丸ごと焼きりんごの作り方|オーブンで作る簡単レシピとアレンジ
とまつあつこ
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りんごを丸ごと焼いて作る、簡単で美味しいデザートをご紹介します。食物繊維やビタミンCが多く含まれるりんごは「1日1個のりんごで医者いらず」ということわざがあるほど栄養価が高い果物です。ぜひ、りんごがたくさんあるときに作ってみませんか。りんごの旬と栄養についてや、丸ごと焼きりんごのアレンジレシピについてもお話しします。
目次
りんごとは|りんごの旬と栄養
りんごとは
りんごの起源は約8000年前で、人類が食べた最も古い果物だと言われています。日本では明治初期に栽培が始まりました。
バラ科・リンゴ属の落葉果樹で、春の終わりに白い花を咲かせ、8月~11月頃に収穫期を迎えます。生育適温は18~20℃前後。寒冷な気候を好むため、日本での生産地は青森、長野、岩手などが多くなっています。
りんごの旬と栄養
りんごは一年中食べられる定番の果物ですが、一年の中で一番美味しい旬の季節は秋です。
りんごは、食物繊維やビタミンC、ミネラル、カリウムを多く含み、整腸作用や血糖値の正常化、血圧低下、消炎作用などがあると言われています。西洋のことわざに「An apple a day keep the doctor away.(1日1個のりんごで医者いらず)」があり、古くから栄養価の高い果物として親しまれてきたことがわかります。
りんごの皮がベトベトするのはどうして?
りんごの表面が少し油っぽかったり、ベトベトするときがありますが、これはワックスや防カビ、防虫などの薬剤ではなく、りんごそのものから生成される成分だそうです。りんごは、熟してくるとリノール酸やオレイン酸などの不飽和脂肪酸が作られ、天然のワックス状の膜(ブルーム)ができます。これは、りんごの中の水分などを外に逃がさないようにして鮮度を保つ働きをしています。
ブルームは、自然にできるワックスなので安心して食べられます。皮や皮の近くの部分には果肉部分よりもさらに食物繊維やビタミンCなどの栄養があると言われているので、皮をよく洗ったり布で磨いたりして皮ごと食べるといいですね。
▼りんごジャムの作り方はこちら
丸ごと焼きりんごの作り方
材料
- りんご 1個
- 砂糖 大さじ1
- シナモン 小さじ1
- バター 10~15g
- レモン汁 小さじ1
砂糖は、今回はてんさい糖を使いました。グラニュー糖、三温糖などの砂糖でも作れます。
作り方
- りんごをよく洗い、刃の細長いナイフで芯の周りを一周してくり抜きます。
- 柄の長いスプーンを使って、種と種の周りの硬い部分を取り除きます。このときに、底まで貫通させないように力を加減しましょう。
- 芯をくり抜くとこんな感じです。りんごの芯抜き器があるともっと簡単にできますね。
- 焼いていくうちに汁が出るので、少し深さのある耐熱容器に入れて焼きましょう。耐熱容器が無い場合は、クッキングシートを深皿の形にして使ってもいいですね。
- りんごの高さ半分くらいまで縦に十字の切り込みを入れておくと、火が通りやすかったり、焼き上がった後に切りやすかったりします。(何度か焼いてみてそう思ったので、この写真には切り込みが入っていません。焼き上がり後の写真をご覧ください。)
- くり抜いた部分に砂糖を入れます。
- シナモンを入れます。
- バターを入れていきます。
- 最後にレモン汁も加えます。
- 180℃のオーブンで35~40分焼くと、こんな風にこんがり仕上がります。
- 焼きたてのりんごにアイスクリームを乗せて、シナモンをふりかけて食べると絶品です。
丸ごと焼きりんごにぴったりな付け合わせ
バニラアイスクリーム
焼きたてのりんごにアイスを乗せると、みるみるうちに溶けていきますよね。食いしん坊にはその姿がたまりません。焼きりんごとバニラアイスクリームの組み合わせは、子供から大人までみんな好きなのではないでしょうか。
ナッツ&チーズ
バニラアイスクリームに、さらにナッツ類やチーズを添えると味の変化を楽しめます。ナッツは、クルミ、アーモンド、カシューナッツなど何でも合います。チーズは、クリームチーズやブラックペッパーの効いたものがおすすめです。ゴルゴンゾーラチーズを乗せると、ワインにも合う大人の風味になりますよ。
サワークリーム&チョコレート
少し酸味のあるサワークリームや、チョコレートにもぴったり。
焼きりんごは、それ以外にも生クリーム、カスタードクリーム、レーズン、焼きバナナなど、様々な組み合わせが楽しめます。切ってパンに乗せたり、ポークソテーの付け合わせにしても美味しいですね。
丸ごと焼きりんごを作ろう♪
りんごを切ってバターと砂糖でソテーするだけでも甘くてこくがある美味しいデザートになりますが、オーブンで丸ごと焼いたりんごにはちょっと特別感があるように思います。りんごがたくさんあって贅沢に使っても大丈夫なときは、ぜひ丸ごと焼いてみてはいかがでしょうか。見て楽しい食べて美味しい至福のひとときが味わえるのでおすすめです。
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