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「え」からはじまる植物1-20件 / 全29件

エンドウ(えんどう豆)

  • エンドウ(えんどう豆)は、大きく分けて若い莢(さや)を食用とする「サヤエンドウ」と、未熟な豆を利用するグリーンピースのような「実エンドウ」、そして完熟した豆を乾燥させて利用する「エンドウ豆」とがあります。 エンドウ(えんどう豆)は歴史が古く、紀元前7000年頃から南西アジアで栽培されていました。エジプトの有名なツタンカーメンの墓から出土するなど古代ローマやギリシャで栽培されるほど、歴史的にも大変古く重要な作物だったようです。後にインドから中国へ伝わり、日本へ入ったのは8~10世紀頃と言われていますが、日本でエンドウ(えんどう豆)が食べられるようになったのは江戸時代以降。早い時代からヨーロッパ系とアジア系に分かれて発展していきましたが、大豆があったためにアジアではあまり広がらなかったようです。 エンドウ(えんどう豆)の種類 エンドウ(えんどう豆)は莢(さや)の硬さで硬莢種(こうきょうしゅ)と軟莢種(なんきょうしゅ)に分かれます。 硬莢種(こうきょうしゅ) ・赤エンドウ豆(成熟豆)…みつまめやゆで豆 ・青エンドウ豆(成熟豆)…煎り豆、煮豆、餡(鶯餡) 軟莢種(なんきょうしゅ) ・サヤエンドウ ・グリーンピース(未成熟豆) 最近リボベジとしても人気なスプラウトの一種「豆苗(とうみょう)」も、エンドウ(えんどう豆)の若芽です。

エキナセア

  • エキナセアは、初夏から秋までの長期間開花し続けるキク科の宿根草です。近年、鑑賞用のエキナセアの育種が盛んで、たくさんの品種が流通し、毎年のように新品種が作出されています。草丈、花色などの特徴が様々で、いずれも夏の暑さに強い宿根草として、庭や花壇、寄せ植えなどに使われています。 エキナセアの基本種は、ハーブ(薬用植物)に分類されます。日本でも以前エキナセアの効用がメディアで大きく紹介され、ハーブティーやサプリメントとして販売されています。このような効用があるエキナセアは、Echinacea purpurea、Echinacea pallida、Echinacea angustifoliaの3種です。園芸店で流通しているほとんどのエキナセアは、鑑賞目的の園芸用で飲食には向かないので注意が必要です。

エリンジウム

  • エリンジウムは、球状や円柱状のユニークな光沢のある花を咲かせる多年草(二年草)。花の周りをとがった苞が囲み、花と苞の色のコントラストも魅力的です。独特な造形美を感じる花は、切り花として人気があり、エリンジューム、エリンギウムという名でも流通しています。 和名は、マツカサアザミ(松笠薊)、エリマキアザミ(襟巻薊)など、アザミとついていますが、エリンジウムはセリ科の植物です。いずれも花の雰囲気や形、花と苞の関係から名前がつけられたようです。 高温多湿を嫌い、蒸れると弱るため、暖地では梅雨や長雨の時期に弱ることがあり一年草扱いされることもあります。寒冷地では年々大株に育ち、枝分かれしてたくさんの花が咲き、庭に植えると色や形の美しさが目を引く存在になります。

エルサレムセージ

  • エルサレムセージは、初夏から秋にかけて黄色い花を咲かせる常緑木立性の多年草です。庭や花壇の植栽、ドライフラワー、ポプリとして利用されています。名前にセージとありますが、フロミス属のため、セージやサルビアとは別種の植物です。 よく枝分かれしてこんもりとした株に育ち、それぞれの茎の上の方の節に、小さな黄色い花が茎を囲むように輪生状に開花します。   花弁が落ちたあとの星形のガクもユニークで観賞価値があります。美しいシルバーリーフの葉は、花のない季節もカラーリーフの役割もしてくれます。

エケベリア

  • エケベリアはベンケイソウ科エケベリア属のメキシコ・中米などを原産とする春秋型種の多肉植物です。丈夫で育てやすい品種も多く、初心者から趣味家まで幅広く人気があります。5,6cmの小型から40cm近くにもなる大型種まで、葉の形も様々あり種類は豊富です。栽培難易度も品種によって異なります。 正面から見た時の美しいロゼット型の姿は花のようで華やかな印象があり、フラワーアレンジやaブーケに使われることも多くあります。

