エンドウ(えんどう豆)の育て方・栽培|植物図鑑

植物名
エンドウ(えんどう豆)
学名

Pisum sativum

英名
Pea
別名・流通名
グリンピース
科名
マメ科
属名
エンドウ属
原産地
中央アジアから中近東

エンドウ(えんどう豆)の特徴

エンドウ(えんどう豆)は大きく分けて、若い莢(さや)を食用とする「サヤエンドウ」と、未熟な豆を利用するグリーンピースのような「実エンドウ」、そして完熟した豆を乾燥させて利用する「エンドウ豆」とがあります。

エンドウ(えんどう豆)は歴史が古く、紀元前7000年頃から南西アジアで栽培されていました。エジプトの有名なツタンカーメンの墓から出土するなど古代ローマやギリシャで栽培されるほど、歴史的にも大変古く重要な作物だったようです。後にインドから中国へ伝わり、日本へ入ったのは8~10世紀頃と言われていますが、日本でエンドウ(えんどう豆)が食べられるようになったのは江戸時代以降。

エンドウ(えんどう豆)は早い時代からヨーロッパ系とアジア系に分かれて発展していきましたが、大豆があったためにアジアではあまり広がらなかったようです。

エンドウ(えんどう豆)は、生物を習った方ならご存知の遺伝子学で有名な「メンデルの法則」の実験に用いられた植物です。

エンドウ(えんどう豆)の種類

エンドウ(えんどう豆)は莢(さや)の硬さで硬莢種(こうきょうしゅ)と軟莢種(なんきょうしゅ)に分かれます。

硬莢種(こうきょうしゅ)

赤エンドウ豆(成熟豆)…みつまめやゆで豆

青エンドウ豆(成熟豆)…煎り豆、煮豆、餡(鶯餡)

軟莢種(なんきょうしゅ)

サヤエンドウ

グリーンピース(未成熟豆)

最近リボベジとしても人気なスプラウトの一種「豆苗(とうみょう)」も、エンドウ(えんどう豆)の若芽です。

最近リボベジとしても人気なスプラウトの一種「豆苗(とうみょう)」も、エンドウ(えんどう豆)の若芽です。

エンドウ(えんどう豆)の詳細情報

園芸分類 野菜
草丈・樹高 40~200cm
耐寒性 やや強い
耐暑性 弱い
耐陰性 弱い
花色 白色または紅色

エンドウ(えんどう豆)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
収穫

エンドウ(えんどう豆)の栽培環境

日当たり・置き場所

エンドウ(えんどう豆)は日当たりを好みます。風通しの良い場所で育てましょう。

温度

エンドウ(えんどう豆)の生育適温は15~20℃です。

用土

プランター栽培のエンドウ(えんどう豆)は、野菜用の培養土で育てましょう。

畑栽培のエンドウ(えんどう豆)は、酸性土壌に弱いので、土が酸性に傾いているようなら、植え付け前に土の酸度調整が必要です。

まず植え付けの2週間前位には石灰を入れ耕しましょう。その1週間後に堆肥と元肥を入れ土になじませます。

窒素分を含む肥料は、石灰と合わさることで窒素分がアンモニアガスとなって消失してしまうため、同時に使用してはいけません。そのため、石灰と肥料を合わせて使用する際は、最低でも1~2週間ほど日数をあけて投入しましょう。

なお、この場合の石灰とは「消石灰」や「苦土石灰」をさします。牡蠣殻などの「有機石灰」ではそのような化学反応は起きないので、どうしても堆肥と石灰を使用するために必要な日数がない場合は「有機石灰」の使用をおすすめします。

エンドウ(えんどう豆)の育て方のポイント

水やり

種をまいた時はしっかりと水を与えますが、基本的に乾燥気味に育てましょう。畑で育てている方は降雨による水やりを基本に、よほど乾燥したときは様子を見て与えましょう。

肥料

マメ科の植物は、根粒菌といって根に共生する根粒菌が窒素分を作ります。そのため、追肥等は控えめにします。逆に肥料を与えすぎるとつるボケといって枝葉ばかりが大きくなり、実がつきづらくなるので注意しましょう。

1回目…追肥の時期は支柱を立てる時期に施します。

2回目…春に花が咲いたタイミングで与えます。

3回目…収穫が始まった頃施しましょう。

病害虫

エンドウ(えんどう豆)の大敵はハモグリバエです。被害の状況は葉に絵を描いたように白い線が現れるので、エカキムシとも呼ばれます。日ごろ注意深く葉を観察し、もし白い線の先に幼虫を見つけたら指で葉ごと潰してください。被害の場所が葉の全体に及ぶ時は葉ごと処分しましょう。主な発生時期は4~11月です。春になり、収穫が始まり出す頃から注意してください。

病気の代表格ともいえるうどんこ病です。被害の状況として、茎や葉などにうどん粉をまぶしたような白いカビが生えます。被害が進むと株全体に広がり、最終的には枯れてしまいます。病気が発生する要因として、比較的冷涼で乾燥すると発生します。まずは、うどん粉病にかからないような環境づくりを心がけることから始めましょう。

種まきの時点で、株の間隔をしっかりと空け、日当たりや風通しが良い環境を作りましょう。窒素肥料を与えすぎると発生しやすいので、3回の追肥は施しすぎることのないように気を付けましょう。

エンドウ(えんどう豆)の詳しい育て方

種まき

種のまき方は、3~4粒ずつの点まき、株間を30cmほど空けましょう。

マメ科は野菜は、種をまいたときに鳥に種を狙われやすいため、必ず寒冷紗などで種を守りましょう。

間引き

本葉が展開してきたら、強そうな2本を残し他のものはハサミで根元から切り取りましょう。

エンドウ(えんどう豆)は冬越しをさせる作物なので、種まきの時期が最大のポイントとなります。幼苗は寒さには比較的強く、しっかり冬越えするのですが、種を早くまきすぎて株が大きくなりすぎてしまうと寒気で傷みやすくなります。小さく育てて寒さの冬を乗りきりましょう。3月以前に株が十分に生長していないうちに花がついてしまった場合は、株の体力温存のためにも花は早めに摘み取りましょう。

エンドウ(えんどう豆)の花の色は、白色、又は紅色です。冬の低温に当たること、長日条件で、花芽ができるという性質を持っています。

収穫

種まきから半年ほどたった頃の4月以降が収穫のスタートです。エンドウ(えんどう豆)の収穫は、実がぱんぱんに膨らんだ頃に収穫します。莢(さや)にしわが出はじめたころが目安です。

種まきから半年ほどたった頃の4月以降が収穫のスタートです。エンドウ(えんどう豆)の収穫は、実がぱんぱんに膨らんだ頃に収穫します。莢(さや)にしわが出はじめたころが目安です。

冬越し

種を早くまきすぎて株が大きくなりすぎてしまうと寒気で傷みやすくなります。小さく育てて寒さの冬を乗りきりましょう。3月以前に株が十分に生長していないうちに花がついてしまった場合は、株の体力温存のためにも花は早めに摘み取りましょう。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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