半日陰で美しく育つ寄せ植え !ヤマアジサイの涼やかなシェードガーデン
LOVEGREEN編集部
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あまり日があたらない庭やベランダでは、寄せ植えは育てられないと思っていませんか?1日のうちで数時間だけ日があたるような場所や、木漏れ日がさすような明るい日陰を好む植物を集めて寄せ植えをつくれば、あまり日があたらない場所でも全く問題ありません。今回紹介する寄せ植えのイメージは、涼やかな木漏れ日のシェードガーデン。そんな屋外の半日陰だからこそ美しく育つ寄せ植えの作り方を紹介します!
シェードガーデンの寄せ植えの目次
半日陰におすすめの寄せ植え植物6種
ヤマアジサイ ~アジサイ科 半耐寒性落葉低木~
フクシア ~アカバナ科 半耐寒性低木~
ラミウム ~シソ科 耐寒性多年草~
ヒューケラ ~ユキノシタ科 耐寒性多年草~
コデマリ ゴールドファウンテン ~バラ科 耐寒性落葉低木~
ミスキャンタス ~ユリ科 耐寒性多年草~
シェードガーデンの寄せ植えを教えてくれた井上まゆ美さん
井上 まゆ美 さん
園芸家。株式会社河野自然園 代表取締役。横浜市にある自社農園での定期講習や北海道から九州まで全国各地への出張講習を含め、年間約100講座を開講しています。
▼井上まゆ美さんについてもっと詳しくはこちら。
シェードガーデンの寄せ植えの作り方
今回は園芸家の井上まゆ美さんに、初夏のシェードガーデンを爽やかに彩るヤマアジサイの寄せ植え寄えを教えていただきました!
淡いピンクをメイン、黄色をさし色にしました。こんもりとアイスクリームのようなドーム形をイメージして植えていき、葉ものでアクセントをつけるのがポイントです。
1. 鉢底ネットを敷いた器に、鉢底石の代わりとして細かめのパーライトを器の高さの1/5ほど入れます。その上に培養土を入れていきます。
2. 鉢の部分が一番高さがある苗を置いて、土の高さを決めます。寄せ植えの中心となるヤマアジサイから植えていきます。
3. ヤマアジサイの後方にコデマリとミスキャンタス、左手前にヒューケラを植えます。
4. 右手前にフクシアの苗を少し外側へ傾けて植え、ナチュラルな仕上がりにします。
5. 正面にラミウムを入れます。隣り合う葉を絡ませてそれぞれの葉が美しく見えるようにすると、寄せ植え全体がなじみ、少し前からその場所で育っていたような自然な景色ができます。
6. まわり一周と、苗と苗の隙間にもしっかり土を入れます。割りばしなどの棒で土をつっつき、鉢全体に土が行き渡るよう整えます。
7. 完成!根元にたっぷり水をあげます。作りたては土に水が浸透しにくいので、何回かに分けて水が底から流れ出るくらいあげましょう。半日陰の風通しが良い場所で、しっとりと美しく育てます。
寄せ植え完成後のお手入れ
花が終わったら、新芽を伸ばすために、葉の上でカットします。花に一番近い節もしくは二番目に近い節の部分で切ります。
インパチェンス ~ツリフネソウ科 非耐寒性一年草~
ヤマアジサイの花が終わった後は、ヤマアジサイのみ別の鉢に植え替え、空いた所に他の花苗を入れるとさらに長く楽しめます。写真のインパチェンスは花期が長く、半日陰で美しく咲き丈夫でおすすめです。ヤマアジサイの場所にインパチェンスを植え、インパチェンスとフクシアの花がら取りを続けて、晩秋まで美しい寄せ植えを楽しみましょう。
暑い日に木漏れ日のシェードガーデンで涼むと気持ちがいいですよね。今回はそんな涼やかな半日陰で美しく育つヤマアジサイの寄せ植えを紹介しました。ぜひ、作ってお楽しみください。
今回の撮影は、井上まゆ美さんが代表を務められる河野自然園の農園ハウスで行いました。季節の草花や多肉植物などが豊富にそろっていて、見ていて飽きない素敵な場所です。近くに行った際は足を運んでみてください!
余談ですが、Botapii掲載「季節を彩る寄せ植え作り」のページづくりのため、寄せ植え撮影チームが毎回全力で取材しているところ。毎回、その時によって様々な表情を見せてくれる寄せ植えの魅力を伝えるために、「こうしたい」「あーしたい」と毎号力が入っています!
次回は誰がどのような寄せ植えを紹介するのでしょうか?お楽しみに!
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