えごま(荏胡麻)

  • えごまは日本ではゴマよりも古くから栽培され、縄文時代の遺跡からも種子が発見されているシソ科の一年草です。葉を焼肉と一緒に食べたり、キムチ漬けなど韓国料理にもよく利用されています。 えごまは別名「ジュウネン」と呼ばれていますが、えごまを食べると10年長生きできるといわれていることから名づけられるほど、大変栄養価の高い植物です。 種子からとれるエゴマ油は、栄養価が高い健康食品として近年注目を浴びるほか、塗料にも利用されます。 えごまの見た目はシソによく似ています。茎はシソ科に多い角型で、高さは1mほどになり、葉には白い毛がはえています。葉は長さ7~12cm位で、シソよりもやや厚みがあり、卵円形でさわやかな独特の香りがあります。葉の色は緑色ですがシソと比べると鮮やかさはありません。

エルムレス

  • エルムレスは尻尾のような花姿が印象的な球根植物です。球根はクモのような不思議な形をしています。 ロゼット状の葉から春にすらりとした穂状の花茎を立ち上げ、花穂の下から上に向かって小さな花が開花していきます。キツネのしっぽのような花姿から「フォックステール」、水はけの良い土壌を好むことから「砂漠のキャンドル」などとも呼ばれます。 下から開花する花はとても長持ちし、3~4週間楽しむことができます。エルムレスは存在感のある花でありながら、同じ季節に咲く宿根草とも調和します。宿根草の隙間にところどころに植え付けると、組み合わせ次第で様々な魅力的な風景になります。また、道沿いに植え付けると線の要素を作り出すこともでき、植え付け方次第で初夏の庭を様々な雰囲気に演出してくれます。

エゴポディウム・バリエガータ(斑入りイワミツバ)

  • エゴポディウム・バリエガータは、セリ科の耐寒性多年草。明るいグリーンにクリーム色の斑が入った爽やかなカラーリーフ。半日陰~日陰を好み、強い直射日光に当たると葉焼けをおこすので、シェードガーデンの寄せ植えやハンギングバスケット、グランドカバーや樹木の下草に用いられます。暗いイメージになりがちな日の当たらない場所に植えると、パッと明るい雰囲気を演出できます。夏に涼しい地域では、日なたで育てることもできます。 エゴポディウム・バリエガータは、半日陰~日陰の湿り気のある場所で育てると葉が大きくなり、地下茎でどんどん広がります。鉢で育てると、それほど葉が大きくならずにコンパクトに育てることができます。エゴポディウム・バリエガータは、特に病気の心配も無く、丈夫でほとんど手をかけなくても育ちます。美しい葉は4月~10月頃に観賞することができ、冬は地上部を枯らして越冬します。 エゴポディウム・バリエガータは、6月頃にホワイトレースフラワーに似た白い花を咲かせます。

枝豆(エダマメ)

  • エダマメは大豆を未成熟の時期に収穫したものをさします。主茎と分枝に分かれ、それぞにエダマメの実がなります。エダマメの花は白や紫色で、房から3~4つほどの花が咲きます。分類としてはエダマメは野菜類とされ、大豆になると穀類(穀物)になります。エダマメのさやにはうぶ毛が生えており、2~3粒ほどの実が入っています。 大豆は一般的には、中国原産とはいわれていますが、日本に自生する野生のツルマメとよく似ており、そのツルマメから栽培されたとも考えられ、中国・日本それぞれの地域で栽培化されたという説もあります。 エダマメは古くは奈良、平安時代から食べられていました。江戸時代には枝がついたまま茹でて売られ、食べ歩くという光景が見られたことからエダマメという名がついたとされています。 外国人観光客が、日本料理で好きなものといえば「お寿司、ラーメン、刺身、天ぷら…」は、もはや常識といってもおかしくないような日本のおもてなしメニューですが、数年前に海外のインターネット検索で日本食についての検索ランキング上位に、エダマメが浮上しました。美味しさだけでなく、健康食としてエダマメが海外セレブ達に注目されたのがきっかけといわれています。 しかも、英語の「Soybeans」ではなく、「EDAMAME」という名で浸透しています。エダマメは、今や国際語といっても過言ではない存在になっています。

