ミモザのスワッグの作り方や飾り方。ポロポロ落ちを防ぐコツも
山田智美
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ミモザのスワッグの簡単な作り方を紹介します。ミモザのドライフラワーの作り方からスワッグの作り方とコツ、飾り方アイデア、ポロポロ落ちるのを防ぐコツなど。気軽に自宅で楽しめる内容です。
目次
- ミモザのスワッグとは?
- ミモザのドライフラワーの作り方
- ミモザのスワッグの作り方
- 花屋が教える!ミモザのスワッグの作り方のコツ
- ミモザのスワッグの飾り方
- ミモザのスワッグの日持ちは?
- ミモザのスワッグのポロポロ落ちを防ぐコツ
ミモザのスワッグとは?
スワッグとは
スワッグとは、壁飾りという意味。諸説ありますが、発祥や時代ははっきりしません。壁に飾るものなので、広義にはガーランドのような壁飾りもスワッグに含まれます。
最近はリースやガーランドと区別して、花や枝を花束のように組んだ壁飾りがスワッグと呼ばれています。
生花でも壁飾りにすればそれはスワッグです。生花で作ったスワッグを飾りながらドライフラワーにしていく楽しみ方もあります。
ミモザのスワッグとは?
ミモザのスワッグとは、ミモザをメインにしたスワッグのこと。ミモザがメインであれば他の花が入っていてもかまいません。一番目立たせたい花、主役の花をミモザにしましょう。
ミモザのドライフラワーの作り方
ミモザは、花瓶に生けておいても水が落ちやすく乾燥しやすい花。切り花で長く楽しむのが難しい花です。反対にドライフラワーにしやすい花と言えます。ミモザは、吊るしておくだけで簡単にドライフラワーになります。
ミモザのドライフラワーの基本の作り方|吊るして乾燥させる
作り方はとっても簡単。ミモザの茎を麻紐やラフィアできつく縛り吊るすだけです。一週間から10日程度できれいなドライフラワーになります。きつく縛るのは乾燥して痩せた茎が抜け落ちるのを防ぐためです。
▼ミモザのドライフラワーの作り方について詳しくはこちら
ミモザのスワッグの作り方
ミモザのスワッグを自宅で作ってみましょう。束ねて結ぶだけなので気軽に作ることができます。
スワッグは壁に飾ることを目的としているので、花束のように360度から美しく見えるように意識する必要はありません。
ミモザのスワッグの作り方
ドライフラワーのミモザでも、生花のミモザでも作り方は同じ。生花で作って飾りながら乾燥していく過程を眺めるのも楽しみ方の一つです。
用意するもの
- ミモザ
- ユーカリやシダ、グレビレア・ゴールドなど
- 麻紐やワイヤー
- リボンやラフィア
作り方
- 先に麻紐やワイヤーの端に輪っかを作って結んでおきます。
- ミモザの余計な葉を取り除きましょう。ふわふわの黄色い花を強調させるようにします。この時、下の方の葉を少し残しておくとナチュラルな雰囲気になります。
- 他の植物もバインディングポイント(結び目)より下の方の葉を取り除きます。
- テーブルの上に大きな葉や形のしっかりした枝ものなどを置きます。
- その上にミモザを広げるように重ねて置いていきます。この時茎は必ず結ぶ予定の位置で交差するようにしておきましょう。
- 最後に茎が交差しているポイントを麻紐やワイヤーでしっかりと結びます。枝は乾燥すると水分が抜けて細くなり、抜け落ちてきます。飾ってから崩れるのを防ぐために、しっかりときつく結びます。
- 最初に作った輪が吊るすときに上になるように注意してください。
- 最後にラフィアやリボンを飾ったら出来上がりです。スワッグは吊るして楽しむものなので、リボンは花束とは逆の向きで結ぶようにします。スワッグの花の方を下に、ステムを上の向きに置いて、リボンを結ぶと簡単です。
ミモザのスワッグの花材の選び方
ミモザのスワッグはミモザがメイン。ミモザが引き立つようなグリーンや他の花を選ぶとよいでしょう。
選び方のコツはテクスチャーで選ぶこと。ミモザはふわふわとした小花の集合体なので、ミモザよりもさらに華奢な小花か、反対にしっかりと存在感のある硬いものや大きなものが相性の良い花材です。
リモニウム
