たんぽぽの綿毛のリースの作り方|コツや飾り方、摘むタイミングも解説
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たんぽぽの綿毛でリースを作ってみましょう。簡単な作り方と、コツや摘むタイミング、飾り方を紹介します。
目次
たんぽぽの綿毛リースの作り方
ふわふわのたんぽぽの綿毛でリースを作りましょう。風で飛んで行ってしまうはかない綿毛をお家で楽しめる、とっておきのリースです。
用意するもの
- ・たんぽぽの綿毛のつぼみ
- ・リースベース
- ・接着剤(ボンドやグルーガン)
※今回は、直径10cmのリースベースに、18個の綿毛のつぼみを使用
作り方
1. リースベースを用意する
2. たんぽぽの綿毛のつぼみの茎を切り落とす
3. リースベースに外向き、内向きに交互に綿毛のつぼみを配置していく。この時、綿毛が開いたときの大きさ(直径)を想像しながら、しっかり間隔を取るようにすると出来上がりがきれいになる
4. 配置が決まったら、接着剤で止めていく
5. 風のない静かな空間に置き、綿毛が開くまで待つ
6. すべての綿毛が開いたら、固めるためにドライフラワー用スプレーや、ハードタイプのヘアスプレーなどをかけて、たんぽぽの綿毛のリースの出来上がり
ふわふわとかわいいリースが出来上がりました。コットンのようにふわふわだけど、透けるような軽やかさ。白というより生成り色に近いナチュラルな色は、見ているだけでほっとするような優しく温かい雰囲気です。
たんぽぽの綿毛リースの作り方のコツ
たんぽぽの綿毛リースの作り方のコツは、綿毛のつぼみで作るということ。まん丸に開いた綿毛は、風で飛ばされやすいので、まだ開く前の綿毛のつぼみをで作れば失敗しません。
綿毛の茎を切る
たんぽぽの綿毛の茎は乾燥するとふにゃふにゃになってしまうので、茎は切り落として、リースベースに接着しましょう。こうすることで、余計な高さが出ることもなく、きれいに仕上がります。
開いた綿毛の直径を予想するコツ
たんぽぽの綿毛が開いたときの直径を想像しながら間隔を取る……というのは、ちょっと難易度が高いかもしれませんが、目安さえわかればとっても簡単。開いた綿毛の直径を予想する目安は「綿毛のつぼみの長さ × 2倍」です。綿毛のつぼみは、360℃に開くので、接着した場所から綿毛のつぼみの長さ × 2倍に広がります。
このコツさえわかっていれば、開いた綿毛の大きさの予想ができ、ためらいなくリースに綿毛のつぼみを配置できます。
交互に配置する意味
たんぽぽの綿毛のつぼみを、リースベースに外向きと内向きの交互に配置する意味は、立体感を出すためです。だから、リースベースの真ん中にぐるっと1列に配置しても何の問題もありません。ただし、リースベースは丸見えだし、ちょっと単調な印象になってしまいます。
せっかく作って飾るのですから、立体感のあるリースにしませんか。外周も内周もしっかりとふわふわの綿毛で埋めて、どこから見ても優しく柔らかい印象のリースを作りましょう。
たんぽぽの綿毛を摘むタイミング
たんぽぽの綿毛は、開いたものを摘みとろうとしても、すぐに崩れてしまうので、持ち帰るのは至難の業です。開く前のつぼみの状態で摘み取って、自宅で開かせるのがコツ。つぼみの状態のほうが、作業もしやすくなるというメリットもあります。
摘み取るタイミングは、開く直前がベスト。見極め方法は、先端から少し綿毛が見えている状態です。先端から綿毛が見えているつぼみは、あと1日もかからずに開くので、自宅でリースベースに貼り付けて、翌日から2日目くらいには、まん丸ふわふわのたんぽぽの綿毛のリースを楽しめます
注意すること
たんぽぽは、野草や雑草と呼ばれる植物です。そうはいっても生えている土地には、所有者が存在します。私有地に生えているものを許可なく摘むのはいけないこと。摘んでも良い場所かどうかを見極めて、あるいはちゃんと許可を取って楽しむようにしましょう。
たんぽぽの綿毛リースの飾り方
たんぽぽの綿毛は、スプレーで固めても壊れやすいもの。湿気に弱いという弱点もあります。飾るなら、湿気の多い場所や強い風が当たるような場所は避けてください。例えば、エアコンの風が直接当たるような場所や、窓の近く、浴室や洗面所のような湿気がこもりやすい場所はおすすめできません。もともと色がないので、直射日光が当たっても褪色の心配はないというのが、他のドライフラワーと違って扱いやすい点です。
リビングや廊下、玄関などの壁にかけたり、お皿の上に乗せてテーブルリースのようにして飾るとよいでしょう。テーブルリースにして飾るなら、中心にキャンドルホルダーを設置して、ふわふわの綿毛の中心で燃える、キャンドルの暖かな灯りを眺めてみるのも素敵な楽しみ方です。
たんぽぽの綿毛とは?
たんぽぽの綿毛とは、たんぽぽの種です。たんぽぽは、花が咲き終わると花を閉じて、もう一度つぼみのような状態になります。種が熟すと再度つぼみが開き、綿毛を飛ばして、遠く離れた場所に種を飛ばします。綿毛の下に付いている茶色い部分がたんぽぽの種で、綿毛はパラシュートのような役割を果たしています。
さらに詳しく説明すると、たんぽぽの黄色い花は、花びらのように見えるもの1つ1つが花で、それぞれおしべとめしべを持っています。この小さな花1つ1つが何十個もの種を作るので、あのまん丸な綿毛ができるという仕組みです。
たんぽぽの綿毛のリースを作ることができるのは、春から初夏にかけてのひと時だけ。お散歩が楽しいこの時期に、綿毛を摘んでリースにしてみませんか?
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