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シラタマホシクサ(白玉星草)【絶滅危惧種でもある可憐な一年草】

シラタマホシクサ(白玉星草)

トゥデイズプランツ、今回ご紹介するのは「シラタマホシクサ(白玉星草)」

シラタマホシクサ(白玉星草)は、日本原産のホシクサ科の一年草。ワイヤーのような細い茎の先に白くて丸い小さな花を咲かせます。花期は8月~10月で、草丈は20~40cmくらいです。

静岡・愛知・三重・岐阜の一部の湿地に自生していると言われていますが、近年では数が減って絶滅危惧種にも指定されています。その可愛い花姿が金平糖のようにも見えることから、金平糖草(こんぺいとうぐさ)とも呼ばれます。

白玉星草 シラタマホシクサ

先日、上野東照宮ぼたん苑に行ったときにシラタマホシクサ(白玉星草)に出会いました。ダリア展が開催されていて、ダリアの名脇役となってダリアと共に咲いていたのですが、その繊細ではかなげな美しさに心を奪われました。

シラタマホシクサ(白玉星草)の花言葉「純粋な心」は、真っ白な小さな丸い花姿から付けられたと言われています。

 

白玉星草 シラタマホシクサ

シラタマホシクサ(白玉星草)は、鉄分が多い弱酸性の水が湧き出る湿地に自生している植物で、環境が合わないと枯れてしまうことが多く育てるのがやや難しいようです。8月下旬から9月頃に流通し、園芸店でも購入することができ、育てるのは難しいと知っても、その可愛らしさから育ててみたくなる人も多く人気があります。

地植えより鉢植えが育てやすく、受け皿に水をはって腰水で育てるのがおすすめです。ビオトープ作りにも向いています。日光が好きですが、真夏の高温期は腰水が温水になってしまうため、できるだけ風通しが良い涼しい場所に置きましょう。

鉢植えに使う土は、赤玉土とピートモスを6:4の割合で混ぜて弱酸性の土を作ります。水道水は弱アルカリ性のため、溜めておいた雨水(弱酸性)を水やりに使うとよいです。鉄分も必要なため、雨水を溜める器に錆びたくぎなどを入れておくと水やりとともに鉄分も与えられます。または、鉄を含む植物活力剤を雨水に混ぜて水やりしてもよいですね。

 

白玉星草 シラタマホシクサ

花が終わるとそのままドライフラワー状になって、種ができます。種をとって種からの栽培に挑戦するのも楽しそうです。

シラタマホシクサ(白玉星草)はデリケートで少し手がかかる植物ですが、小さなスペースでとっても可愛い花が楽しめそうなので、来年苗をみつけたら購入して育ててみたいと思います。(^^)

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