カンパニュラ・メディウム｜初夏に咲く釣鐘型の花

カンパニュラ・メディウム

トゥデイズプランツ、今回ご紹介するのは「カンパニュラ・メディウム」。初夏に釣鐘の形をしたキュートな花を咲かせる、キキョウ科の耐寒性一年草・二年草です。

花径は5cmくらいで、草丈は30～100cm。花色はピンク、青紫、薄紫、白などがあります。釣鐘型の花は、ほとんどが横向きや上向きに咲きます。

カンパニュラとは、ラテン語で「釣鐘」を意味します。花の形が釣鐘に似ていることが名前の由来となっています。ヨーロッパでは古くから栽培されてきた花です。和名では風鈴草（フウリンソウ）と呼ばれています。

カンパニュラ・メディウムは日なたと水はけの良い場所を好み、日陰ではよく育ちません。寒さには強いのですが、涼しい気候を好むため、日本の夏の高温多湿の環境が苦手です。また、酸性土壌を好まない特徴があります。

鉢植えの場合は、市販の草花用の培養土を使えば問題ありません。地植えの場合は、市販の酸度測定液などで土の酸度をチェックをしてから植え付けると安心です。庭の土が酸性に傾いている場合は、事前に石灰を土に混ぜて耕し、酸度を調節しましょう。

▼カンパニュラの育て方や土の準備についてはこちら

カンパニュラ・メディウムは背が高くなるので、添え木をしてあげると風で倒れずに美しい花姿が楽しめます。

中心の太い茎から、細い花茎が出てたくさんの花が咲きます。花の形も色合いもふんわり優しい雰囲気ですが、満開になると庭の主役にふさわしい華やかさに魅了されます。

一見か弱そうにも見えますが、意外に丈夫なカンパニュラ・メディウム。切り花としても長持ちするのでさまざまな用途で重宝されています。

花言葉は「感謝」「誠実」。カンパニュラの花の形から教会の鐘をイメージして、教会での教えにちなむ花言葉が付けられたのではと言われています。

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グリーンアドバイザー、ハンギングバスケットマスター、野菜ソムリエ、家庭菜園検定２級。園芸業界で植物全般を幅広く学び経験してきました。LOVEGREEN編集部では主に寄せ植えやリース作り、ボタニカルピープルなどの取材を担当。人が植物と心地良く暮らし、その幸せの連鎖が世界中に広がっていくことを願います。趣味はママさんサッカー。都大会優勝を目指して日々練習しています。