魅惑の黒いヒヤシンス!「ダークディメンション」
金子三保子
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春の代表花、ヒヤシンスの中でもダーク系の色の「ダークディメンション」。生花として出ていたので、咲きすすんだ時の色が見たくて買ってみました。
最近、紫のヒヤシンスと言ってもたくさんの種類があって、色幅もたくさん!中でもこの品種は、最も深いシックな濃紫色。かっこいいヒヤシンスです。
ヒヤシンス・ダークディメンション
学名 Black Hyacinth Dark Dimension
生花としては、ダークディメンションという名前で出回っていましたが、別名ブラックヒヤシンスとも言われています。
つぼみの状態。
こちらは明るい自然光で撮ったのですが、花市場の照明の下で見たときには、まさに黒っぽい紫でした。
数日後。
濃くて深い紫色です。
照明の下で見るとかっこいい!
花って照明の下で見るより、自然光で見る方がきれいだなぁと感じることが多いのですが、このブラックディメンションに関しては、照明のついている部屋に飾ると、深みのある色合いが素敵に見えます。
かわいいイメージのヒヤシンスですが、これはかっこいいという表現の方がしっくりきます。
ヒヤシンスを生ける時のポイント
お水
・茎が柔らかいのでお水がつかっている部分が多いと茎が痛んでしまうため、少なめの水に生けましょう。
とても水をよく給水するので、水がなくならないようにチェックして、少なくなったら追加してください。
・茎の切り口がぬるっとしているのと、切り口付近に泥がついていることがあります。
水が汚れやすいので、こまめに水を変えましょう。
茎と葉の形状・・・最初からたくさん茎を切らないで!
ヒヤシンスの葉と茎は写真のようになっています。
いきなり茎をたくさん切るとどうなるでしょうか?・・・葉っぱが全部取れてしまいます!最初は、ほんの数ミリカットして生けて、葉っぱ付きのヒヤシンスをお楽しみください。
重みがある花です!
水分たっぷりで重量がある花です。花瓶の丈が低すぎると、花の重みに茎が耐えられず、折れてしまいます。
花の重さに耐えられるような丈の花瓶選びをしてください。
花瓶は重さのあるものを選びましょう
ヒヤシンスは重さのある花なので、極端に軽い器に少ない水で生けると、花の重さに負けて器が倒れて水がこぼれるという惨事になりかねません。
花瓶と水を入れた時の重さが花より軽くならないような花瓶を選びましょう
生けてからも茎が伸びます!
びっくりするかもしれませんが、ヒヤシンスは、花瓶に生けてからも茎が伸びます。花が全部開いてくるころになると、重みで茎が折れやすくなります。少しずつ茎を切っていくと、最後まで折れずに花を楽しめます。
かっこいいヒヤシンス、ダークディメンション。気に入った方は、育ててみてはいかがでしょうか。ヒヤシンスの生花としての出回りは、3月までです。珍しい色がありましたら、またご紹介させてただきます。
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