エレモフィラ

  • エレモフィラは、銀白色の毛に覆われた美しい葉を持つオーストラリア原産の常緑低木。エレモフィラ・ニベアや、エレモフィラ・トビーベルという品種がよく流通しています。春に淡いラベンダー色や青紫色の爽やかな花を咲かせ、シルバーリーフとの対比が美しく人気があります。エレモフィラの中には、エレモフィラ・マクラタ(エミーブッシュ)のようにカラフルな花を咲かせ、葉に毛があまりなくほぼ緑葉のタイプもあります。花の形や色は品種によって大きく異なります。 エレモフィラは暑さ寒さにあまり強くない性質で、どちらかというと乾燥に強く高温多湿に弱い植物です。日本の気候では大きく育つ前に枯れてしまうことが多く、一年草や二年草扱いで草花のように育てられている印象もあります。日本では庭植えより、鉢植えの方が育てやすい植物です。日当たりを好みますが、真夏は風通しの良い半日陰で管理すると状態よく育ちます。温暖地であれば霜に当たらないように冬越し対策を行うと翌年も楽しめます。 ▼冬越し対策についてはこちら 植物も冬支度!宿根草とハーブの冬越し 師走に入り、紅葉の見ごろもそろそろ終わり、落ち葉の季節となりました。この季節の花壇の風景は見た目にはとても地… 金子三保子 2017.12.11

エキベキア・エレクトラショック

  • エキベキアは、「ルドベキア」と「エキナセア」を交配して作られた新しい植物です。エキナセアの丈夫さとルドベキアの花つきの良さ、大輪などの特徴が出ていて、見た目はどちらかと言うとルドベキアに近い雰囲気です。 エキベキア・エレクトラショックは花びらがスパイダー咲きなのが特徴です。また、花色が季節(気温)によって変化し、咲き始めの初夏は茶系、真夏になると黄色、秋になると茶系に変化します。開花期間が初夏から晩秋まで長く咲く宿根草で、ひとつひとつの花持ちも良いため、切り花として楽しむこともできます。

エルダーフラワー

  • エルダーフラワーは、5~6月頃になると白色の花を咲かせます。花は枝先に咲き、3~4mm位の大きさです。葉は卵型で、縁はギザギザになっています。背丈が高く、10mくらいに生長することもあります。 エルダーフラワーは、7月頃から9月にかけて黒い実がなります。エルダーフラワーの花には、マスカットのような香りがあり、秋に収穫した実はジャムなどを作ることができます。また葉、枝、根は薬としても効果があるのでハーブとしても利用されています。

エバーフレッシュ

  • エバーフレッシュは、ボリビア原産のマメ科コヨバ属の常緑高木です。日本では観葉植物として人気ですが、現地では30mを超すほどの高木になります。涼し気な明るいグリーンの葉と華奢な樹形が人気です。 エバーフレッシュは同じマメ科のネムノキと同じく、夜になると葉を閉じて眠ります。これを就眠(睡眠)運動と言います。この就眠運動は、夜間に葉から水分が蒸発していくのを防ぐ為だと言われています。 エバーフレッシュは、春から夏に薄黄緑色の小さな花を咲かせます。花もネムノキの花を小さくしたような、直径2~3㎝程度の花です。花後には赤いサヤの中に黒い種子の入った実を付けます。これがアカサヤネムノキという和名の由来です。

エニシダ

  • エニシダはヨーロッパ中西部原産の、落葉あるいは常緑低木です。生長しても2~3m程度と大きくなり過ぎず、乾燥にも強いので、庭植えで管理しやすい花木です。エニシダは枝を枝垂れさせるように広げる独特な樹形をしているので、花が咲いていない時期も存在感があります。 春に黄色や白のマメ科特有の蝶々のようなフォルムの花を咲かせます。枝垂れた枝にたわわに咲いた花が風に揺れる姿はうっとりするほど見事です。とても可愛らしいエニシダの木ですが、寿命が短く10年程度で枯れてしまいます。耐寒性はあまり強くないので、東北以北では鉢植えで管理し、冬は屋内で越冬させたほうが良い樹木です。 園芸品種に、矮性のヒメエニシダもあります。こちらは大きくなっても1m程度と小さめですので、庭植でも鉢植えでも管理しやすい品種です。花色が白や複色のエニシダもありますが、こちらは落葉です。

