100均のティランジア(エアプランツ)の種類や選び方、育てるポイントとは?
LOVEGREEN編集部
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100均に売られているティランジア(ティランジア(エアプランツ))は、どれも変わった形をしているのでついつい手にとってしまいますよね。ティランジア(エアプランツ)は中南米原産の着生植物(樹皮や岸壁などに根を張っている植物)で、しっかりと管理をすれば綺麗な花を咲かせます。
最近では土が要らない植物ということで、インテリアプランツとして扱われることも多いです。花屋やホームセンターなどでも売られていますが、まずは手軽に100均のティランジア(エアプランツ)で!という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は100均のティランジア(エアプランツ)の種類や選び方、育てる時のポイントなどをお届けします!
目次
100均ティランジア(エアプランツ)を選ぶ時のポイント
お店の環境や、置き場によってはちょっと枯れてしまっているものもあります。100円だからいいや!と言わず、ちゃんと選ぶことも元気に育てるには大事です。
選ぶポイント
1.持ってみて重みがあるもの
2.葉の色がイキイキとしてキレイなもの
3.葉先が茶色く枯れ込んでいないもの
4.株元がスカスカして柔らかくないもの
このように選ぶときのポイントはざっくりと4つあります。では、順番に詳しく見ていきましょう!
1.持ってみて重みがあるもの
持ってみて重みがあるものは水を十分吸収している証拠です。水分不足で乾燥している株は手に持ったときに軽く、葉にしわが寄っている場合があります。
2.葉の色がイキイキとしてキレイなもの
ティランジア(エアプランツ)は日光不足に陥っていたり、日に当たりすぎて葉焼けをすると色が変色します。また、ハダニに食害されたティランジア(エアプランツ)は葉に黄色や白色の斑点が出るので選ばないようにしましょう。
3.葉先が茶色く枯れ込んでいないもの
ティランジア(エアプランツ)は乾燥するとまず葉先から枯れこんでいきます。多少ならばあまり気にする必要がありませんが、大きく枯れこんでしまっているものは避けた方が無難です。
4.株元がスカスカして柔らかくないもの
ティランジア(エアプランツ)は蒸れてしまうと、腐って株元がスカスカとして柔らかくなります。株元は基部と呼ばれており、ここが腐ってしまうと葉がバラバラに落ちてしまいます。
蒸れて腐っているか見た目で分からない場合は、株元を少し押してみてください。
100均にもあるティランジア(エアプランツ)の種類
ハリシー
銀色に輝く葉が美しいハリシーは人気が高く、また強健なため初心者の方にもおすすめなティランジア(エアプランツ)です。
普及種ではあるものの、ワシントン条約付属書Ⅱ(CITESⅡ)に登録されている品種で、自然下ではほぼ絶滅状態にまで追いやられています。
美しく作り上げられたハリシーは非常に美しく、自分の腕を試すのにもってこいではないでしょうか。また、花も非常に美しく、赤く大きな花苞に濃い紫色の花が咲く姿は見事です。
イオナンタ
ティランジア(エアプランツ)と言えばイオナンタ、そう言っても過言ではないほどメジャーな品種で、変種も多いため初心者だけでなくベテランの愛好家からも愛されている存在です。
イオナンタはティランジア(エアプランツ)の中でも乾燥に強く、また強健であるためティランジア(エアプランツ)の栽培基礎を学ぶにはピッタリなティランジア(エアプランツ)になります。
プセウドベイレイ(シュードベイレイ)
ティランジア・ベイレイに似ていることからプセウド(偽の)ベイレイと名付けられました。
ベイレイよりも葉が硬く、葉裏に筋のようなものが通っているのが特徴です。強健ですが成長が遅く、じっくり育てたい方やズボラな方におすすめです。
シーディアナ
硬めの細い葉がひょろっとでているシーディアナ。比較的お水を好み、子株が付きやすい種類です。見た目とは裏腹に花が非常に美しく、ティランジア(エアプランツ)では珍しい黄色の花を咲かせます。
赤い花苞に真っ黄色の筒状花が咲く姿は非常に美しく一度は咲かせていただきたい品種です。変異も多くあり、大型のものから小型のものまで様々です。
ジュンセア
ジュンセアはパッと見はイネ科の雑草のように見えますが、横しても、立てて飾っても存在感があります。いくつか束ねてボリュームを出してもよさそうですね。
成長はあまりはやくありませんが、大きくなり放射状に細長い葉を垂らす姿は非常に涼やかで美しいです。
カプトメドゥーサエ
カプトメデューサエはギリシャ神話に出てくる怪物、メデューサの髪に似ていることからカプトメデューサエと名付けられました。強健で成長もはやいためティランジア(エアプランツ)の入門にはピッタリです。
フクシー・グラシリス
グラシリスとは葉が細いという意味で、その名の通り細長い葉に丸い胴体とまるでウニのような姿をしています。
葉が細いため乾燥しやすく、フクシー・グラシリスを綺麗に育てられれば一人前のティランジア(エアプランツ)愛好家と言えるでしょう。
ブラキカウロス
ブラキカウロスは緑色の葉が美しいティランジア(エアプランツ)です。緑葉種の代表的な品種で、水をとても好みます。
乾燥に弱いため世話好きな方におすすめです。開花時になると全体が真っ赤に染まる選抜個体も知られており、成長もはやいため育てているという実感が比較的分かりやすいティランジア(エアプランツ)だと思います。
ブルボーサ
ブルボーサとは球根の意味で、丸く球根や壺のような形をした胴体が非常に可愛らしいティランジア(エアプランツ)です。また、触手の様に伸びた葉も独特で、ブルボーサ特有の雰囲気を纏っています。
開花時には花序と呼ばれる葉が赤く染まり、非常に美しいです。乾燥にも弱くはないですが、水を好むためミズゴケなどを使って植え込むと順調に育ってくれます。
ティランジア(エアプランツ)の基本的な育て方
たいせつな水やり
ティランジア(エアプランツ)は空気中の水分を吸収して育つから水やりはいらないという謳い文句がありましたが、それは自生地の話であって日本で育てるためにはしっかりと水やりをする必要があります。また、ティランジア(エアプランツ)は基本的に水好きなので、水やりを軽く見ないのことがポイントです。
水やりの目安は週に2回以上
週に2,3回霧吹きスプレーで葉水をやりましょう。
【夏】・・・夕方〜の涼しい時間
【冬】・・・昼間のあたたかい時間
株全体にお水をたっぷり与えましょう。
梅雨は雨ざらしに
雨が多く湿度の高い梅雨は外に出して雨ざらしにしましょう。ティランジア(エアプランツ)がたっぷりと水を吸収でき、さらに空中湿度も高いためよく発根します。
また、外に出しておくことで蒸れるリスクも減らすことができます。注意点として、必ず遮光ネットなどで遮光した場所に出してください。
真夏や冬は控えめに
真夏や冬はティランジア(エアプランツ)が休眠するため水やりは控えてください。真夏の場合は2~3日に1回程度、真冬は1週間に1回程度に減らし、乾燥させることでティランジア(エアプランツ)の耐寒性を高めます。
タイミングよく、入荷した後だったのでしょうか、お店に行った時にはキレイなティランジア(エアプランツ)がたくさんあったこともあります!
100円ということもあり、まとめて購入されている方もいました。ティランジア(エアプランツ)や観葉植物、見つけた時は要チェックしてみてくださいね!
※ここで紹介したティランジア(エアプランツ)はあくまで一部です。時期によって仕入れ内容が変わったりする場合があります。
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