ケール|アブラナ科のおしゃれな葉物野菜
とまつあつこ
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ケール
トゥデイズプランツ、今回ご紹介するのは「ケール」。ケールといえば、青汁やスムージーの材料としておなじみの野菜ですが、最近では、その葉の美しさから生花としてもブーケやアレンジメントの素材として使われています。
撮影協力/アグリス成城
ケールは、地中海沿岸が原産のアブラナ科の野菜です。キャベツの原型で、結球しないキャベツの一種。茎は直立し、そこに円形から長円形の葉を付けます。大きく育った葉を外側から順にかき取るようにして収穫するため、長い期間収穫できます。畑栽培でも、プランターでも育てられます。
ケールを使ったスムージー
ケールと言えば青汁やスムージーを思い浮かべるのですが、海外では日本でキャベツを使うようにサラダや煮込み料理、炒め物、パスタの材料などに使っているそうです。
ケールはβカロテン、ビタミンE、Cなど、抗酸化作用が強い栄養素を多く含み、その含有量は野菜の中ではトップクラス。そのため、動脈硬化や心筋梗塞などの予防にも役立つと言われる頼もしい野菜です。
そんな栄養豊富なケールを自分で育てて食べたいと思い、先月畑に植えました。今年は、フリルが可愛くて、苦味や青臭さが無く、生のままサラダで美味しく食べられる「カリーノケール・ミスタ」を育てています。
ケールはキャベツと同じアブラナ科の野菜なので、アオムシ、コナガ、ヨトウムシなどの虫が大好きな葉っぱです。そのままにしておくと、あっという間に卵を産み付けられて、気付いたときには虫に全部食べられてしまいます。
ちょうど植え付けていたときにもモンシロチョウが周りを飛んでいたので、急いで防虫ネットをかけました。トンネル栽培で育てていきます。
1週間に一度は必ず防虫ネットを開けてみて、虫がついていないかチェックしています。植え付けから1か月がたち、だいぶ生長しました。左上の株がケールです。隣にミニハクサイ、他にはスティックブロッコリーとカリフラワーが一緒に育っています。
葉の裏に虫の卵が付いていたり、アオムシがいないか、葉の裏を1枚1枚チェックします。真ん中の芯部にも虫が付きやすいのでよく観察して、見つけたらすぐに捕まえます。手袋をすると、卵も虫も気にならず、強気になれます。(笑)
防虫ネットをかけていて、週1でチェックしているのに、なぜか時々小さなアオムシがいることも。なので、ネットをかけたからといって収穫まで安心というわけではありません。できるだけ農薬無しで育てたいと思うので、毎週のチェックは欠かせない作業です。
ケールの葉の形は、丸くて縮れのないタイプ、細長いタイプ、パセリのように葉が縮れてカールしているタイプなど豊富です。色も、淡いグリーン、濃いグリーン、紫色など様々あります。最近では、その葉の形や色の美しさが注目され、寄せ植えや生花のアレンジメント、ブーケにも用いられています。畑で育てていても、その葉の美しさにいつも魅了されます。
もう少し生長したら外葉から収穫できるので、食べるのが楽しみです。
▼ケールの育て方はこちら
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