クリスマスローズを切り花にするときのコツ|育てた花で花あしらい
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あっという間に春も後半。
冬の花の少ない季節から楽しませてくれたクリスマスローズの花期もあとわずか。
育てている方は、そろそろ花茎を剪定する季節です。
このクリスマスローズは、水の吸い上げについてはちょっと気難しい花。
いわゆる「水が下がりやすい」と言われる花のひとつです。
フローリストは、花市場からクリスマスローズを仕入れてくると、まず湯揚げという処理をしてからお店に並べます。
クリスマスローズは、きちんと水があがっていれば、とても長持ちする切り花です。
育てているクリスマスローズを、切り花としておうちに飾る時のポイントは2つあります。
1つ目。剪定する花は、中心のしべや蜜腺(みつせん)が落ちたものを選ぶこと。
しべがついているクリスマスローズは、どうしても水が下がりやすい傾向にありますが、花びら(ガク)だけになって、厚みが増したクリスマスローズは、時には1か月近くお部屋を彩ってくれます。
2つ目。花を剪定する時は朝早くか夕方以降に剪定します。昼間は、クリスマスローズに限らず、草花が水分を発散する時間帯なので、水が下がりやすくなります。同じ日に剪定しても、日持ちがまったく変わります。
花茎が伸びてきたビオラとクリスマスローズの花あしらい
季節最後のクリスマスローズ、おうちに飾ってみませんか。