらいです。今回は草丈が低めの黄色いスイセンを11月の初め頃に植えました。

スイセンは早春に花を咲かせる春を告げる球根植物のひとつです。日なたと水はけのよい用土を好みます。球根の植え付け適期は10~12月。花の色は白や黄色、オレンジ色などがあります。草丈は15~40㎝くらいです。今回は草丈が低めの黄色いスイセンを11月の初め頃に植えました。

 

スイセンの球根はこんな形をしています。球根のサイズは種類によっても違いますが、今回植えたサイズは直径3~4㎝ほどです。

スイセンの球根はこんな形をしています。球根のサイズは種類によっても違いますが、今回植えたサイズは直径3~4㎝ほどです。

 

球根の植え方を紹介します。  まず、好みの鉢の底に鉢底ネットを敷き、鉢底石を鉢の底が隠れる程度入れます。

球根の植え方を紹介します。

まず、好みの鉢の底に鉢底ネットを敷き、鉢底石を鉢の底が隠れる程度入れます。

 

その上に草花用の培養土を入れます。水やりする時のウォータースペースを1~2㎝残しましょう。

その上に草花用の培養土を入れます。水やりする時のウォータースペースを1~2㎝残しましょう。

 

スイセンの球根をとんがっている部分を上にしてスペースいっぱいに隙間なく配置し、球根が半分くらい土に隠れるように植えます。球根を植える時に通常は少し間隔をあけますが、鉢に植える場合は間隔をあけずに植えると豪華に咲かせることができます。また、スイセンの球根を地植えにする際は普通6~10㎝ほどの深さに植えますが、鉢に植える場合は球根が半分ほど見えている状態に植えても問題なく育ちます。

スイセンの球根をとんがっている部分を上にしてスペースいっぱいに隙間なく配置し、球根が半分くらい土に隠れるように植えます。球根を植える時に通常は少し間隔をあけますが、鉢に植える場合は間隔をあけずに植えると豪華に咲かせることができます。また、スイセンの球根を地植えにする際は普通6~10㎝ほどの深さに植えますが、鉢に植える場合は球根が半分ほど見えている状態に植えても問題なく育ちます。

 

球根の隙間に培養土を足して完成です。さらにウッドチップを置くとオシャレに飾れます。

球根の隙間に培養土を足して完成です。さらにウッドチップを置くとオシャレに飾れます。

 

植え付け後、たっぷり水やりをして屋外の日なたで育てました。土が乾いたのを確認してから水やりをする作業を続けていたところ、2月末現在、芽が出てきました。3月には鉢いっぱいに豪華にスイセンの花が咲く予定です。

植え付け後、たっぷり水やりをして屋外の日なたで育てました。土が乾いたのを確認してから水やりをする作業を続けていたところ、2月末になると芽が出てきました。

 

3月初めには、葉がたくさん増えて黄色い蕾もふくらんできました。もうすぐ鉢いっぱいに豪華にスイセンの花が咲きそうです。

3月初めには、葉がたくさん増えて黄色い蕾もふくらんできました。

 

その後まもなく、スイセンの花が器いっぱいに次々と咲きました。

その後まもなく、スイセンが器いっぱいに次々と咲きました。

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球根を鉢に植えっぱなしで楽しもう!ムスカリ&セダム

ムスカリは3~5月中旬頃に丸い壺形の小花がブドウの房のように密集して咲くかわいい花が人気の球根です。花色は青紫、水色、ピンク、白などがあります。草丈は15~20㎝くらいです。日なたから半日陰、水はけのよい用土を好みます。球根の植え付け適期は10~12月くらいです。11月初めに2種類のムスカリとセダムを一緒に植えました。

ムスカリは3~5月中旬頃に丸い壺形の小花がブドウの房のように密集して咲くかわいい花が人気の球根です。花色は青紫、水色、ピンク、白などがあります。草丈は15~20㎝くらいです。日なたから半日陰、水はけのよい用土を好みます。球根の植え付け適期は10~12月くらいです。11月初めに2種類のムスカリとセダムを一緒に植えました。

 

ムスカリの球根はこんな形をしています。スイセンの球根より小さく、直径1.5~2㎝くらいの大きさです。根っこが出ている部分を下にして植えます。

ムスカリの球根はこんな形をしています。スイセンの球根より小さく、直径1.5~2㎝くらいの大きさです。根っこが出ている部分を下にして植えます。

 

一緒に植えるセダムも2種類用意しました。セダムと球根を一緒の器に植えておくと、球根の芽が出てくるまではセダムを育てて楽しむことができるのでおすすめです。

一緒に植えるセダムも2種類用意しました。セダムと球根を一緒の器に植えておくと、球根の芽が出てくるまではセダムを育てて楽しむことができるのでおすすめです。

 

植え方を紹介します。  今回はアイアン製の器を使うので、土がこぼれ出ないように器の上に麻布と不織布を敷き、草花用培養土を入れて植えていきます。

植え方を紹介します。

今回はアイアン製の器を使うので、土がこぼれ出ないように器の上に麻布と不織布を敷き、草花用培養土を入れて植えていきます。

 

土の上にムスカリの球根2種類をランダムに配置し、球根が土から少し顔を出すくらいに植えます。

土の上にムスカリの球根2種類をランダムに配置し、球根が土から少し顔を出すくらいに植えます。

 

セダムを株分けしていくつかの小さな株をつくり、ムスカリの球根の間に植えていきます。指で土に小さな穴を掘ってセダムを植えると植えやすいです。セダムは根が切れてしまっても土に植えておけば根付くので、初心者でも安心して簡単に株分けできます。

