カスミソウ(かすみ草)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑

  • 場所・用土 かすみ草は日当たり、水はけ、風通しの良い場所を好みます。また、酸性土壌が苦手なので、庭植えは石灰を少し混ぜ込んでから植え付けるとよいでしょう。 水やり 庭植えのかすみ草は、根付いてからは特に水やりの必要はありません。鉢植えは、春の生長期にはたっぷりと水やりを行い、夏以降は乾燥気味に管理します。 肥料 多年草のかすみ草は春と秋に緩効性肥料を与えます。 病害虫と対処法 ハダニやアブラムシが発生することがあります。見つけ次第駆除しましょう。 かすみ草は室内で育てられる? かすみ草は風と太陽が大好きな植物です。室内で育てるのは難しいので、屋外で育ててるようにしましょう。
  • かすみ草のドライフラワーの作り方 かすみ草を好きな長さに切り分ける 直射日光を避け、風通しの良い場所に吊るす 7日~14日程度で出来上がり かすみ草のガーランドの作り方 かすみ草の花を小分けにして紐に並べて吊るしておけば、そのままドライフラワーのガーランドとして飾ることができます。 かすみ草のドライフラワーの飾り方 かすみ草のドライフラワーが出来上がったら、好きなところに飾りましょう。 ドライフラワーは湿気でカビが生えることがあります。また直射日光は褪色を早くします。直射日光と湿気を避けてください。浴室のような湿気の多い場所は避けましょう。 かすみ草のドライフラワーは壁や天井から吊るしても、テレビボードの上などに寝かして置いても飾れます。 かすみ草のドライフラワーが茶色くなったら かすみ草のドライフラワーは数か月で褪色し、茶色に変化していきます。ドライフラワーは永久に姿を変えないものではありません。「きれいじゃない」と思ったタイミングが交換時です。 茶色く褪色したドライフラワーは時間の経過を感じさせるアイテム。そのアンティークのような雰囲気も楽しんでみてください。
  • 学名:Gypsophila elegans(カスミソウ)、Gypsophila paniculata(シュッコンカスミソウ) 科名・属名:ナデシコ科カスミソウ(ギプソフィラ)属 分類:一年草、多年草 かすみ草の特徴 かすみ草には大きく分けて2種類あります。花壇などに植えて育てられるかすみ草は、一年草のGypsophila elegans(カスミソウ)の改良品種、切り花として人気があるのは多年草のGypsophila paniculata(シュッコンカスミソウ)です。 かすみ草は1本の茎に幾千という数の花を咲かせます。宙に浮くように無数の花を咲かせる姿が霞のように美しいことからかすみ草の名が付いたと言われています。 学名のGypsophilaは、ギリシャ語のgypsos(石灰)とphilos(好む)から名付けられたとされています。理由はかすみ草の中のいくつかの種類が石灰質の土地に自生するからだそうです。
植物名
カスミソウ(かすみ草)
学名

Gypsophila

英名
Baby’s breath,Gypsophila
和名
霞草
科名
ナデシコ科
属名
ジプソフィラ属
原産地
アジア、ヨーロッパ一帯

カスミソウ(かすみ草)の特徴

カスミソウ(かすみ草)はナデシコ科の草花で、5月~7月にふわふわとした小さい可愛らしい花を咲かせます。カスミソウ(かすみ草)の学名であるGypsophilaは、石炭質の土を好むことからギリシャ語で”石膏”を意味する「Gypsos」と”愛する”を意味する「Philos」を語源とします。和名は、満開を迎えたカスミソウ(かすみ草)が霞のように見えることから霞草と名付けられたそうです。

カスミソウ(かすみ草)は一年草タイプと宿根草タイプがあります。元々の種は背丈が1m以上に育ち、白い小さな花を沢山咲かせます。最近は花壇やプランター向きの矮性種もあります。

カスミソウ(かすみ草)の詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 20~100cm
耐寒性 強い
耐暑性 弱い
耐陰性 普通
花色 白、ピンク
開花時期 5月~7月頃

カスミソウの花言葉

カスミソウ(かすみ草)の種類

カスミソウ(かすみ草)といえば白の花のイメージが強いですが、種類によっては淡いピンクや、切り花では着色したものも出回っています。花が大きめのサイズのカスミソウ(かすみ草)もあります。咲き方は、一重咲きと八重咲きがあります。

