珪藻土プレートでティランジア(エアプランツ)を育てる。
LOVEGREEN編集部
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ティランジア(エアプランツ)の着生材はインテリアバークやコルクが定番ですが、100均でも売られている珪藻土プレートもおすすめです。今回は珪藻土プレートを使ったティランジア(エアプランツ)の板付けをご紹介します。
目次
ティランジアとは
ティランジア(エアプランツ)は主に北アメリカ南部~南アメリカに分布している植物で、ブロメリア科、ティランジア属に分類されています。原産地では樹皮や岩などに根を張って着生しており、土がなくとも生長することができます。
珪藻土プレートに板付けしてみよう
ティランジアの板付けには一般的にコルクやヘゴ板、インテリアバークなどが使用されますが、今回は100均で売られていた珪藻土プレートに板付けしたいと思います。
珪藻土ってなに?
珪藻土は珪藻と呼ばれる藻類の死骸が積もって出来た化石を原料としているもので、主成分は二酸化ケイ素です。吸水性に優れており、バスマットなどに使われたりもしています。
着生材に珪藻土プレートを選んだ理由
ティランジア(エアプランツ)の根は先端から接着剤のような物質を分泌して、それによって樹皮などにくっついています。そのため、金属などのツルツルとしたものには着生できず、着生するためには表面がザラザラしている必要があります。
そこで注目したのが珪藻土プレートです。表面はザラザラとしており着生しやすく、吸水性に優れているため水やり後も湿っている時間がある程度長い。さらには軽く柔らかいため加工もしやすいので珪藻土プレートを選びました。
板付けの方法
必要なものを用意して、実際にティランジア(エアプランツ)の板付けを行ってみましょう!
用意する物
- 珪藻土プレート
- ティランジア(エアプランツ)
- ハサミ
- 園芸用針金(細めのものがおすすめ)
- クリップ
- 電動ドリル(キリやドライバーでもよい)
1.着生させる場所を決める
ティランジア(エアプランツ)を着生させる場所と着生させる向きを決めましょう。大体珪藻土プレートの真ん中か少し下ぐらいに穴をあけるとバランスが良いかと思います。
2.珪藻土プレートに穴をあけよう
着生させる場所が決まったら珪藻土プレートに穴を開けましょう。珪藻土は柔らかいためキリやドライバーでも穴を開けることが可能ですが、電動ドリルなどがあると便利です。電動ドリルを使うときは手袋などを外しましょう。手袋が電動ドリルの回転部に巻き込まれると危険です。
穴の大きさは園芸用針金が通ればいいので、細くても問題ありません。
3.園芸用針金で固定する
穴に針金を通してティランジア(エアプランツ)を固定しましょう。このとき強く引っ張りすぎるとティランジア(エアプランツ)の葉が切れてしまうので、優しく丁寧に扱いましょう。
ティランジア(エアプランツ)は垂直の板などに着生させたとき、上側の葉の間から子株を出すので、出来るだけ下側の葉に針金をかけるようにしますが、下側の葉だけではうまく固定できない場合は上下で挟むように針金をかけると固定しやすいです。
4.クリップを付けて完成
最後に珪藻土プレートにクリップを付けてS字フックなどにひっかければ完成です。水やりもこのまま珪藻土プレートにも水をかけるように行います。
ティランジア(エアプランツ)の生長が活発になる梅雨~秋口は着生にピッタリな季節です。100均で珪藻土プレートを見つけたらレッツチャレンジ。
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