ササユリ(笹百合)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑

  • canva 笹百合 ササユリ
  • ササユリ(笹百合)の花言葉や種類、特徴をご紹介!ササユリ(笹百合)は、日本原産のユリ。淡いピンク色の美しい花を横向きに咲かせます。栽培が難しく、自生地では保護活動も行われています。
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植物名
ササユリ(笹百合)
学名

Lilium japonicum

英名
Bamboo lily
和名
笹百合
科名
ユリ科
属名
ユリ属
原産地
日本

ササユリ(笹百合)の特徴

ササユリ(笹百合)は、本州中部、四国、九州に自生する日本固有種のユリで、葉が笹の葉に似ているのが名前の由来です。6月~7月、白地に淡いピンクを帯びた花が少しうつむきがちに開花し、花には甘い香りがあります。1本の茎に1~5個程度の花がつき、群生する様子は目を見張るものがあります。

ササユリ(笹百合)は種子で繁殖し、種が球根となり開花するまでには最低でも6~7年かかると言われています。乱獲や森から木を伐り出すことが少なくなり、ササユリ(笹百合)が好む地面の日当たり環境と異なってきたことにより、各地の自生種が減少傾向にあります。自生地の各都道府県では絶滅の危惧のあるレッドデータリストに載っている地域もあり、保護活動も盛んに行われています。

ササユリ(笹百合)の詳細情報

園芸分類 球根
草丈・樹高 50~100cm
耐寒性 強い
耐暑性 普通
花色 ピンク、白
開花時期 6月~7月

ササユリ(笹百合)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花

ササユリ(笹百合)の栽培環境

日当たり・置き場所

風通しの良い明るめの半日陰程度の環境が適しています。日が当たりすぎても足りなくても開花や花数に影響します。特に真夏は涼しい場所で管理し、強い日差しが長時間当たることを避けるようにします。

用土

水はけの良い肥沃な土を好みます。山野草の土などを利用してもよいでしょう。

ササユリ(笹百合)の育て方のポイント

水やり

地植えは、植え付け直後以外は水やりの必要はありません。

鉢の表面の土が乾いたタイミングで、たっぷりと水やりを続けましょう。

肥料

過肥の必要はありません。地上部に葉がある間、月2回程度、1000倍~2000倍程度に薄めた液体肥料を施します。(それぞれの肥料の規定に沿って薄めてください)

ササユリ(笹百合)の詳しい育て方

選び方

球根の流通はほとんどなく、苗として山野草コーナーなどで販売されていることが多いようです。葉の色がきれいでつぼみが上がっている苗を選びましょう。

植え替え・鉢替え

鉢植えは、1年に一度植え替えを行いましょう。植え替えは、10月後半~11月頃の葉が枯れてきた時期が適時です。茎を地際で切り、連作障害と病気予防のため、新しい土を使用して植え替えます。鉢は深めのものを使用しましょう。

6月~7月に開花します。終わった花は早めに切り取りましょう。

冬越し

冬は地上部分がなくなりますが、鉢植えの水やりは土が乾いたタイミングで与えましょう。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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