意外と知らない!?ティランジア(チランジア)の植え替えのタイミング・理由・方法について
LOVEGREEN編集部
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ティランジアは、チランジアやエアプランツ(エアープランツ)と呼ばれている中南米原産の植物です。土が要らない植物として有名ですが、しっかりとした根を出し綺麗な花を咲かせます。
観葉植物など一般的な植物は年に1度や数年に1度植え替えをしますよね。エアプランツは着生植物(樹皮や岩に根を張る植物)なので基本的には植え替えは必要ないのですが、鉢植えにして育てている場合は植え替えをした方がいい場合があります。
今回はいまいち分かり辛いエアプランツの植え替えのタイミングから植え替えをする理由、植え替え方法をご紹介します!
目次
何で植え替えをした方がいいの?
エアプランツも観葉植物と同じように植え替えをした方が良いと聞いて、「えっ」っと思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
確かにコルクやインテリアバークに着生しているエアプランツは植え替えをする必要が無いのですが、素焼き鉢に水苔で植え込んであるエアプランツは、植え替えをした方が良い場合があります。
観葉植物などは根詰まりを解消するため、鉢増しをするために植え替えをしますよね。
しかしエアプランツの場合は違ってきます。
エアプランツは根からほとんど水を吸収をしないため、根詰まりという概念はないようです。また、エアプランツは鉢の大きさで株の大きさが変わるというより、湿度と日光量で大きさが変わってくるので、鉢増しというのは必要ないでしょう。(※株が大きくなり、バランスが崩れて倒れてしまう場合は大きい鉢に植え替えます)
では、なぜエアプランツも植え替えをした方が良いのでしょうか?
答えは虫の除去と水苔が劣化するからです!
鉢底ネットと軽石を敷いていれば虫が侵入することはあまり無いのですが、稀に虫が入り込んでいる場合があるので、水苔が劣化してきたタイミングで植え替えをし、除去します。
入り込む虫はナメクジやダンゴムシなどで、エアプランツを食害する害虫なので注意が必要です。
水苔は劣化すると保水力が落ちてしまうので植え替えることをおすすめします。
植え替えのタイミング
水苔が劣化してきたタイミングと言われてもピンとこない方もるのではないでしょうか。
画像を見て頂いた方が分かりやすいと思うので、下の画像をご覧ください。
水苔が劣化しています。
触ってみるとパサパサとしており、粉々になります。このように粉々になるようなら植え替えをして良いと思います。
こちらは綺麗な水苔です。繊維1本1本がしっかりしています。
さらに肥料を多めに与えていたり、日当たりの悪い場所に置いておくと水苔の表面に藻が出てくるので、植え替えをして日当たりと風通しのいい場所に移動すると良いと思います。
植え替えの方法
では早速エアプランツを植え替えていきましょう!
まず初めに劣化した水苔をエアプランツから除去します。
根を傷つけないように、丁寧に剥がしていきます。剥がすのが無理そうなら、無理やり剥がさなくて大丈夫です。
水でふやかした水苔を根に優しく巻いていき、軽く絞ります。
素焼き鉢、鉢底ネット、鉢底石はそのまま再利用して大丈夫です。
エアプランツを鉢の中に入れ、水苔を詰めてしっかり脱水すれば完成です!
エアプランツの絶対に失敗しない水苔植えの方法はコチラです。
植え替え後の管理方法
植え替え後は水苔がかなり濡れている状態なので、日当たりと風通しのよい所に置いてください。夏場は1日~2日あれば水苔が丁度いい湿り具合になります。
また、植え替えをした後に雨などが降ってしまうと、水苔が水を大量に吸収して乾き辛くなってしまうので、雨が降らない日に行うか、雨が当たらない屋外の風通しのよい場所に置いてください。
同じ理由で、水やりをするときも霧吹きで葉を濡らす程度にしてください。水苔がある程度乾燥すれば普通に水やりをして大丈夫です。
その他日常の管理方法は以下の記事を参考にしてみてください!
いかがでしたでしょうか。これを機にお家にあるエアプランツを植え替えしてみてはいかがでしょうか?
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