バラのドライフラワーの作り方!きれいに作るコツって?

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金子三保子

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バラをきれいなドライフラワーにする作り方のコツと、バラが生花からドライフラワーになる過程の色の変化をご紹介します。ドライフラワーの作り方のポイントを知ると、きれいなドライフラワーが作れるようになりますよ♪

使用したスプレーバラは「リリカ」。アプリコットピンク色のバラです。

このスプレーバラの名前は「リリカ」。アプリコットピンク色のスプレーバラです。

このバラをドライフラワーにしてみましょう!

バラのドライフラワーの作り方・目次

バラをドライフラワーにする大切なポイント

完全に開き切る前の新鮮なバラを使用する

バラを自然乾燥できれいなドライフラワーにするには、新鮮なバラのうちにドライフラワー作りの作業に入ることがポイントです!

バラが咲き進んでからでは、花の色がきれいに出ないのです。かと言って、バラのつぼみが固すぎるのは早すぎ。バラのつぼみが開き始めたらドライフラワーにするための作業に入ります。
スプレーバラは「リリカ」

スプレーバラ「リリカ」

ちょっと開きだして、色がはっきりとしている段階でドライフラワー作りの作業を始めます。

 

こちらは生けて1週間以上たった生花のスプレーバラ・リリカ。  生け始めより、優しい肌色のようなピンクになります。生花としてはきれいな色ですが、ドライフラワーにするのには遅すぎます!  どうしても生花で楽しんだ後に、ドライフラワーにしたくなりますが、バラが新鮮なうちに乾燥させるのが、きれいなバラのドライフラワーを作るコツです。

こちらは生けて1週間以上たった生花のスプレーバラ・リリカ。

生け始めより、優しい肌色のようなピンクになります。生花としてはきれいな色ですが、ドライフラワーにするのには遅すぎます!

どうしても生花で楽しんだ後に、ドライフラワーにしたくなりますが、バラが新鮮なうちに乾燥させるのが、きれいなバラのドライフラワーを作るコツです。

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自然乾燥によるバラのドライフラワーの作り方

・直射日光の当たらない風通しのよい室内を乾燥場所に選びましょう。

・不要なバラの葉っぱは取り、1本ずつ頭を逆さにして吊り下げます。

・たくさんのバラをいっぺんに吊り下げて作ることもできますが、1本ずつ吊り下げるよりは乾燥するのに時間がかかります。

・吊り下げて数日後は、バラを触るとフニャフニャで柔らかい感じです。(触りすぎると傷みますのでご注意)

吊り下げてまもないリリカ。

吊り下げてまもないスプレーバラ・リリカ。

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同じ品種の生花のバラとドライフラワーのバラの色の違い

1~2週間で完成です!  写真奥のスプレーバラは、ドライフラワーにしている間、花瓶に生けておいたスプレーバラ。ドライフラワーにすると、花の直径は四分の一くらい、色も濃い目のピンクになりました。  同じ品種とは思えない色の変化です!  バラは、ドライフラワーにすると生花の時の色とは、まったく違う色に変化します。一般的には、生花の時より黒っぽい色になります。  例えば、赤いバラをドライフラワーにすると、黒っぽいバラになるので、赤いドライフラワーのバラにしたい時は、オレンジ色のバラを使うと赤っぽい色になります。  バラは色がかなり変化しますが、ドライフラワーにしてもほとんど色の変化がない花もあります。  (例・千日紅、ケイトウ、帝王貝細工、スターチス・・・など)

1~2週間で完成です!

写真奥のスプレーバラは、ドライフラワーにしている間、花瓶に生けておいたスプレーバラ。ドライフラワーにすると、花の直径は四分の一くらい、色も濃い目のピンクになりました。

同じ品種とは思えない色の変化です!

バラは、ドライフラワーにすると生花の時の色とは、まったく違う色に変化します。一般的には、生花の時より黒っぽい色になります。

例えば、赤いバラをドライフラワーにすると、黒っぽいバラになるので、赤いドライフラワーのバラにしたい時は、オレンジ色のバラを使うと赤っぽい色になります。

バラは色がかなり変化しますが、ドライフラワーにしてもほとんど色の変化がない花もあります。

(例・千日紅、ケイトウ、帝王貝細工、スターチス・・・など)

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シリカゲルを使ったバラのドライフラワーの作り方

バラのドライフラワーは、シリカゲルを使って作ることもできます。ただし、シリカゲルを使って作るドライフラワーはバラの花の部分のみです。茎まで必要な時には向かない作り方です。

シリカゲルを使ったバラのドライフラワーの材料

ドライフラワーにしたいバラ 密閉容器(フタのあるもの) ドライフラワー用乾燥材(シリカゲル) シリカゲルはドライフラワー用のものだと粒子が細かくて、花びらの中までシリカゲルが入るのでおすすめです。

  • ドライフラワーにしたいバラ
  • 密閉容器(フタのあるもの)
  • ドライフラワー用乾燥材(シリカゲル)

