簡単で美味しい!フェンネルシードを使ったオートミールクッキーの作り方
とまつあつこ
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フェンネルシードを使った、簡単で美味しいオートミールクッキーの作り方をご紹介します。家庭菜園で育てたフェンネルに立派な花が咲いてタネが採れたので、オートミールクッキーのスパイスに使ってみました。フェンネルの育て方や料理などの使い方についてもお話しします。
目次
フェンネルとは
フェンネルは、セリ科の耐寒性多年草。やわらかい羽のような葉が細かく分かれ、折ると柑橘系のような甘くスパイシーな香りが立ちます。花や葉はマリネやピクルス、魚料理などにぴったり。タネはフェンネルシードと呼ばれ、パンやクッキーのスパイスに用いられます。消化促進のための生薬などに使われることもあります。
茎は直立して分枝し、草丈は1m以上にもなります。6月~8月頃には、セリ科独特の傘を開いたような小さな黄色い花を咲かせます。
花後にタネができ、フェンネルシードになります。
フェンネルの種類には、スイートフェンネル、フローレンスフェンネル、ブロンズフェンネルがあります。
スイートフェンネル
フェンネルの基本種。葉の香りが強く、香り付けや薬用などに幅広く使われます。
フローレンスフェンネル
株元が丸く肥大する特徴があり、その部分を食用とするため野菜として栽培されます。イタリアではフィノッキオと呼ばれ古くから親しまれています。
ブロンズフェンネル
葉が美しいブロンズ色になり、食用の他、庭のアクセントとして観賞用にも適しています。
フェンネルシードオートミールクッキーの作り方
今回は、家庭菜園で育てた未熟なタネを使いましたが、もちろん市販の乾燥しているフェンネルシードでも作れます。
材料(クッキー10枚分)
- フェンネルのタネ(フェンネルシード) 大さじ1くらい
- フェンネルの花 少々
- オートミール 100g
- 小麦粉 100g
- てんさい糖 100g
- 無塩バター 100g
- 卵 1個
- ベーキングパウダー 小さじ1/4
作り方
フェンネルのタネを茎からはずしておきます。
オーブンを180℃に予熱します。
室温に戻しておいた無塩バターにてんさい糖をよく混ぜて、とき卵を少しずつ加えて泡立て器を使って混ぜます。
小麦粉とベーキングパウダーを合わせて、ふるいにかけながら加えてゴムベラを使って手早く混ぜます。
小麦粉とベーキングパウダーがだいたい混ざったら、オートミールを加えて混ぜます。最後にフェンネルのタネをさっくりと混ぜます。
スプーンを使って10等分くらいに分け、クッキングペーパーを敷いた天板に間をあけて並べます。スプーンの背で平らにして形を整えましょう。真ん中にフェンネルの花を飾ってみました。
180℃のオーブンで15~16分くらい焼くと、こんな感じに仕上がります。
出来上がってすぐはしっとりしていますが、冷めて乾くとサクサクした食感で、美味しくてパクパク食べてしまいます。
未熟なタネを使ったせいか、フェンネルの香りはほのかに感じる程度でとても優しい味に仕上がりました。
フェンネルを育てよう♪
自分で育てると、小さなポット苗だったフェンネルがどんどん背を高く伸ばして、花が咲きそうなこんな姿も見ることができます。見つけたときは可愛くてちょっと感動してしまいます。
フェンネルは、丈夫で育てやすいハーブです。地植えでもプランターでも育てられるので、ぜひ育ててみてくださいね。ディルと姿形がよく似ていますが、香りがフェンネルの方が甘くてスパイシーです。フェンネルは多年草で、ディルは一年草という違いもあります。
番外編:オートミールクッキーのアレンジ
今回作ったオートミールクッキーは、フェンネル以外の具材でも作ることができます。チョコレート、ドライフルーツ、ナッツ類などを混ぜても美味しいです。
クランベリー50gとマカデミアナッツ50g、市販の乾燥フェンネルシード小さじ1/4を加えて、オートミールクッキーを作ってみました。
クランベリーとマカデミアナッツの味が強いので、ハーブが苦手な家族も喜んで食べていました。(^^)/
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