【秋冬は蕾を、春は花を楽しむ】寒さに強いスキミア
とまつあつこ
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スキミア
トゥデイズプランツ、今回ご紹介するのは「スキミア」。ミカン科の耐寒性常緑低木です。
スキミアは、秋にぷちぷちした蕾をたくさんつけ、3月頃に小さな白い花を次々咲かせます。花は甘い香りがします。
蕾は赤やグリーンなどがあるのですが、赤い蕾と緑色の葉の組み合わせがクリスマスカラーであることから、海外ではクリスマスシーズンのガーデン植物として人気があります。日本では、赤い蕾や和の雰囲気にも合う姿からお正月用の寄せ植えやハンギングバスケットにもよく用いられます。
蕾の時から開花までが長いので、秋から春まで長い期間楽しめます。葉にクリーム色の縁取りが入っている品種なども流通しています。
スキミアは、地植えにすると1mくらいまで生長します。小さな花が集合して咲くので、それほど目立つ花ではありませんが、生花としても人気があります。生花としては、花が咲く前の赤やグリーンの蕾の状態の時に出回っています。スキミアを育てたら、庭からさっと切ってきて部屋に飾れるので素敵ですね。
スキミアは、半日陰や木漏れ日のような光が当たる場所を好みます。真夏の強い日差しが苦手なので、鉢植えの場合は真夏になったら鉢を直射日光が当たらない半日陰などに移動させましょう。
また、スキミアは生長がゆっくりなので樹形が乱れることが少ない木です。特別に剪定しなくても、混みあった枝などを切る程度で十分です。水が多すぎると根腐れするので乾かし気味に育てます。肥料もそれほど必要としません。寒さには強いため、真夏の置き場所だけ注意すれば基本的に育てやすく丈夫な植物です。
写真は、スキミアに秋から春まで咲くハボタンとビオラを合わせ、カラーリーフの斑入りのヘーベをアクセントに加えています。しっとりした雰囲気に見えますが、春になるとスキミアの蕾が良い香りを漂わせながら少しずつ咲いて、ビオラもボリュームアップして咲き、にぎやかな寄せ植えに変わります。
蕾の時は実のような雰囲気で、花が咲くとまたイメージチェンジするスキミア。小さな蕾が一つ一つ咲いてくる姿を見ると毎年ワクワクしてしまいます。最近は様々な品種のスキミアが流通しているので、お気に入りのスキミアを探してみてくださいね。
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