のらぼう菜の美味しい食べ方|簡単レシピ
とまつあつこ
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のらぼう菜の食べ方や簡単レシピをご紹介!のらぼう菜は、春が旬のアブラナ科の葉もの野菜です。簡単で美味しい調理法をお話しします。
目次
のらぼう菜とは
のらぼう菜は、東京都西多摩地区、埼玉県飯能地区周辺を中心に江戸時代から栽培されていたとされる伝統野菜のひとつです。
寒さに強く丈夫で育てやすいため、家庭菜園にもおすすめです。鉢植えでも気軽に育てることができます。春にとう立ちした主の茎を折ると、次々と脇芽が伸びます。間引き菜、葉、つぼみのついた菜花のどれも美味しく食べられます。
見た目は大根の葉や菜の花に似ていて、食感は菜の花に似ていますが、くせや苦味がなく甘みがあって食べやすいため、小さなお子さんでも食べやすい味です。加熱せずに生でも食べることができ、サラダ、お浸し、みそ汁、スープ、炒め物、天ぷら、パスタなど、万能に使うことができる野菜です。
▼のらぼう菜の育て方はこちら
のらぼう菜の栄養
のらぼう菜は、βカロテン、ビタミンC、カルシウム、鉄、食物繊維などを多く含み、葉もの野菜の代表的な「コマツナ」や「ホウレンソウ」と比べても同じくらい栄養豊富な野菜です。
のらぼう菜は、ホウレンソウに多く含まれる「あく」の成分「シュウ酸」がとても少ないため、下茹でしないでも甘く美味しく食べることができます。
のらぼう菜の食べ方・下処理
切り方
葉の部分は食べやすいサイズにざく切りにします。
茎の部分は食べやすい長さにカットし、太い茎は縦に割って切ります。
茹でる
茹でると栄養分が流れ出ます。熱湯を沸かした鍋に塩を加え、短時間でさっと茹でましょう。その後ざるに取り、粗熱が取れたら軽く水けをしぼります。
丸ごと茹でる方法
カットせずに丸ごと茹でる方が栄養分の流出が少ないのでおすすめです。茎の部分を先に1分ほど茹でて、後から葉の部分も一緒に入れて1分弱茹でます。
カットしてから茹でる方法
無水鍋を使う場合は、カットしてから茹でてもOKです。
炒める
オリーブオイル、バター、ゴマ油、マヨネーズ、ニンニクなどによく合います。和風、洋風、中華などどんな味付けでも美味しく仕上がります。
煮る
みそ汁、スープ、シチューなどの仕上げに使うと彩りがきれいです。加熱時間が長くなると食感が悪くなるので、仕上げの段階でさっと煮ます。
のらぼう菜のレシピ➀パスタ
材料(2人分)
- のらぼう菜 4本
- ベーコン 100g
- ペンネ 200g
- 卵 1個
- オリーブオイル 大さじ1
- マヨネーズ 大さじ2
- 塩・コショウ 少々
作り方
- ペンネをアルデンテに茹でます。
- のらぼう菜とベーコンを食べやすい大きさにカットし、卵を溶きほぐしておきます。
- フライパンにオリーブオイルを熱し、のらぼう菜とベーコンを炒めます。
- のらぼう菜とベーコンに火が通ったらフライパンの半分に寄せて、空いた場所に卵を入れます。
- 卵が半熟になったら、マヨネーズを加えて全体を混ぜ、ペンネを合わせ、塩・コショウで味を調えます。
作った感想
のらぼう菜は、えぐみの成分である「シュウ酸」が少ないので、下茹でしなくても甘くてとても美味しいことがよくわかりました。マヨネーズで炒めることでさらに味がまろやかになります。ペンネや卵無しで、のらぼう菜とベーコンだけでも十分美味しいです。
のらぼう菜のレシピ➁胡麻和え
材料(2人分)
- のらぼう菜 4本
- 砂糖 大さじ1
- 醤油 大さじ1
- すりごま 大さじ1
- かつお節 1パック
作り方
- のらぼう菜をさっと茹で、水けを軽くしぼって食べやすい大きさにカットします。
- 砂糖、醤油を合わせて混ぜ、すりごまとかつお節も加えて混ぜます。
作った感想
食べた感じは、菜の花の胡麻和えの苦味が無いバージョンです。菜の花のほろ苦い美味しさが苦手な方には、のらぼう菜の胡麻和えがおすすめです!甘くてどんどん食が進みます。
のらぼう菜を食べよう♪
のらぼう菜は市場に出回ることが少なく、農産物直売所などで売っていることが多いため、なかなか買う機会が無いと思います。
先日、川越に行ったときにたまたま見つけたので購入しました。とても新鮮で甘くて美味しくて、旬の野菜からパワーをもらえた気がします。家庭菜園でも育ててみたいと思いました。(^^)
貴重な野菜なので、皆様もぜひ、見かけたら購入して食べてみてくださいね。
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