ラッキョウとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

  • らっきょう
植物名
ラッキョウ
学名

Allium chinense

英名
Rakkyo
別名・流通名
オオニラ
科名
ヒガンバナ科(ユリ科)
属名
ネギ属
原産地
中国

ラッキョウの特徴

ラッキョウは、日本で10世紀頃から栽培されていた歴史ある野菜です。秋に芽吹き、分球しながら生育し、その後越冬。再び春に分球しながら株を大きく生長させます。

ラッキョウは花は咲きますが、種子は作らずに鱗茎で繁殖します。夏の暑さに弱いため、鱗茎の状態で夏の休眠期を過ごします。

ラッキョウは中国原産の野菜で、辛みを持つ代表的な五大野菜「五辛(ごしん)」の一つです。ラッキョウの他に、ネギ、ニンニク、ノビル、ニラがあります。

ラッキョウの詳細情報

園芸分類 野菜
草丈・樹高 40cm前後
耐寒性 やや強い
耐暑性 弱い
耐陰性 やや弱い
花色 紫色

ラッキョウの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
収穫

ラッキョウの栽培環境

日当たり・置き場所

ラッキョウは日当たりと風通しの良い場所で育てましょう。

温度

ラッキョウの生育適温は18~22℃です。暑さに弱い性質があります。

用土

プランター栽培のラッキョウは、野菜用の培養土で育てましょう。
畑栽培のラッキョウは、堆肥や元肥を入れる2週間前位には石灰を入れ耕しましょう。その後堆肥と元肥を入れ土になじませましょう。ラッキョウは通気性の良い土を好みます。

ラッキョウの育て方のポイント

水やり

乾燥したらたっぷり水を与えましょう。

肥料

追肥は春と秋の2回、土寄せのタイミングで与えます。

病害虫

害虫は、ネギアブラムシに食害されます。病気は、特に5月上旬ころさび病に注意しましょう。

ラッキョウの詳しい育て方

選び方

表面に傷がなく、しっかりしたものを選びましょう。

植え付け

8月下旬から9月中旬にかけて種球を植え付けます。条間を30cm程とり、株間10cm程で1~2球ずつ、土を10cm位の深さに掘り植え付けていきます。

ラッキョウの花は紫色でニラの花に似た形をしています。

収穫

地上部の葉が枯れ始めた頃収穫時期に入ります。
ラッキョウは、5月頃に収穫する早堀、6~7月に収穫する普通収穫、次年度の6~7月に収穫する2年掘りなどの収穫段階があります。

1年目に収穫せず、2年目に鱗茎部分を掘り上げると、1年目と比べて2~3倍の量のラッキョウが収穫できるようです。

ちなみに、若採りの葉付きラッキョウはエシャレットといって、葉が枯れてしまう前の段階で収穫します。

土寄せ

ラッキョウは根が生長するにつれ、地面から押し出されてきます。下記のタイミングで根元に光が当たらないよう土を寄せることによって、白いラッキョウになります。

1回目

芽が出たとき

2回目

草丈が10cm位の頃

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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