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クサイチゴとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

  • クサイチゴ
  • バラ科の果実が実る野草3種クサイチゴ
  • クサイチゴ
植物名
クサイチゴ
学名

Rubus hirsutus

和名
草苺
科名
バラ科
属名
キイチゴ属
原産地
日本、朝鮮半島、中国

クサイチゴの特徴

クサイチゴは、バラ科キイチゴ属の落葉低木です。日本在来種の野生のキイチゴで、本州から九州まで自生しています。クサイチゴは、低木といっても樹高20~50cm程度ととても小さく草本類のような趣きがあり、名前の由来も草のように見えることにちなみます。

クサイチゴの繁殖方法は、栄養繁殖といって種子から発芽して増えるだけでなく地下茎でも広がって増えるのが特徴で、山野の明るい半日陰や草地で群生している姿を見かけます。全体に細かいトゲがあり、花の近くは3枚葉、他の枝は羽状複葉といって、枝の両側に小葉を展開する鳥の羽のようなフォルムをしています。3月~5月に5枚の花びらの白い花を咲かせ、5月~6月に真赤に熟す果実は甘く、生食できます。小さなつぶつぶとした実をボールのように集合させた果実の中に小さな種がたくさん入っていて、口に入れるとプチプチとした食感を楽しめます。

クサイチゴの詳細情報

園芸分類 庭木
草丈・樹高 20~50cm
耐寒性 普通
耐暑性 普通
花色 白色
開花時期 3月~5月

キイチゴとは

キイチゴとは、漢字で書くと「木苺」の名前の通り、木に実るイチゴのことです。私たちが日頃イチゴと呼んで食用にしているものはは、オランダイチゴという種類で草に実ります。

キイチゴは、バラ科キイチゴ属のグループで、北半球の温帯を中心に世界中に分布しています。ブラックベリーやラズベリーのような栽培種から、クサイチゴのような野生種まですべてをキイチゴと呼びます。日本で普通に見られる野生のキイチゴには、クサイチゴの他に、ナワシロイチゴやモミジイチゴ、エビガライチゴなどがあります。

果実がよく似ているヘビイチゴは、木ではなく多年草なので、キイチゴの仲間ではありません。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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