秋のインテリアに映える「ノバラの実」の生け方と飾り方|赤い実で秋を呼び込もう
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秋の風を感じるとともに、お部屋の模様替えをしたくなる方も多いのではないでしょうか。この季節に圧倒的な存在感を放ち、お部屋を明るく彩ってくれるのが「ノバラの実」です。
今回は、秋のインテリアに洗練された彩りを添えるノバラの実の魅力から、長持ちさせる基本の生け方、ドライフラワーとしての楽しみ方、さらにおしゃれに見せる飾り方のアイデアまでをお届けします。
目次
ノバラの実とは|秋のインテリアを彩る「赤い実」の魅力

ノバラの実とは、原種のバラ「ノイバラ」が秋につける実のことで、厳密にはモリイバラやヤブイバラなど数種類の総称です。生花店では9月頃から11月頃にかけて出回り始め、秋の代表的な枝ものとして親しまれています。
大人のインテリアになじむ「野趣あふれる美しさ」
整然と仕立てられた花とは異なるノバラの実の魅力は、自然を感じる美しいラインと疎密のバランスにあります。
ゆったりとしなった枝のカーブや、実がギュッと密についている様子は、自然が生み出す美しさそのもの。その野趣に富んだ表情が、秋のインテリアに心地よい風を呼び込んでくれます。鮮やかすぎない、深みのある自然の赤は、ナチュラルテイストにもモダンな空間にも自然に溶け込みます。また、一本として同じ形がないため、枝の向きやしなりを活かした自分だけのスタイリングが楽しめるのも魅力です。
豊穣を感じさせる赤く色づいた実を、お部屋の中でゆっくり眺める時間は、心豊かな秋のひとときをもたらします。
日持ちの良さと季節感の演出
枝ものの中でも非常に丈夫で日持ちが良く、お手入れ次第で長期間楽しめるのも嬉しいポイントです。
深みのあるグリーンやボルドー、温かみのある生成りやマスタードイエローといった秋色のファブリックや木製家具との相性が抜群で、飾るだけでお部屋全体にしっとりとした秋の情緒を運んでくれます。
ノバラの実の基本的な生け方

実が付いた枝ものは少し難しそうに感じるかもしれませんが、下準備をきちんとすることで、美しい状態を長く楽しむことができます。
「水揚げと下準備」長持ちさせるためのポイント
生け始める前に、しっかりと水を行き渡らせるための「水揚げ」と安全のための処理を行いましょう。
トゲの処理
ノバラの実にはトゲが残っていることがあります。ハサミでカットするか、削ぎ落としておきましょう。
水揚げ
バケツなどに張った水の中で枝先を斜めにカットします。この時、枝の切り口に縦に「十」の字の切り込みを入れると、水の吸い上げがぐんと良くなります。
花瓶の選び方と美しく見せる生け方のバランス
ノバラの実を生ける際の花瓶は、「高さ」と「重厚感」があるものが適しています。実の重みで倒れてしまわないよう、どっしりとしたガラスや陶器の花器を選びましょう。
花器の高さと枝の比率
花瓶の高さに対して、外に出る枝の長さを「1 : 1.5」の割合にすると、全体のバランスが美しく見えます。
一本生けでシンプルに
大きな枝ぶりのものを1本生けるだけで、絵になります。あえて他の花を混ぜず、ノバラの実だけを見せることで、洗練された雰囲気に仕上がります。
水の量
枝ものは浅水(花瓶の1/3~1/4程度)で生けるようにしましょう。水に浸かる部分が多すぎると枝が腐りやすくなるためです。
生花からドライフラワーへ。ノバラの実を2度楽しむ

ノバラの実の素晴らしいところは、生花としての鑑賞期間が終わった後も、そのままドライフラワーとして長く楽しめる点です。
簡単なドライフラワーの作り方
1〜2週間ほど水に生けて楽しんだら、実がシワシワになる前にドライフラワーにするのが美しく仕上げるコツです。花と違って実は変化がわかりづらいので、水替えの度に観察して、シワが深くなる前に水から引き上げましょう。
吊るして乾燥させる
直射日光の当たらない、風通しの良い場所に麻紐などで縛って逆さに吊るします。枝が大きいようであれば、使いやすいサイズにカットしましょう。約2週間ほどで、実の水分が抜けて引き締まります。
花器に入れたまま乾燥させる
大きな枝は、水を捨てた花器に生けるように飾りながら、乾燥させることもできます。飾っていた姿のまま、きれいなドライフラワーに仕上がります。
ドライフラワー化する際のお手入れと注意点
直射日光を避ける
強い日差しに当たると、実の赤色が急激に退色して茶色くなってしまいます。陰干しを心がけましょう。
湿気に気を付ける
湿気が多い場所ではカビが発生する原因になります。風通しの良い乾燥した部屋で飾るのが長持ちの秘訣です。
実にシワができる理由
ドライフラワーにしたときに実にシワができてしまうものと、できないものがあります。残念ながら理由は判然としませんが、個体差や環境によるものと考えられます。しっかりと吸水させたものや、早めに水から引き揚げて乾燥させたものはシワができにくいようです。
インテリアに映える!ノバラの実の飾り方

一本だけでも絵になるノバラの実ですが、飾る場所や飾り方を変えることで、お部屋の様々な場所で秋のインテリアを引き立ててくれます。今日から試せる飾り方のアイデアをご紹介します。
玄関やアプローチで「秋の訪れ」を演出
家の顔である玄関に、少し大きめのノバラの実を高さのある陶器の花器にバサッと生けてみましょう。ドアを開けた瞬間に飛び込んでくる鮮やかな赤い実は、家族やゲストを温かく迎えてくれます。
1本をコンパクトに。一輪挿しでテーブルやデスクに
枝分かれしている小さな部分をカットし、小ぶりな一輪挿しやアンティークのガラス瓶に挿すだけでもパッと目を引くアクセントになります。食卓やキッチンのカウンター、書斎のデスクなど、ふとした瞬間に視線が入る場所に置くだけで心なごむ空間が生まれます。
ドライの実を「秋のリースやスワッグ」に
ドライにしたノバラの実の枝をリースベースに編み込んでいけば、真っ赤なリースが出来上がります。ユーカリやパンパスグラスなどの他のドライフラワーと一緒に束ねて「スワッグ」にするのもおすすめ。壁やドアに飾れば、一気におしゃれなカフェのような空間に早変わりします。
キャンドルや洋書と合わせた「秋のディスプレイ」
チェストやサイドボードの上に、お気に入りの洋書を敷き、その上に横たえるようにノバラの実の枝を添えてみてください。横にキャンドルを並べれば、まるでインテリア雑誌の一ページのようなシックな秋のディスプレイが完成します。
野趣あふれる美しさと、パッと目を引く華やかさを併せ持った「ノバラの実」。生花としてのみずみずしい輝きを楽しんだ後は、シックなドライフラワーにして長く楽しむことができます。この秋は、ノバラの実を飾って、お部屋で季節の移ろいを感じてみませんか。
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