シリカゲルはドライフラワー用のものだと粒子が細かくて、花びらの中までシリカゲルが入るのでおすすめです。

作り方

今回は「ヘリオスロマンティカ」というバラを使いました。同じ品種のバラですが、開き始めと少し開いてきたものなど、開き方の違うもので比べてみましょう。

今回は「ヘリオスロマンティカ」というバラを使いました。同じ品種のバラですが、開き始めと少し開いてきたものなど、開き方の違うもので比べてみましょう。

  • 密閉容器にシリカゲルを入れる
  • バラをカットする。この時に茎を1cm弱つけておくと完成した時に取り出しやすいでしょう。
  • カットしたバラを上に向けて置きます。

 

バラをセットしたら、シリカゲルを上からバラが見えなくなるまで入れます。この時にバラの花びらの中にもシリカゲルを入れるようにかけていくと、花びらの中までまんべんなく乾燥します。

バラをセットしたら、シリカゲルを上からバラが見えなくなるまで入れます。この時にバラの花びらの中にもシリカゲルを入れるようにかけていくと、花びらの中までまんべんなく乾燥します。

 

フタをして1週間待ちましょう。

フタをして1週間待ちましょう。

 

1週間後。完成です!とてもきれいなドライフラワーになりました。バラのドライフラワーは、生花の時よりワントーン赤みや黒みが増すことが多いようです。

1週間後。完成です!とてもきれいなドライフラワーになりました。バラのドライフラワーは、生花の時よりワントーン赤みや黒みが増すことが多いようです。

 

花びらの中にもシリカゲルが入っているので、逆さにしてシリカゲルを落とします。出来上がったバラのドライフラワーは衝撃に弱いので、取り出すときは優しくそっと扱いましょう。

花びらの中にもシリカゲルが入っているので、逆さにしてシリカゲルを落とします。出来上がったバラのドライフラワーは衝撃に弱いので、取り出すときは優しくそっと扱いましょう。

 

出来上がったバラのドライフラワーは、風通しのよい直射日光の当たらない場所に飾りましょう。シリカゲルで作るバラのドライフラワーは、ポプリ用にも向いています。

出来上がったバラのドライフラワーは、風通しのよい直射日光の当たらない場所に飾りましょう。シリカゲルで作るバラのドライフラワーは、ポプリ用にも向いています。

使ったシリカゲルは?

ほとんどのドライフラワー用のシリカゲルは再利用が可能です。使用済みのシリカゲルは、青から白に変化しています。それをフライパンで乾煎りすると、再び青に戻ります。青に戻ったら再利用できるサインです。シリカゲルを再利用する注意点としては、乾煎り可能なフライパンや鍋を使うこと。テフロン加工のフライパンは、乾煎りするとフライパンの機能が劣化しますのでご注意ください。

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バラのドライフラワー作りに適した時期

自然乾燥でドライフラワーを作るのなら、湿度が低い乾燥した冬場や春がバラのドライフラワー作りに向いている季節です。  反対に、梅雨のような湿度が高く、雨が多い日は乾燥している途中でカビたりしやすいので、自然乾燥のドライフラワー作りはおすすめできない季節です。例えばオレンジ色のバラは赤くなり、赤いバラは黒っぽくなります。

自然乾燥でドライフラワーを作るのなら、湿度が低い乾燥した冬場や春がバラのドライフラワー作りに向いている季節です。

反対に、梅雨のような湿度が高く、雨が多い日は乾燥している途中でカビたりしやすいので、自然乾燥のドライフラワー作りはおすすめできない季節です。例えばオレンジ色のバラは赤くなり、赤いバラは黒っぽくなります。

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バラのドライフラワーを飾る場所と観賞期間は?

色のあるバラのドライフラワーの観賞期間は、だいたい3ヶ月~半年が日持ちの期間と言われています。ただし、同じ時期にドライフラワーにしたバラでも置き場の環境によって、色の抜け方がまったく変わります。期間がたつと、ホコリがたまったりするので、長い間飾っているドライフラワーは、メンテナンスをして清潔を保ちましょう。

バラのドライフラワーを飾るのに適した場所

直射日光の当たらない風通しのよい部屋が、バラのドライフラワーを飾るのに適した場所です。

キッチンの水回りとガス周りは、油や水分が飛びやすいので、繊細な花もののドライフラワーには向かない場所です。

1年たったスプレーバラ・リリカのドライフラワー

1年たったスプレーバラ・リリカのドライフラワー

最後はこんな風に色が抜けます。

 

自然乾燥できれいなバラのドライフラワーを作るには、花を吊り下げるタイミングと、作る季節が重要です。バラをドライフラワーにすると、生花の時とまったく色が変わるので、色々と試してお気に入りの品種を見つけてみてください。

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金子三保子

フラワーコーディネーター、フォトグラファー、ライター。 2022年6月、日東書院本社より「植物のきもち ~がんばりすぎないガーデニング」出版。 ギフトや装花などのフラワーコーディネート、自身でコーディネートした作品の撮影、雑誌や会員情報誌への提案など幅広く活動中。現在は植物に関する記事の執筆にも携わる。庭仕事はライフワーク。映画「余命1ヶ月の花嫁」ブーケ製作。

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