花持ち抜群！宿根フロックス・グリーンレディ

宿根フロックス・グリーンレディは、初夏から秋にかけて緑色の花が長期間開花する宿根フロックスPhlox paniculataの改良品種。正確には、緑色の部分は花でなくガクで、「ガク咲き」と呼ばれています。グリーン色の花は、花と葉の中間的な存在で重宝しています。

暑さ、寒さの両方に強く、とても丈夫。育て方は通常の宿根フロックスと同じ扱いです。

▼宿根フロックスの植物図鑑

ガク咲きなので、花持ちが抜群。写真の花は、真夏から今日までずっと咲いている状態です。ただ、今年はあまりにも日差しが強かったので、葉焼けが……　

こうした夏がこれからずっと続くのでしょうか。正午でも30℃くらいだった昭和の夏が懐かしい今日この頃です。

我が家では花壇に一株植えていますが、今年は、その一輪から白い小花が咲きました。小さくてかわいらしい花です。花は必ず咲くわけではなく、ごくたまに開花し、花色は白のほかピンクが咲くこともあるようです。

よく見ると中心がほんのりピンク色に染まっています。

地植えにすれば、ほぼ放任で育ちます。やることと言えば、晩秋に地際で茎を切り戻すことくらい。強風や台風などで花茎が倒れるのを防止するために、フラワー支柱はおすすめです。

最近は、切り花としても流通しているのを見かけます。草丈が80～100cmあるので、コンパクトなサイズから大きめな花あしらいにも使えます。

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フラワーコーディネーター、フォトグラファー、ライター。 2022年6月、日東書院本社より「植物のきもち ~がんばりすぎないガーデニング」出版。 ギフトや装花などのフラワーコーディネート、自身でコーディネートした作品の撮影、雑誌や会員情報誌への提案など幅広く活動中。現在は植物に関する記事の執筆にも携わる。庭仕事はライフワーク。映画「余命1ヶ月の花嫁」ブーケ製作。