梅の季節は?梅の花の種類と毎年咲かせるコツをご紹介!

山田智美

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春の訪れを報せてくれる梅の花。早春は道を歩いているだけで梅の香りが漂ってきます。梅にはたくさんの種類があるのをご存知でしたか?一部ですが梅の花の種類を白梅、紅梅に分けてご紹介します。

他にも花を楽しむ梅と食用の梅の違いや、翌年も花を楽しむコツについてご紹介しています。

目次

梅の基本情報

学名:Prunus mume 科、属名:バラ科サクラ属 分類:落葉高木 梅の花の特徴 梅は中国原産の落葉高木です。初春のまだ緑も花も少ないお庭で香りの良い花を咲かせてくれます。まだ寒い季節に鼻先をかすめるようにふわりと梅の香りが流れてくると、春が近いことを実感します。梅はバラ科サクラ属の庭木ですが、桜と違い香りがよいのも特徴です。梅は花、香り、実が楽しめる理想的な庭木です。  澁澤龍彦氏は自身の本の中で梅の花を「的皪(てきれき)」と表現しています。的皪(てきれき)とは白く光り輝く様子を表現する言葉です。初春の明るい太陽に照らされて、輝くように咲く梅の花。梅の花の美しさを表現するのに、これほど適切な言葉はないように思います。

 

  • 学名:Prunus mume
  • 科、属名:バラ科サクラ属
  • 分類:落葉高木

梅の花の特徴

梅は中国原産の落葉高木です。初春のまだ緑も花も少ないお庭で香りの良い花を咲かせてくれます。まだ寒い季節に鼻先をかすめるようにふわりと梅の香りが流れてくると、春が近いことを実感します。梅はバラ科サクラ属の庭木ですが、桜と違い香りがよいのも特徴です。梅は花、香り、実が楽しめる理想的な庭木です。

澁澤龍彦氏は自身の本の中で梅の花を「的皪(てきれき)」と表現しています。的皪(てきれき)とは白く光り輝く様子を表現する言葉です。初春の明るい太陽に照らされて、輝くように咲く梅の花。梅の花の美しさを表現するのに、これほど適切な言葉はないように思います。

ウメ(梅)

  • ウメ(梅)は、初春のまだ寒い時期に香りのよい花を咲かせる落葉高木です。日本には中国からかなり古い時代に薬用として渡来しました。樹高は10mに達しますが、3~5m程度で栽培され、古くから花、香り、果実の3拍子揃った春を告げる落葉花木として全国各地で植栽され広く親しまれています。

    ウメ(梅)の枝は広く張り、葉は長さ5~8cm程度で二重鋸歯があります。花は2年枝の細く短い枝に2.5センチ程度の花をつけます。ウメ(梅)は品種によって開花期の差が大きいです。性質上、野梅性・緋梅性・豊後性・杏性の4系統に分けられますが園芸上は花を観賞する梅と果実の収穫を目的とする梅に分けられます。

    果樹としては各地に産地があり、観賞樹としては庭や公園に春を告げる木として好んで植えられます。またウメ(梅)は花もの盆栽の代表格です。

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実梅と花梅の違いとは?

梅干しや梅酒、梅の花が咲いたら次の楽しみは果実の収穫です。梅には花を楽しむ花梅と果実を収穫するのに適した実梅があるのをご存知でしたか?  花梅は観賞用に改良されたもので、花の色や咲き方、樹形を楽しむものです。実梅の方は花よりも果実の収穫を楽しむためのものですが、ちゃんと香りの良い観賞価値のある花を咲かせてくれます。自宅に植えるなら、花も実も楽しめる品種を選ぶといいでしょう。  梅は自家受粉しにくい為、確実に果実を収穫したいのであれば2本以上を植えた方がいいと言われています。  梅の実は花後すぐに膨らみ始め、初夏には丸く大きくなります。梅酒にするのも梅干しにするのも、まだ青いうちに収穫します。そのまま放っておくとあんずのようなオレンジ色に熟していき、触れるとぶよぶよと柔らかくなります。そこまで放置した果実は食用には向きませんので、鳥たちにプレゼントしてあげましょう。

梅は大きく分けて花梅と実梅に分類されますが、この分類の境界は基本曖昧です。ただ、その言葉の違いと意味がわかれば問題ありません。

花梅とは

花梅とは、花を観賞することを目的としして改良された品種で、花の色や香り、咲き方、樹形を楽しむものです。果実は食用に不向きか、あるいは食べてもおいしくないような品種が多いようです。花はふっくらとした八重咲きや濃いピンク、淡いピンク、白の他に複色もあったりと豪華です。

