バプテシア(ムラサキセンダイハギ)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- バプテシア(ムラサキセンダイハギ)
- 学名
Baptisia
- 英名
- Blue false indigo
- 和名
- 紫先代萩
- 別名・流通名
- バプティシア
- 科名
- マメ科
- 属名
- ムラサキセンダイハギ属
- 原産地
- 北アメリカ
バプテシア(ムラサキセンダイハギ)の特徴
バプテシア(ムラサキセンダイハギ)は、北アメリカ原産のマメ科の宿根草で、初夏にルピナスに似た花が開花します。黄色い花のセンダイハギに似た紫の花を咲かせることが名前の由来です。基本種のムラサキセンダイハギの花色は青紫色ですが、近年、園芸品種が増え、花色が豊富です。
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ハギというと秋の花をイメージしますが、バプテシアの開花時期は晩春から初夏です。植え付けて数年して大株になると、たくさんの長い花穂を立ち上げ、見ごたえのある風景になります。
暑さ寒さに強く丈夫で植えっぱなしで管理でき、年々大株になる存在感がある宿根草で、広い庭や花壇に植えると効果を発揮します。葉の明るい緑色も初夏から夏の庭を明るくしてくれる存在になります。
バプテシア(ムラサキセンダイハギ)の詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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草丈・樹高 | 100~150cm |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
花色 | 青紫、紫、黄色、白、クリーム、ピンク、チョコレート(深紫) |
開花時期 | 5月~6月 |
バプテシア(ムラサキセンダイハギ)の種類
バプテシア・ダッチ チョコレート
チョコレート色の花でシックでおしゃれな雰囲気。
バプテシア・バニラクリーム
茎の色はダーク系、つぼみは黄色、開花するとバニラ色になる。基本種より背丈が低め。
バプテシア・ペンデュラ(アルバ)
白花で、花茎やガクの部分はシックなダークカラー。
バプテシア・ミッドナイト
基本種よりさらに深い紫色
バプテシア・ピンク トラッフルズ
グレイッシュな大人っぽいピンクの花。
バプテシア・ブルーベリーサンデー
ムラサキセンダイハギの選抜品種。花上がり、花つきが良く、ボリューム感がある。
バプテシア・カロライナ ムーンライト(カロリナ ムーンライト)
クリームイエローの花。花茎はグレイッシュな色。
バプテシア・トワイライトプレーリーブルース
濃い紫色と黄色のシックな複色。咲き進むと色が変化する。
バプテシア(ムラサキセンダイハギ)の育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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開花 | ||||||||||||
植え付け |
バプテシア(ムラサキセンダイハギ)の栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりと風通しが良い場所が適しています。
鉢植えで栽培することも可能ですが、背丈が高い草花なので、どちらかというと地植え向きです。
用土
さほど土を選びませんが、水はけが良い土が適しています。
鉢植えは、草花用の培養土で問題なく育ちます。
バプテシア(ムラサキセンダイハギ)の育て方のポイント
水やり
地植えは、根付いてからは水やりの必要はありません。
鉢植えは、鉢の表面の土が乾いたら鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水を与えましょう。
肥料
マメ科なので、草花が問題なく開花している土なら施す必要はありません。
鉢植えは、緩効性肥料を春の芽出し時と秋に一度施す程度でよいでしょう。
病害虫
目立った病害虫の害はありません。
バプテシア(ムラサキセンダイハギ)の詳しい育て方
選び方
茎がしっかりとした葉の色がきれいな苗を選びましょう。
基本種の青紫色をはじめ、豊富な花色があります。好みの品種を選びましょう。いずれも背丈が高くなる大型宿根草ですが、品種によって若干草丈が違うのでプランツタグで確認しましょう。
種まき
主に苗で流通していますが、種から育てることができます。種まきの時期は、温暖地は秋、寒冷地は春です。
植え付け
春と秋が植え付け適時ですが、真夏と霜が降りる時期以外なら植え付け可能です。
草丈、横幅とも大きく、植え付け数年後には大株になり、寿命の長い宿根草です。隣の植物との間隔は広く取りましょう。
直根性で大株になってからの移植は困難なので、植え付け場所はよく考えて決めましょう。
剪定・切り戻し
終わった花穂は摘み取り、すべての花が咲き終わったら軽めに剪定して株を整えます。
植え替え・鉢替え
鉢植えは、数年に一回、一回り大きな鉢に植え替えましょう。
花
初夏に開花します。花は下から上に向かって咲き進みます。種を採る目的がある以外は、頂点の花が咲き終わったら花茎をカットしましょう。
収穫
バプテシアは、切り花として楽しむことができます。
冬越し
冬前に株元で剪定しましょう。耐寒性が強いため、特別な冬越しの必要はありません。冬の間は地上部分からは姿を消しますが、春になると芽吹きます。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
株分けか実生で増やすことができます。