カスミソウ(かすみ草)の切り花としての取り扱い・アレンジ方法

かすみ草 カスミソウ

カスミソウ(かすみ草)はどんな花とも相性が良い花材。バラなどの周りに添えるとアレンジが華やかに仕上がります。また、カスミソウ(かすみ草)のみのブーケや、小花同士でまとめた可憐なアレンジも人気があります。

カスミソウ(かすみ草)はドライフラワーにもおすすめ

かすみ草 カスミソウ

水分量が少なく、花びらが薄いカスミソウ(かすみ草)は乾燥に時間がかからないので、ドライフラワーにうってつけです。カスミソウ(かすみ草)を好きな長さに切り分け、直射日光が当たらない風通しの良い場所に吊るしておくと7日~14日程度でドライフラワーになります。

 

カスミソウ(かすみ草)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
肥料
開花

カスミソウ(かすみ草)の栽培環境

日当たり・置き場所

カスミソウ(かすみ草)は日当たりと風通しの良い場所が適しています。

用土

カスミソウ(かすみ草)は湿気を好まない植物なので、水はけの良い土壌が適しています。

カスミソウ(かすみ草)の育て方のポイント

水やり

地植えは根付いてからは特に水やりの必要はなく、降雨に任せて問題ありません。

鉢植えのカスミソウ(かすみ草)は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。湿気を嫌うので必要以上に水を与えると、枯れの原因になります。

肥料

開花前の3月〜5月、休眠期前の10月〜11月に追肥します。一年草のカスミソウ(かすみ草)は、開花期間中に使用する草花用の肥料の使用頻度を守って追肥しましょう。

病害虫

カスミソウ(かすみ草)はアブラムシハダニが付きやすいので、春先から秋までは注意が必要です。また、真夏を除き立枯病にかかりやすいので、梅雨や湿気の多い時期はできるだけ乾燥している環境の中で育てましょう。

カスミソウ(かすみ草)の詳しい育て方

選び方

茎がしっかりとして、下葉がきれいな苗を選びましょう。

種まき

カスミソウ(かすみ草)は、春まきは2月から3月頃になり気温が20度ぐらいに安定したら種まきをします。秋まきは9月頃から10月頃に行います。

プランターなどにバーミキュライトの用土を入れて4〜5粒位ずつを3cm位間隔をあけてまき、発芽した元気の良い芽を残して間引いて育てます。

植え付け

カスミソウ(かすみ草)の植え付けは、春は2月から3月、秋は10月〜11月頃まで行うことができます。植え付けは水はけや風通しが良く、湿気の少ない場所が適しています。

カスミソウ(かすみ草)は矮性から高性まで種類によって背丈がまったく違います。その品種に適した場所に植え付けましょう。

仕立て方

背丈が1m以上になる種類のカスミソウ(かすみ草)は花茎が伸びてきたら支柱を立てて、強風で倒れないように早めに対策をしましょう。

摘芯(摘心)・摘果

カスミソウ(かすみ草)は、3月頃に出てきた新芽の先を切ると、そこから枝分かれして花芽を増やすことができます。

剪定・切り戻し

花が咲き終わったら、株の根元で切り戻しておきます。

カスミソウ(かすみ草)は、5月〜7月頃に白またはピンクの小花を無数に咲かせます。

収穫

カスミソウ(かすみ草)の花が咲いたら、切花として生けたり、ドライフラワーにして楽しむことができます。

夏越し

カスミソウ(かすみ草)は高温多湿に弱いので、株が蒸れないように管理しましょう。

冬越し

宿根草のカスミソウ(かすみ草)は花が咲き終わったら、株の根元で切り戻しておきます。冬は地上部が枯れたようになりますが、翌春また芽吹いてきます。特別な冬越しの作業はありません。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

カスミソウ(かすみ草)は、種とさし芽で増やすことができます。

さし芽で増やす場合は、3月の終わり頃から5月の中旬位と9月から10月までが適時です。新芽の先を3〜5cmくらい切り、バーミキュライトの用土が入っている「さし床」にさします。新芽は消毒してあるはさみなどで切り、発根促進剤の中に切り口を入れてからさすとさし芽も付きやすくなります。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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