「苦土石灰」の使い方と使用量の目安、効果や成分とは?

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苦土石灰(くどせっかい)は土をアルカリ性に傾ける効果があるので、苦土石灰をうまく使えば植物はとても育ちやすくなります。

多くの植物は中性から弱アルカリ性の土を好みますが、日本では酸性雨の影響によって土は酸性に傾いてしまっています。苦土石灰の使い方と使用量の目安、効果や成分についてご紹介します。

目次

苦土石灰の成分

「苦土」はマグネシウム、「石灰」はカルシウムのことを指します。

苦土石灰とは、「ドロマイト」と呼ばれる岩石を使いやすいように粉状や粒状にした肥料です。炭酸カルシウムと酸化マグネシウムが主な成分です。

苦土石灰の効果

日本の土は、酸性雨の影響によって酸性に傾いていますが、多くの植物は中性からアルカリ性を好みます。苦土石灰は土をアルカリ性に傾ける効果があり、土に苦土石灰を混ぜることによって中性やアルカリ性にすることができます。  また、石灰には植物の根を強くする効果があり、苦土(マグネシウム)は葉の葉緑素を形成するときに必須の要素です。これが欠けると下葉から黄色くなって枯れていきます。

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日本の土は、酸性雨の影響によって酸性に傾いていますが、多くの植物は中性からアルカリ性を好みます。苦土石灰は土をアルカリ性に傾ける効果があり、土に苦土石灰を混ぜることによって中性やアルカリ性にすることができます。

また、石灰には植物の根を強くする効果があり、苦土(マグネシウム)は葉の葉緑素を形成するときに必須の要素です。これが欠けると下葉から黄色くなって枯れていきます。

苦土石灰の使用量の目安

苦土石灰は、一般的には1㎡に100g または 土1kgに1.5g 散布します。一般的には1㎡にひと握りくらいが目安として言われています。この分量で苦土石灰を撒くとpHが約0.5上がり、土が少しアルカリ性に傾きます。

しっかりと正確に苦土石灰を施す必要のある方は、市販の測定器などで土のpHを計測し、土の状態を見ながら足す量を調整してください。 

苦土石灰の使い方

適量の苦土石灰を土に撒いたら、まずは良く土と混ぜてください。粉状のものは、風で飛んでしまわないように注意しましょう。土に苦土石灰が均等に混ざったら植え付けができます。

苦土石灰は扱いやすく被害も出にくいですが、心配な方は苦土石灰を混ぜ、1週間経ってから肥料を混ぜ、もう1週間経ったら植え付けをしてください。

植え替え時や植え付け時以外にも、下葉が枯れてきた等で足りていないと感じたら、その都度土に苦土石灰を混ぜてください。

苦土石灰以外の土の酸度を調整する資材

苦土石灰以外にも土壌の酸性を矯正する資材があります。苦土石灰に比べて緩やかにアルカリ性に傾く特性があります。

有機石灰

有機石灰とは牡蠣殻や貝殻を焼いて粉砕したものです。苦土石灰と違い、効果が緩やかで、入れるタイミングを気にせず使用することができるため、家庭菜園初心者の方におすすめな酸度調整資材です。

もみ殻くん炭

もみ殻くん炭は、もみ殻をいぶして炭化させたものです。アルカリ性をもっているので各種石灰や有機石灰と同じように酸性土壌を矯正することができます。

土壌改良材としても使用されるので酸性に傾いた土壌を矯正するだけでなく、通気性や排水性を向上させる一石二鳥の植物質堆肥です。

 

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