実梅とは

実梅は果実の収穫を楽しむことを目的とされる品種を指しますが、実梅も香りの良い観賞価値のある花を咲かせてくれます。せっかく庭に梅を植えるなら花も実も楽しめる品種を選びたいものです。梅の花、香り、果実をすべて楽しみたいと思うのは決して強欲なことではありません。梅は自家受粉しにくい為、確実に果実を収穫したいのであれば2本以上を植えた方がいいと言われています。

梅の実は花後すぐに膨らみ始め、初夏には丸く大きくなります。梅酒にするのも梅干しにするのも、まだ青いうちに収穫します。そのまま放っておくとあんずのようなオレンジ色に熟していき、触れるとぶよぶよと柔らかくなります。柔らかくなるまで熟した果実は梅ジャムにするのもよいでしょう。あるいは木に残しておいて鳥にプレゼントしてあげるのも楽しみ方の一つです。

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白梅の種類を4つ紹介!

白花を咲かせる梅の種類をいくつか紹介します。梅は非常に品種が豊富な為、とても網羅出来るものではありません。ごくごく一部ですが、ご紹介します。

冬至梅(とうじばい)

冬至の頃から咲き始めるからというのが名前の由来です。早咲きの品種です。

冬至の頃から咲き始めるからというのが名前の由来です。早咲きの品種です。

春日野(かすがの)

丸いきれいな花の形が魅力的な白梅です。ほんのり色づいた蕾も可愛らしい。

丸いきれいな花の形が魅力的な白梅です。ほんのりピンクに色づいた蕾も可愛らしい。

内裏(だいり)

八重咲の白梅種。花付きが良くとてもいい香りです。

八重咲の白梅種。花付きが良くとてもいい香りです。

緑萼梅(りょくがくばい)

個人的に一番好きな白梅です。白梅の花は萼が赤いのでうっすらと赤味がかって見えるのですが、緑萼梅(りょくがくばい)は萼がグリーンなので花もすっきりとした白に見えます。

個人的に一番好きな白梅です。白梅の花は萼が赤いのでうっすらと赤味がかって見えるのですが、緑萼梅(りょくがくばい)は萼がグリーンなので花もすっきりとした白に見えます。

 

明るいグリーンの萼です。すっきりとした白が際立ってきれいな花です。

明るいグリーンの萼です。すっきりとした白が際立ってきれいな花です。

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紅梅の種類を4つ紹介!

赤い花が咲く梅を総じて紅梅と呼びますが、実際にはその赤にもいろいろあります。明るい赤、暗めの濃い赤、ピンク色。そんな種類豊富な紅梅を一部ですが紹介します。

八重寒紅(やえかんこう)

八重咲の紅梅です。赤というよりマゼンダピンクといったところでしょうか。

八重咲の紅梅です。赤というよりマゼンダピンクといったところでしょうか。

楠玉(くすだま)

優しいピンク色の紅梅です。花びらの重なりのボリュームの多さが魅力です。

優しいピンク色の紅梅です。花びらの重なりのボリュームの多さが魅力です。

鹿児島紅(かごしまこう)

深紅と言ってもいいくらい真赤な紅梅です。多くの花が咲く梅林の中でも人目を引く色です。

深紅と言ってもいいくらい真赤な紅梅です。多くの花が咲く梅林の中でも人目を引く色です。

八重旭(やえあさひ)

ふっくらと丸みを帯びたフォルムと淡いピンク色が可愛らしい梅の花です。

ふっくらと丸みを帯びたフォルムと淡いピンク色が可愛らしい梅の花です。

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梅の季節は?花咲く季節と見頃、梅の実の収穫時期

梅は、花も実も楽しめる庭木です。梅の花が咲く季節、実がなる季節をそれぞれご紹介します。  梅の開花時期 梅の開花時期は早春です。早咲きの品種であれば1月後半から咲き始め、後を追うように他の品種も3月末くらいまで咲き続けます。梅は品種によって開花時期にずいぶんと差があります。さらに桜と違って開花期が長いのも特徴です。それ故に何種類もの梅が植えられている梅林は、長い期間花を楽しむことができます。  梅の収穫時期 梅の実の収穫のタイミングは、用途や好みによって違うので一概に何とも言えませんが初夏6~7月です。初夏の雨が多くなる時期を「梅雨(つゆ)」と言いますが、その通り梅の実が大きくなる頃とこの雨の時期が重なるので「梅雨」という漢字が当てられたと言われています。  梅の実は青いうちに収穫すれば硬く、黄色く熟して香りも甘くなってきた頃に収穫すれば柔らかい果実を楽しめます。梅の実の熟し具合は用途と好みによって違います。梅酒として漬け込むならまだ緑色の若い実が向いています。熟し始めた梅の実を梅干しにすると漬かりやすく柔らかい梅干しを楽しめます。アンズのように黄色く柔らかく熟した梅の実はジャムに向いています。  梅の実の収穫時期は6月を過ぎた頃から梅の熟し具合に注意を払い、好みになったら収穫するのがいいでしょう。

