タンポポの季節!タンポポの花の仕組み、綿毛や葉茎の特徴、種類と見分け方

山田智美

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タンポポについてどれくらいご存知ですか。普段何気なく眺めているような身近なタンポポについて、花の咲く季節、花の仕組み、綿毛の特徴、葉や茎の特徴、タンポポの種類、食べられるかどうかなど。タンポポについて詳しくご説明します。

目次

タンポポとは?タンポポ基本情報

タンポポとは?タンポポ基本情報

  • 学名:Taraxacum
  • 英名:dandelion
  • 科名、属名:キク科タンポポ属
  • 分類:多年草

タンポポの特徴

タンポポは黄色い花を咲かせるキク科の多年草です。春になると道端、空地、公園、お庭、アスファルトの割れ目まで、あらゆるところで見かけます。草丈は3㎝くらいから10㎝を超えるものまで、個体差があります。

タンポポの葉は地面に平たく、ロゼットと呼ばれるバラの花の形のような、放射状に広がります。ギザギザとした切れ込みの入った葉の中心から花茎を伸ばし、花を咲かせます。葉は冬の間もグリーンを絶やさず、静かに春の到来を待っています。

タンポポの花は1本の花茎に1つしか咲きません。タンポポによく似た花との見分け方として、1本の花茎から花がいくつも咲いていたらタンポポではないということがわかります。

タンポポから出る白い液体とは?

タンポポを摘むと出てくる白い液体は乳液と呼ばれるもので、ゴムの成分が含まれています。乳液を触ると指がベタベタしたり、服に付くと取れなくなったりするのはゴムのためです。

タンポポの乳液は葉や茎など、タンポポの株全体に流れています。この乳液は、タンポポが虫たちから自分を食べられないようにする役割を果たしています。

たんぽぽ(蒲公英)

  • たんぽぽ(蒲公英)は、日本中に自生するキク科タンポポ属の総称です。黄色の可愛らしいたんぽぽ(蒲公英)の花は、春の訪れを知らせてくれます。道路の脇、アスファルトの裂け目、公園や野原、様々な場所に自生する非常に強健な多年草です。 開花期は春ですが、四季を通して咲いているのを見かけます。希少種として白花種もあります。他にも園芸品種に、クレピス(モモイロタンポポ)というピンク色のたんぽぽ(蒲公英)もあります。 たんぽぽ(蒲公英)の種子である綿毛は、雨の日は閉じてしまいます。これは綿毛を濡らさないようにし、晴れた日により遠くに飛ばすためです。

 

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タンポポの花の咲く季節と特徴

タンポポの花の咲く季節 タンポポの花の咲く季節は春から秋です。タンポポの花は、3月くらいから咲き始め、夏の暑い時期は休み、秋にまた咲きます。冬でも日当たりの良い場所などで花が咲いているのを見かけることがありますが、多くのタンポポはグリーンの葉を広げ、静かに越冬します。

タンポポの花の咲く季節

タンポポの花の咲く季節は春から秋です。タンポポの花は、3月くらいから咲き始め、夏の暑い時期は休み、秋にまた咲きます。冬でも日当たりの良い場所などで花が咲いているのを見かけることがありますが、多くのタンポポはグリーンの葉を広げ、静かに越冬します。

タンポポの花の特徴

タンポポの花の特徴は明るさに反応して咲くところです。タンポポの花は朝開き、夜には閉じてしまいます。お日様があまり出ない雨の日も開かないことがあります。  タンポポの花は、小さな花がたくさん集まって1つの花の形を作っています。花びらのように見えているものは、実は1つ1つの小さな花です。この小さな花1つ1つにそれぞれ雄しべと雌しべが存在しています。これは、たくさんの種子を作ろうとする、種の存続のための植物の知恵です。

タンポポの花の特徴は明るさに反応して咲くところです。タンポポの花は朝開き、夜には閉じてしまいます。お日様があまり出ない雨の日も開かないことがあります。

タンポポの花は、小さな花がたくさん集まって1つの花の形を作っています。花びらのように見えているものは、実は1つ1つの小さな花です。この小さな花1つ1つにそれぞれ雄しべと雌しべが存在しています。これは、たくさんの種子を作ろうとする、種の存続のための植物の知恵です。