グリーンだったらユーカリやグレビレアのような葉がしっかりとしたもの、花ならリモニウムのような小さな花がおすすめです。
▼スワッグの作り方についてこちらでも詳しく紹介
花屋が教える!ミモザのスワッグの作り方のコツ
花屋としてたくさんのスワッグを作ってきて学んだ、ミモザのスワッグの作り方のコツをお伝えします。
背面にはしっかりとしたグリーンを入れるのがコツ
ミモザは、ドライフラワーになってからも花粉が落ちます。ミモザの花を直接壁に着けて飾ると、花粉でその部分の壁紙が黄色くなってしまうことも。
ミモザのスワッグを作る際には必ず後ろ側に葉物を入れるようにしましょう。壁紙とミモザの間でクッションの役割を果たし、色移りを防いでくれます。
グリーンを何種類か使って色の濃淡を意識する
ミモザに限らず、スワッグは飾っているうちに褪色していくもの。その色の変化もドライフラワーの魅力です。ただし、全体が一様に褪色してしまうと少し間が抜けたような印象になってしまいます。
ミモザのスワッグを作るなら、グリーンを2種類以上混ぜるのがコツです。種類の違うグリーンは、褪色の具合もそれぞれ違います。飾り始めて時間が経過してからも濃淡のある複雑な色合いを楽しめます。
ラフィアかリボンで雰囲気が変わる
ミモザのスワッグの仕上げに結びつけるリボンやラフィアも雰囲気作りに一役買っています。リボンやラフィアを結ぶ目的は、スワッグのバインディングポイント(結び目)を隠すためです。
ラフィアを使えば、よりナチュラルな雰囲気を楽しめます。リボンは優しさやかわいらしさを演出できます。インテリアに合わせて選ぶようにしましょう。
ミモザのスワッグの飾り方
壁に吊るして飾る
リビング、寝室、キッチン、廊下など、壁があればどこでもスワッグを飾ることができます。何もないちょっと寂しい壁面にミモザのスワッグを飾ってみませんか。小さなスワッグをいくつか壁に並べるように飾ってみるのもおしゃれな演出です。
玄関に吊るして飾る
玄関に吊るすのも素敵な飾り方です。
訪問したお家の玄関にミモザのスワッグが飾ってあったら素敵な印象を受けるのではないでしょうか。そのお家の住人のセンスや来客への心遣いが感じられます。
棚に置いて飾る
スワッグは本来壁飾りのことですが、その固定観念を取り払って置くように飾ってみるのも素敵です。本棚やテレビボードなどお家のなかのちょっとした棚に寝かせるように飾ってみましょう。ぽかんと空いていた空間が華やかになります。
花瓶に飾る
ミモザのスワッグを花瓶に入れて飾ってみるもよいでしょう。生花のような瑞々しさはありませんが、黄色のミモザのスワッグは周囲を明るくしてくれます。
ただし、花瓶に入れて飾るのは完全にドライフラワーになったミモザのスワッグにしてください。フレッシュのミモザを花瓶に入れたまま乾燥させると、花の先端がうなだれるように下を向いてしまって、だらしない印象になります。「枯れてしまったものを放置してある」のと「ドライフラワーにしたものを飾っている」では大きな差があります。
ミモザのスワッグの日持ちは?
ミモザのスワッグの日持ちは、飾る環境など諸条件にもよりますが、概ね半年から1年程度です。湿気と直射日光を避けた方が長持ちします。
ミモザのスワッグはいつまで飾る?
1年経過したころには、黄色かったミモザは、べージュっぽく褪色しています。次の春、ミモザが咲き始めたら交換するという気持ちで飾ってみてはいかがでしょうか。
ミモザのスワッグのポロポロ落ちを防ぐコツ
とっても可愛いミモザのドライフラワー、唯一の難点は崩れやすいということ。ミモザのスワッグのポロポロ落ちを防ぐには、ドライフラワーを固めて安定させるのがコツです。
ハンドメイド材料を扱っているようなお店で買える、ドライフラワー用の硬化スプレーがおすすめ。他にもヘアスプレーを吹きかけて表面を固めることでポロポロ落ちを防ぐことができます。
ミモザは、明るい黄色で春の到来を伝えてくれるような花。かわいらしいミモザをスワッグにして飾りませんか。ミモザの優しい雰囲気を自宅で長く楽しめます。
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