梅は、花も実も楽しめる庭木です。梅の花が咲く季節、実がなる季節をそれぞれご紹介します。

梅の花咲く季節

梅の花が咲く季節は早春です。早咲きの品種は1月から咲き始め、後を追うように他の品種も次々と3月末くらいまで咲き続けます。梅は品種によって開花時期にずいぶんと差があります。さらに桜と違って開花期が長いのも特徴です。それ故に何種類もの梅が植えられている梅林は、長い期間花を楽しむことができます。

梅の花の見頃

梅の花の見頃は2月中旬から3月上旬です。品種によって咲く時期に差がある梅ですが、2月中旬から3月上旬には多くの品種が咲き誇ります。梅林や庭園などに梅の花を見に行くなら、この頃を選ぶと多くの梅の花を観賞することができるでしょう。

梅の実の収穫時期

梅の実の収穫のタイミングは、用途や好みによって違うので一概に何とも言えませんが初夏6~7月です。初夏の雨が多くなる時期を「梅雨(つゆ)」と言いますが、その通り梅の実が大きくなる頃とこの雨の時期が重なるので「梅雨」という漢字が当てられたと言われています。

梅の実は青いうちに収穫すれば硬く、黄色く熟して香りも甘くなってきた頃に収穫すれば柔らかい果実を楽しめます。梅の実の熟し具合は用途と好みによって違います。梅酒として漬け込むならまだ緑色の若い実が向いています。熟し始めた梅の実を梅干しにすると漬かりやすく柔らかい梅干しを楽しめます。アンズのように黄色く柔らかく熟した梅の実はジャムに向いています。

梅の実の収穫時期は6月を過ぎた頃から梅の熟し具合に注意を払い、好みになったら収穫するのがいいでしょう。

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梅の花を毎年咲かせるコツ

何年も植えっぱなしの梅の木の花付きが悪くなってきた、ということはありませんか?剪定を行っていないからかもしれません。「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」という言葉があるように、梅は剪定をした方が花付きが良くなる樹木です。  コツは剪定 初夏に徒長した枝の剪定を行います。同じように長く伸びた枝も切って枝を短く整えます。短く充実した枝の方が萌芽力が強くなります。梅は7~8月には翌年の花芽の準備に入るので、その前に剪定を済ませるといいでしょう。  だからといって、それほど剪定時期に神経質になる必要はありません。梅は葉の脇に翌年の花芽が付きます。枝を途中から切ってしまってからといって、まったく花が咲かなくなるということはないので、安心してください。  他に「仕立て直し」と言って、新しい枝を出す為に古く太い枝を剪定する作業があります。この仕立て直しは剪定時期や位置により、その後の開花や樹形に大きく影響をする作業です。不安な場合は植木屋さんにお願いしましょう。

 

何年も植えっぱなしの梅の木の花付きが悪くなってきた、ということはありませんか?剪定を行っていないからかもしれません。「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」という言葉があるように、梅は剪定をした方が花付きが良くなる樹木です。

コツは剪定

初夏に徒長した枝の剪定を行います。同じように長く伸びた枝も切って枝を短く整えます。短く充実した枝の方が萌芽力が強くなります。梅は7~8月には翌年の花芽の準備に入るので、その前に剪定を済ませるといいでしょう。

だからといって、それほど剪定時期に神経質になる必要はありません。梅は葉の脇に翌年の花芽が付きます。枝を途中から切ってしまってからといって、まったく花が咲かなくなるということはないので、安心してください。

他に「仕立て直し」と言って、新しい枝を出す為に古く太い枝を剪定する作業があります。この仕立て直しは剪定時期や位置により、その後の開花や樹形に大きく影響をする作業です。不安な場合は植木屋さんにお願いしましょう。

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桜に比べると少し地味な印象の梅ですが、早春の太陽に光り輝くような美しさは梅にしかない魅力です。春には梅の花を楽しんで、夏が過ぎたら梅の実を味わう。日本の春を代表する花、梅の魅力を満喫してください。

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山田智美
山田智美

植物が好きで好きで、植栽設計、ガーデナー、生花店勤務を経て現在は、フリーランスの花屋「花や蜜」として活動中。「てのひらに森を」がテーマの花屋です。森の中にいるような、見ているだけで力が抜けていくようなお花を作り続けたいと思ってます。街中で突然お花を配る、「花ゲリラ棘」というゲリラ的花配り活動も不定期決行しています。

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