お墓参りの花|定番やおすすめ、知っておきたいルールとNG行為
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お墓参りの花のルールとNG行為、定番やおすすめの花、不向きな花をそれぞれの理由とともに紹介します。お墓参りの花は故人へのご挨拶です。失礼のないような花選びの参考になりますように。
目次
お墓参りの花とは|ルールやNG行為

お墓参りの花とは
お墓参りの花とは、故人への挨拶であり、思いを伝えるために手向けるものです。
家族や親族、友人、お世話になった方など、関係性によっても違いがあるのでしょうが、一番大切なのは「今日ここに来た」ことを伝えて、弔われている方の安寧を祈ること。お墓の前で過ごす少しの時間を、故人と共有するような気持ちで向き合いましょう。生前好きだった色や花の種類がわかれば、それを優先させて問題ありません。最低限のルールを知っておけば、それほど迷うことなく選べるようになります。
知っておきたい基本のルール

①仏花とお墓参りの花の違い
仏花とお墓参りの花に大きな違いはありません。仏花として販売されている花をお墓参りに持参して行ったからといって、故人に失礼になるということはありません。
仏花とは、仏様にお供えする花のことを指し、お仏壇やお墓にお供えする花のことです。通常、四十九日までは白を基調に控えめな色で、それ以降は「白、黄、紫、赤、ピンク」の5色で、3本、5本、7本など奇数になるように用意するのがよいとされていますが、故人が好きだった花や色を優先させて問題ありません。
②花は一対で用意する
通常、お墓の前には左右対称に一対の花立てが用意されています。この花立てに収まるように同じ花束を2つ、あるいは左右対称に作られたものを選ぶようにしましょう。
③ステム(茎)が細いものを選ぶ
お墓にある多くの花立ては、細長い形をしています。器の口も中も細いので、大きな花束は入りません。花の結束部分から下のステムが細く仕上げてあるものを選ぶようにしてください。
霊園や寺院など、施設内に生花店が入っているようなところであれば、使用しやすいサイズに組まれた花束が用意されているので、そちらを購入すれば間違いありません。事前に生花店で購入していくのであれば「お墓参り用の花」であることを伝えて、花立てに入れやすいようにステムを細く組んでもらいましょう。自分で用意するのなら、ステムが細くなるように組んで一対にしておくとよいでしょう。
生けるときに輪ゴムや紐を外す必要はありません。そのままにしておいたほうが花束のきれいなフォルムを維持できるので、外さずに生けるようにしましょう。
④ハサミとゴミ袋を持参する
購入した花は、多くの場合、ステムが長めにカットされています。お墓の前の花立てには明確な規格はないので、長めに作っておいて「後の微調整は購入者さんでしてくださいね」という意味です。
お墓参りに行くときにはハサミを持参して、その場で長さを調整しましょう。この時、お墓の前にゴミを散らかすようなことがないように、ゴミ袋も持参するようにしましょう。他に、お線香に火を灯すためのロウソクとマッチやライターなどがあるとよいでしょう。
お墓参りの際は花を持参するだけでなく、墓前をきれいに掃除するのも大切な作業です。枯れた花が生けてあったら処分し、枯葉やゴミがあれば片付け、桶に水を汲んできて墓石を洗い流しましょう。きれいになった墓前に花を手向け、お線香を灯して、手を合わせて故人への挨拶をしましょう。
また、施設によっては花を持ち帰るように定められているところもあります。現地で柔軟に対応できるように、包み紙などを準備しておくとよいでしょう。
気をつけたいNG行為
①丈の長い枝物や散りやすい花は避ける
花立てのサイズに合わない長さの枝物は、風雨で倒れることがあり危険です。また、サクラやユキヤナギのような散りやすい花は、よそのお墓の前まで汚してしまう心配があります。周囲の方へ迷惑をかけることのないようにしましょう。
②お墓の前を汚さない
花だけでなく、お線香の包み紙など、持参したものは必ず持ち帰るようにしましょう。また、近隣のお墓にゴミが飛んでいってしまうようなことがないように注意してください。故人への敬意を忘れないようにしましょう。
③お線香の火が消えるのを確認する
お墓参りでは、花を手向けて、お線香を灯して手を合わせます。この時、必ず火が消えたことを確認してから立ち去るようにしてください。火の不始末で迷惑をかけるようなことのないように注意しましょう。
お墓参りの定番やおすすめの花、不向きな花

定番の花、おすすめの花
菊
菊は古来より縁起の良い花とされていて、長持ちすることから仏花の代表のような花です。咲き方や色の種類が豊富なので、イメージに合わせて選択することができます。
トルコキキョウ
トルコキキョウは通年流通しており、手に入りやすい花。また咲き方や色の種類も豊富で、長持ちするのが特徴です。
カーネーション
カーネーションは花姿が乱れにくく長持ちすることからお墓参りにおすすめです。花の色のバリエーションが豊富なので、好みのものを見つけてください。
小ぶりなユリ
スカシユリやササユリのような小ぶりなユリは、花立てにも入りやすく、かつ華やかなことからお墓参りの花として好まれています。
スターチス
スターチスは通年流通が安定していて、長持ちするのでお墓参りの花に向いています。咲き方やサイズ、花の色などバリエーションが豊富なところも魅力です。
カスミソウ
清楚で柔らかな印象のカスミソウは、どんな花とも相性の良く、長持ちするのでお墓参りの花におすすめです。
季節の花
他にもその季節折々の花を用意していくとよいでしょう。夏だったらジニアやクルクマ、モカラのような色がきれいなものを、秋ならリンドウやセンニチコウ、フジバカマ、春ならストックやマーガレットなど、茎がしっかりしていて花が長持ちする種類をおすすめします。
不向きな花、避けた方がよい花、
宗教によって諸説あるため難しいのですが、一般的にトゲのある花や毒のある花、香りが強い花は避けた方がよいとされています。ただし、トゲを取り除けば問題ないともいわれています。実際に「故人が好きだった」という理由で、トゲを取り除いたバラや、香りの良いユリを用意したこともあります。
毒があるので避けた方がよいとされる花は、スイセン、ジギタリス、スズランなどです。また、ツバキのように花首から落ちることで縁起が悪いといわれているような花も避けた方が賢明です。
これらは一般的なルールです。故人への思いや好みを優先させて問題ありません。
お墓参りは、故人への挨拶であり、安寧を祈るために行うものです。一番大切なのは足を運ぶことであり、思いを伝えること。届けたい気持ちと花を持って、行かれてください。
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