日持ち抜群のドライフラワー|クラスペディア

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金子三保子

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クラスペディア

夏は日持ちが悪いので、部屋に花を飾るのも控えてしまうという方も多いのでは。今回はそんな方におすすめ。切り花でもドライフラワーでも楽しめるクラスペディアをご紹介します。

クラスペディアは、黄色い球状の花を初夏から秋に咲かせるキク科の草花。園芸用の苗より切り花としての流通が多く、葉がついていない花茎のみで出回り、ユニークな形の花は1輪でも素敵なインテリアアイテムになり人気です。

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ころんとした球状の花は、よく見ると小さな花が集まってひとつの花になっています。ドラムを叩くバチに例えて、英名ではゴールドスティックやドラムスティックとも呼ばれています。

園芸上では多年草に分類されますが、高温多湿に弱いため、日本では一年草扱いされることもあります。温暖地で栽培する場合は、無事に夏を越せば、植えっぱなしで毎年開花する草花になります。庭でのクラスペディアは、シルバーグリーンのロゼット状の株元から、花期になると急に花茎が伸びて茎先で開花します。2~3cm程度のかわいい球状の花が空中で浮いているような見た目で、庭や花壇のアクセント的存在です。

▼クラスペディアの植物図鑑

クラスペディア

こちらはドライフラワーにして、1年が経過したクラスペディア。色がほとんど落ちないのと、時間の経過による退色が緩やかなので、花もののドライフラワーの中では寿命の長い花材です。花瓶に生けたり、スワッグ、リースの花材として使うと面白いアイテムです。

切り花として楽しむなら、花瓶の水の量は少なめの浅水で生けてください。こまめに水を取り替えるか、切り花延命剤を使用するのが長持ちさせるコツです。

 

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ドライフラワーにするなら、購入してすぐに水から切って、花を下にして乾燥させてください。ただし、まだ黄色くなっていないつぼみの状態ならば、しばらくは切り花として花瓶に生け、黄色く色づいたタイミングで乾燥させましょう。

黄色くなってから何日も経過すると、粉を吹き、黒ずみが出ることがあります。「黄色くなったらすぐに水を切る」がきれいなドライフラワーにする秘訣です。いつ水を切るかで仕上がりに差がでます。お試しください。

 

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金子三保子

フラワーコーディネーター、フォトグラファー、ライター。 2022年6月、日東書院本社より「植物のきもち ~がんばりすぎないガーデニング」出版。 ギフトや装花などのフラワーコーディネート、自身でコーディネートした作品の撮影、雑誌や会員情報誌への提案など幅広く活動中。現在は植物に関する記事の執筆にも携わる。庭仕事はライフワーク。映画「余命1ヶ月の花嫁」ブーケ製作。

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