タンポポの花の色

タンポポの花といえば明るい黄色のイメージですが、他に白いタンポポもあります。地域によっては白い花のタンポポの方が優勢で「タンポポと言えば白」というところもあるそうです。

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タンポポの綿毛の特徴

丸くふわふわとしたタンポポの綿毛の魅力は筆舌に尽くしがたいものがあります。

丸くふわふわとしたタンポポの綿毛の魅力は筆舌に尽くしがたいものがあります。

タンポポの綿毛は実はタネ

タンポポの綿毛は実はタネ

タンポポの綿毛とは、タンポポの種子です。花が終わるとつぼみむように閉じて、種子が熟すともう1度開きます。

種子の先端には羽毛のような綿毛がついています。タンポポの小さな花の数だけ種子ができるので、きれいな球体の綿毛が出来上がります。

綿毛を遠くに飛ばす仕組み

タンポポの綿毛は種子が完熟して乾燥すると、風に吹かれて飛んでいきます。これは綿毛がパラシュートのような役割を果たしているからです。風でたくさんの種子を遠くまで飛ばしていく、タンポポの子孫を増やすための知恵です。

タンポポの綿毛は雨の日は開かない

タンポポの綿毛は雨の日には開きません。雨で綿毛が濡れてしまうと飛ぶことができなくなるからです。効率よく種子を飛ばそうという、タンポポの賢さに感心させられます。

▼タンポポの綿毛をドライフラワーにしてみませんか

 

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タンポポの葉と茎の特徴

タンポポの葉の特徴 タンポポの葉はロゼットといわれる放射状に広がります。さらに1枚1枚の葉にはノコギリのようなギザギザとした切れ込みが入っています。英名のdandelion(ダンデライオン)やドイツ語のLöwenzahn(レーヴェンツァーン)は、このギザギザした葉をライオンの歯に見立てて名付けられたと言われています。

タンポポの葉の特徴

タンポポの葉はロゼットといわれる放射状に広がります。さらに1枚1枚の葉にはノコギリのようなギザギザとした切れ込みが入っています。英名のdandelion(ダンデライオン)やドイツ語のLöwenzahn(レーヴェンツァーン)は、このギザギザした葉をライオンの歯に見立てて名付けられたと言われています。

タンポポの茎の中はは空洞

タンポポの茎はストローのように中が空洞になっています。なぜ空洞なのかについてははっきりとした答えはわかりません。タンポポの茎は花茎といって、花を咲かせるための茎です。花を咲かせ種子を作ったら役割を終えて枯れていきます。

タンポポの茎はストローのように中が空洞になっています。なぜ空洞なのかについてははっきりとした答えはわかりません。タンポポの茎は花茎といって、花を咲かせるための茎です。花を咲かせ種子を作ったら役割を終えて枯れていきます。

タンポポの茎で遊ぼう

タンポポの茎がストローのようになっているからといって、ストローのように飲み物を吸い込んではいけません。ゴム質の乳液には苦みがあり、とても飲み物なんて飲めません。  タンポポの茎は水につけると反り返る特性があります。この特性を利用して、タンポポの茎で水車を作って遊んでみませんか。

タンポポの茎がストローのようになっているからといって、ストローのように飲み物を吸い込んではいけません。ゴム質の乳液には苦みがあり、とても飲み物なんて飲めません。

タンポポの茎は水につけると反り返る特性があります。この特性を利用して、タンポポの茎で水車を作って遊んでみませんか。

タンポポの茎の水車

タンポポの茎の両端にハサミで少しだけ切れ込みを入れて、水に30秒から1分間浸しておきましょう。茎の両端が来るんと反り返ります。茎の中に竹串などを差し込んで流れる水に浮かべると、くるくると回る水車になります。

