秋から冬に現れる!? リスが作る「森のエビフライ」を探しに行こう!
小野寺葉月
このライターの記事一覧
冬になる直前、山の家に引っ越しました。カラマツ林の中にあるおうちです。近くには鹿やキツネ、フクロウ、そしてリスが住んでいます。今日は私が森で発見した「森のエビフライ」をご紹介します。
目次
森のエビフライ探し
森のエビフライ。そう聞いて何を思い浮かべるでしょうか。森の洋食屋さんが作っているエビフライ? 森でとれるエビを使ったエビフライ? いえいえ違います。
それはどうやら松の木の下にあるそうです。
探しに行く昨晩から降り続いた雪で辺りは真っ白ですが、雪はやんで晴れ間も出てきました。それではさっそく探しに行きましょう。
鹿の足跡とウサギの足跡を発見! 雪が降るとどうぶつの足跡が見つかるような自然に囲まれた環境。足跡からこの鹿は途中で方向転換をしたのでは? と推測して楽しむことがで来ます。
オウシュウトウヒの松
カラマツ林のなかに、オウシュウトウヒ(ヨーロッパトウヒやドイツトウヒとも言います)が並んでいました。
木の根元に大きく長細い松ぼっくりが落ちています。落ちた後に雪が降っているのか、雪に埋まっています。
これは今朝落ちたものでしょうか。雪が積もっていませんね。雪が積もってしまったので見つかるかなあ、と思ったその時、見つけました!
見つけた! 森のエビフライ
これが森のエビフライ! 予想より大きい! そして予想よりエビフライ!少し焦げていますが・・・。
写真の一番下にあるものがきれいな状態のオウシュウトウヒの松ぼっくりです。このエビフライ、シェフはなんとリスなんです。松ぼっくりの「かさ」部分を食べ、芯の部分を地面に落としてゆくのですね。
シルエットは完全にエビフライ。
荒目のパン粉で作った割と高そうなエビフライです。
しっぽがまたリアルです。リスが食べているのは松の実なんだそうで、先端部分だけ残すのは、この部分には松の実がすでに落ちた後だからなのでしょうか?
見づらいのですが、リスが庭に来た時の写真です。器用にカラマツを上ったり下りたり。奥のもみの木に巣があるようです。
この後、家のデッキの下に潜り込んでしばらくしたら小枝をくわえてきた道を戻っていきました。あまり刺激しないように、気にしないようにしつつ、観察したいと思います。
▼関連記事
関連ワード
今月のおすすめコンテンツ
「秋から冬に現れる!? リスが作る「森のエビフライ」を探しに行こう!」の記事をみんなにも教えてあげよう♪