観葉植物を剪定しないで増やす! 「取り木」に挑戦してみよう

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大曽根百代

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ゴムの木、ウンベラータ、ベンジャミン…皆さんのご自宅に、伸びすぎてたり樹形の崩れてお困りの観葉植物はありますか?切るのも勇気いるし、切って捨てるのももったいないし…

さらに伸びすぎると下が寂しくなりますよね。

そんな時、使えるのが「取り木」という方法です。この方法を使うと、お気に入りの観葉植物をミニ観葉として再び楽しむことができます。簡単ですので是非試してみてください!

 

目次

取り木とは?

準備するもの

やってみましょう♪

もうすぐ完成♪

数週間~数か月すると…

取り木を行う時期

 

取り木とは?

挿し木、接ぎ木に続く、植物の繁殖方法で親株が枯れるリスクが少なく、成功もしやすい方法です。観葉植物だけでなく、庭木でもこの方法は取り入れられます。

やり方は、幹に傷をつけたり幹の皮を剥いで、幹の途中から根を出させ、発根したらその部分を切り取ります。

今回はゴムの木で行いました。画像とともにやり方を紹介していきます♪

 

準備するもの

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・観葉植物
・ひも
・湿らせた水苔
・カッターなどの小型の刃物
・透明のビニールやフィルム、ラップなど

 

やってみましょう♪

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まずは、幹に3cmくらいの幅で上下に切り込みを入れます。ゴムの木などクワ科の植物は白い液が出てくるので、少し可哀そうな気がしますが気にせずに♪かぶれが心配な方は手袋を装着して行ってください。

 

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切断しないように気を付けながら上と下に、一周するように切り込みを入れていきます。

 

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切り込みを入れたら、縦に入れて皮をくるりとはがすように剥いでもいいですし、幹が細かったり皮が固ければ削るようにしても大丈夫です。どちらにせよ、白い部分(木質部)が見えるまで行ってください。

 

もうすぐ完成♪

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白い部分(木質部)が見えるまで剥いだら、湿らせた水苔をこぶしくらいの量を取り、覆うように巻いていきます。つくね棒をイメージしてこのように。

 

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水苔を巻いたら、湿度を保つためビニールを被せ、ひもで縛り完成♪

ひもは下をしっかり、上は少し緩めに縛ります。なぜかというと、上から水をあげるためにそのようにします。

あとは水苔が乾燥しないよう管理をしてください。

 

数週間~数か月すると…

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茶色の紐のようになっているところが根です!いよいよ発根が確認でたら、水苔を巻いていた下のところで幹を切断します。

 

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切断したら、水苔を綺麗に取り除き、土に植えて完了です!ちなみに、切断せずに放置するとこうなります…根がはみ出してしまっています。

 

取り木を行う時期

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取り木を行う時期は、4月~9月くらいがいいです。冬でもお部屋が常に暖かければ可能です。基本的に木であればどれでも取り木することができます。

 

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斑入りのゴムの木やシェフレラでもできますよ。

いかがでしたか?ハードル高そうに見えますがやってみると実は簡単ですよ。水苔を乾燥させないように気を付ければ発根します♪ご自宅にある植物でぜひ試してみてください!

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大曽根百代

千葉大学園芸学部を卒業後、園芸店に勤め、販売だけなく植物をきちんと理解したいと思い、千葉大の苗生産部にて植物の生産業(花苗)に従事。その後、多肉植物の生産を経験。現在は多肉植物の販売サポートやバラの管理業務をしています。多肉だけでなく植物全般好きで、宿根草なども育てています。最近はマイクロ胡蝶蘭とバンダにも挑戦中。より植物の魅力を感じ、皆様にもその魅力と生産者情報を記事としてこれからも発信していきます。

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