【初夏の庭や花壇におすすめの一年草】ビスカリア
金子三保子
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ビスカリア
トゥデイズプランツ、今回ご紹介するのは「ビスカリア」
ビスカリアは春から初夏にかけて咲く一年草。この花がとても好きで、毎年種から育てています。東京だと種をまくのは、秋の9月中旬から後半くらい。冬を越して一番花が咲くのが4月の終わりごろです。
草丈が40~60cmくらいになるので庭や花壇にまとめて植えると見栄えがします。茎がとても細くて繊細そうですが、性質はとても丈夫。日当たりと風通しの良い所に植えれば次から次へと開花します。
鉢植えでも育てることは可能です。写真のビスカリアは、60cmくらいの大きなテラコッタの鉢に種を直まきしたもの。日々の管理で気を付けることと言えば、茎が細いので倒れやすいので、花を支える支柱などで保護してやることくらいです。
ひとつひとつの花色やしべの様子に個体差があって、見ていて飽きません。素敵だなと思った花の種を取るようにしていますが、翌年咲くとまた違ったりするので(交雑するんでしょうか?)、それもまたよし。毎年その繰り返しです。
もうひとつ、ビスカリアの素敵だなと思うところは花の終わり。写真のような色やベージュの褪せた色あいになって、花色がきれいに抜けていくことです。翌日、花びらがくるんと丸まっていきます。散る花ではないのですが、散り際が素敵な花に魅力を感じます。
ピンク~紫~白の色あいは、早朝を始め、昼間の太陽が当たる時間、夕暮れ時、それぞれに美しい色合いを見せてくれて、この花が咲いている季節は毎日の様子を眺めるのが楽しみです。
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