セダムを株分けしていくつかの小さな株をつくり、ムスカリの球根の間に植えていきます。指で土に小さな穴を掘ってセダムを植えると植えやすいです。セダムは根が切れてしまっても土に植えておけば根付くので、初心者でも安心して簡単に株分けできます。

 

セダムの株元に少し土を足し、完成です。器の周りにココヤシファイバーをふんわり置くとオシャレに飾れます。

セダムの株元に少し土を足し、完成です。器の周りにココヤシファイバーをふんわり置くとオシャレに飾れます。

 

植え付け後、たっぷり水やりをして屋外の日なたで育てました。土が乾いたのを確認してから水やりをする作業を続けていくと、3月末には写真のようにかわいいムスカリが器いっぱいに咲きました。

植え付け後、たっぷり水やりをして屋外の日なたで育てました。土が乾いたのを確認してから水やりをする作業を続けていくと、3月末には写真のようにかわいいムスカリが器いっぱいに咲きました。

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球根を鉢に植えっぱなしで楽しもう!ムスカリ&スパニッシュブルーベル編

スパニッシュブルーベル(シラー)は4~5月頃につり鐘状(ベル型)の花を咲かせる人気の球根です。花の色は青紫、白、ピンクの3色があります。草丈は20~30㎝くらいです。日なたから半日陰、水はけのよい用土を好みます。球根の植え付け適期は10~11月くらいです。11月初めに白のムスカリとスパニッシュブルーベルを一緒の鉢に植えました。

スパニッシュブルーベル(シラー)は4~5月頃につり鐘状(ベル型)の花を咲かせる人気の球根です。花の色は青紫、白、ピンクの3色があります。草丈は20~30㎝くらいです。日なたから半日陰、水はけのよい用土を好みます。球根の植え付け適期は10~11月くらいです。11月初めに白のムスカリとスパニッシュブルーベルを一緒の鉢に植えました。

 

スパニッシュブルーベルの球根はこんな形をしています。スイセンの球根より小さく、ムスカリの球根よりは大きく、直径2㎝くらいの大きさです。

スパニッシュブルーベルの球根はこんな形をしています。スイセンの球根より小さく、ムスカリの球根よりは大きく、直径2㎝くらいの大きさです。

 

植え付け後、たっぷり水やりをして屋外の日なたで育てました。土が乾いたのを確認してから水やりをする作業を続けていくと、2月末にスパニッシュブルーベルのかわいい芽が出てきました。

植え付け後、たっぷり水やりをして屋外の日なたで育てました。土が乾いたのを確認してから水やりをする作業を続けていくと、2月末にスパニッシュブルーベルのかわいい芽が出てきました。

 

この写真は、その後の3月中旬の様子です。ムスカリのかわいい花が出てきています。

この写真は、その後の3月中旬の様子です。ムスカリのかわいい花が出てきています。

 

そして4月初めには、ムスカリがこんなにのびやかに生長しました。

そして4月初めには、ムスカリがこんなにのびやかに生長しました。

 

4月中旬には、スパニッシュブルーベルの花もきれいに咲きました。

4月中旬には、スパニッシュブルーベルの花もきれいに咲きました。

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球根を鉢に植えっぱなしで楽しもう!その後の管理

花が咲き終わったら、根元から花茎をカットして葉は残します。花後のお礼肥として肥料を適量あげ、葉が緑色をしている間は土が乾いたら水やりをする作業を続けましょう。葉が黄色くなってきたら水やりをストップして地上部をカットし、半日陰で雨があたらず風通しがよい軒下などに置いておきます。  そのまま夏を超え、10月頃から少しずつ水やりを始め、球根にゆっくり水分を吸収させていきます。気付かないうちに雨水がうっすらあたっている場合は、水をあげ始めなくても芽を出すことがあります。  スイセン、ムスカリ、スパニッシュブルーベルはすべて鉢に数年植えっぱなしで楽しめますが、球根がきゅうくつすぎて花が咲きにくくなったと感じるようになったら植え替えしましょう!  植えっぱなしで元気に育つ球根を鉢に植えて育てると、小さな春の訪れや、寒い冬を超えて春に花を咲かせる球根のパワーを感じることができてとてもおすすめです。

花が咲き終わったら、根元から花茎をカットして葉は残します。花後のお礼肥として肥料を適量あげ、葉が緑色をしている間は土が乾いたら水やりをする作業を続けましょう。葉が黄色くなってきたら水やりをストップして地上部をカットし、半日陰で雨があたらず風通しがよい軒下などに置いておきます。

そのまま夏を超え、10月頃から少しずつ水やりを始め、球根にゆっくり水分を吸収させていきます。気付かないうちに雨水がうっすらあたっている場合は、水をあげ始めなくても芽を出すことがあります。

スイセン、ムスカリ、スパニッシュブルーベルはすべて鉢に数年植えっぱなしで楽しめますが、球根がきゅうくつすぎて花が咲きにくくなったと感じるようになったら植え替えしましょう!

植えっぱなしで元気に育つ球根を鉢に植えて育てると、小さな春の訪れや、寒い冬を超えて春に花を咲かせる球根のパワーを感じることができてとてもおすすめです。

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戸松敦子

グリーンアドバイザー、ハンギングバスケットマスター、野菜ソムリエ、家庭菜園検定2級。園芸業界で植物全般を幅広く学び経験してきました。LOVEGREEN編集部では主に寄せ植えやリース作り、ボタニカルピープルなどの取材を担当。人が植物と心地良く暮らし、その幸せの連鎖が世界中に広がっていくことを願います。趣味はママさんサッカー。都大会優勝を目指して日々練習しています。

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