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知ってた?タンポポの種類と見分け方

タンポポの種類を紹介します。普段何気なく眺めているタンポポには、こんなに種類がありました。

タンポポの種類を紹介します。普段何気なく眺めているタンポポには、こんなに種類がありました。

二ホンタンポポとセイヨウタンポポ

二ホンタンポポとセイヨウタンポポ

二ホンタンポポ

 

セイヨウタンポポ

セイヨウタンポポ

身近なところで見かけるタンポポは大きく2種類に分けられます。二ホンタンポポとセイヨウタンポポです。二ホンタンポポとセイヨウタンポポの見分け方は、萼片の形です。二ホンタンポポの萼片は閉じるようにつぼまっているのに対し、セイヨウタンポポの萼片は反り返っています。

ただし、タンポポは交雑しやすく、二ホンタンポポとセイヨウタンポポの交雑種も増えている為、最近では萼片が閉じているからと言って二ホンタンポポだとは限らないようです。二ホンタンポポもさらに5種類に分けられますが、二ホンタンポポ同士も交雑しているため、種の特定は難しいようです。

二ホンタンポポの種類

  • カンサイタンポポ:近畿から北九州を中心に分布しています。花径は3㎝ほどで外装苞片*が小さめです。
  • トウカイタンポポ:静岡を中心に分布しているタンポポです。花径は4㎝ほどで外装苞片が長いのが特徴です。
  • シナノタンポポ:北関東から甲信越地方に分布するタンポポです。花径は4~5㎝ほどで外装苞片が広くたまご型をしています。
  • オキタンポポ:隠岐諸島に分布するタンポポです。花径は3㎝ほどで外装苞片が細長いのが特徴です。
  • カントウタンポポ:関東地方を中心に分布するタンポポです。トウカイタンポポとカンサイタンポポ、シナノタンポポの中間くらいのサイズです。

*外装苞片 外側の萼のこと

白い花のタンポポ

シロハナタンポポは関西より南の地域に多く生育しています。地方によってはシロハナタンポポのほうが優勢で「タンポポの花と言えば白!」という地域もあるようです。最近では関東でもシロハナタンポポを見かけることが多くなってきました。

シロハナタンポポは関西より南の地域に多く生育しています。地方によってはシロハナタンポポのほうが優勢で「タンポポの花と言えば白!」という地域もあるようです。最近では関東でもシロハナタンポポを見かけることが多くなってきました。

ピンクの花のタンポポ

園芸種でモモイロタンポポと呼ばれるものがあります。確かにタンポポによく似た葉と花ですが、正確にはモモイロタンポポはタンポポ属ではなく、キク科フタマタンポポ属の一年草です。

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タンポポって食べられる?

日頃身近な場所で見かけるタンポポは、そのままでは灰汁やえぐみが強く、バリバリとサラダのように食べることはできません。タンポポの食べ方を紹介します。

日頃身近な場所で見かけるタンポポは、そのままでは灰汁やえぐみが強く、バリバリとサラダのように食べることはできません。タンポポの食べ方を紹介します。

タンポポコーヒー

タンポポコーヒーは、タンポポの根を原料としているコーヒーです。通常のコーヒーと違い、カフェインは入っていません。焙煎しているので香りも良く、カフェインを控えている時でも安心して楽しめます。

タンポポサラダ

昔からヨーロッパではタンポポの葉を食用にしていたそうです。今でも野菜として栽培されいます。フレンチレストランなどに行くと、タンポポの葉のサラダに出会えることがあります。

タンポポを生食するなら、食用に栽培されたものを購入するようにしましょう。道端のタンポポにドレッシングをかけても、苦みが強くおいしいものではありません。

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春を伝えてくれるような可愛らしいタンポポ。気がつくと咲いているような身近な花に、ちょっと注目してみませんか。日々のお散歩が楽しくなりますよ。

 

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山田智美
山田智美

植物が好きで好きで、植栽設計、ガーデナー、生花店勤務を経て現在は、フリーランスの花屋「花や蜜」として活動中。「てのひらに森を」がテーマの花屋です。森の中にいるような、見ているだけで力が抜けていくようなお花を作り続けたいと思ってます。街中で突然お花を配る、「花ゲリラ棘」というゲリラ的花配り活動も不定期決行しています。

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