エゴノキ

  • エゴノキとは、樹高は7~15m前後になる落葉高木で日本にも広く分布しています。雑木林などにも自生している他、庭木としても親しまれています。樹皮は暗紫褐色でつるんとしてなめらかです。 エゴノキの葉は長さ4~8cmで互生します。5~6月頃に直径2cmほどの5弁の白い花が鈴なりにぶら下がって咲き、独特の美しさがあります。エゴノキの花の散り方は、花びらを散らさずに、咲いていた形のままで落下していきます。白い花がくるくると回りながら落ちていく姿は、とても可愛らしい趣きがあります。秋早めに果実が熟して、1果に1つだけ入っている種を出します。 株立ちのエゴノキは華奢な幹と風が抜けるような涼し気な姿が美しく、シンボルツリーとして人気があります。暑さ、寒さに強い丈夫な樹種で自然樹形のままで整うのも、庭木として人気の理由です。緑陰樹にはなりませんが花が美しいので公園や緑地にも植えられます。ピンクの花が咲く品種もあります。

エリゲロン

  • エリゲロンはキク科の耐寒性宿根草です。雑草に分類されるハルジオンはヒメジョオンもエリゲロンの仲間です。 園芸用として流通しているエリゲロンは、カルビンスキアヌス種です。小菊のような小さな花が初夏から秋まで長くたくさん開花します。性質はとても丈夫で広がるように生長していくのでグランドカバーや花壇の縁取りのような役割にも最適です。性質が強く環境にあうとこぼれ種でも増えていき、コンクリートの割れ目から発芽することもあります。

エリカ

  • エリカとは、ツツジ科エリカ属の総称です。常緑性で、700種以上が南アフリカと一部ヨーロッパを中心に自生しています。日本にも鉢花や切り花で数十種類が流通しています。開花期は品種によって異なりますが、秋から春。冬の寒い時期を得意とし、夏の高温多湿が苦手です。ヨーロッパの「ヒース」と呼ばれる、土壌の悪い荒地で自生する強健種です。 日本では、秋から春にかけて、花の少ない季節に花壇を賑わせてくれる貴重な植物です。花色もピンク、白、黄色、赤と豊富で、スズランのような咲き方から、ラッパのように突き出すような咲き方のものまであります。すっと伸びた幹と針葉樹のような葉、そこに群れるようにたわわに咲く花が可愛らしい植物です。

エシャレット

  • エシャレットは多年草で、開花しますが種子は作らず鱗茎で繁殖します。 エシャレットという名前に、とても似た名前の野菜で、エシャロットというものがあります。時々同じものとして扱われますが、全く別の野菜です。 エシャレットとは、若採りのラッキョウのことをいいます。当初若採りラッキョウが「エシャロット」として市場に出回ったため、今でも混同してしまう原因となっています。両者を間違わないようにするために、エシャロットを「ベルギーエシャロット」と呼ぶことが多いようです。 らっきょうの若採りであるエシャレットは、辛みを持つ代表的な五大野菜「五辛(ごしん)」の一つではありますが、一般的ならっきょうほど香りやクセが強くなく、生のまま食べられます。 ちなみに、エシャロットは玉ねぎの仲間で、主にオランダやベルギーなどヨーロッパからの輸入品が多くを占めます。

エラチオールベゴニア(リーガースベゴニア)

  • エラチオールベゴニアは、球根ベゴニアとベゴニア・ソコトラとの交雑品種をもとにして生まれたベゴニアの園芸グループの一つです。 ドイツの育種家オットー・リーガー氏がつくり出した数多くのエラチオールベゴニアが広く普及したことから、リーガスベコニアとも呼ばれるようになりました。今ではどちらの名前も同じ品種をさすものとして使用されています。 垂れ下がるように生長するエラチオールベゴニア(リーガースベゴニア)は、ハンギングバスケットに植えても可愛らしい姿に仕上がります。赤、ピンク、黄色などバラのような小花を咲かせるため、寄せ植えでは主役級の花です。

エシャロット(ベルギーエシャロット)

  • エシャロット(英語はシャロット)はタマネギの仲間です。鱗茎には独特の芳香があり、くさみ消しや風味づけなどに利用されます。日本では馴染みがあまりありませんが、海外ではとてもポピュラーなお野菜で、フランス、イラン、中国など多くの国で料理に使用されています。 玉ねぎと同じような薄茶色の皮がついており、玉ねぎよりも小ぶりで、細長い形をしています。ひとつの種球から生育し、分球して増えます。  

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