素敵な香り! ライラック(リラ)の花を咲かせる季節と育て方のコツ、種類
LOVEGREEN編集部
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ライラックという花をご存知でしょうか。ライラックとは4月~6月に開花する落葉小高木のことで、葉がハート形についたり、花は円錐形に小花が房咲きとなったりと、とても可愛らしい見た目をしています。ライラックの花は紫色、藤色、紅色、白色などの一重や八重咲きとなり、形だけでなく花の色も可愛らしいものです。
香りもとてもよいので、香水の原料にされることもあります。このことから、ライラックは世界でも愛されています。
今回はそんな香りがよく可愛らしい魅力的な花、ライラックについて育て方や花の色、剪定の仕方などをご紹介します。
目次
ライラックとは
ライラックは、モクセイ科の落葉低木で高さは全長1~3m程です。主な原産地はヨーロッパですが、育てる環境にもよりますが、日本全国で栽培することができます。ヨーロッパで栽培されているということもあり、リラというフランス語での呼び方もあります。ちなみに和名ではムラサキハシドイと呼ばれています。
ライラックは冷涼な気候を好み、特に夏には夜の気温が下がるところを好むので、東北北部や北海道、本州の高原地帯が栽培の適地といえます。それ以外の土地に植える場合は西日が当たらない日向を選んで植えましょう。ただぎっしりとつぼみがついた状態のライラックは、暖地よりも冷涼な地域のような場所で見られます。
ライラックの基本的な育て方
ここではライラックの剪定の仕方を紹介します。ポイントを押さえて素敵な花を咲かせてくださいね!
ライラックの栽培環境
暑いところでの栽培はダメ!
ライラックは寒さに強く、暑さに弱い植物です。寒さに強いといっても涼しいだけではなく、亜寒帯(北海道)ほどの寒さがちょうど良いくらいです。育てるときは気温を十分に注意する必要があります。東京より西の地域であれば秋植えでも可能ですが、寒い地方では春に植え付けた方がよいでしょう。
日当たりと水はけのよい場所で
ライラックは日当たりと水はけのよい環境を好みます。この条件を守っていれば、土質を気にする必要はありません。西日のあたる場所は避けた方がよいでしょう。また、鉢でライラックを育てる場合は赤玉土と腐葉土を配合した水はけのよい土が適しています。
ライラックの栽培のポイント
水やり
植え付け直後から根付くまではときどき水やりをしますが、その後はよほど乾燥が続かない限りは水やり不要です。暖地の夏には土が乾きやすいので、朝の涼しいうちに水やりをする必要があります。気温が上がる時間帯に水をやってしまうと、太陽の熱で撒いた水が温まってしまい、根や植物自体を傷める原因になりますので注意しましょう。
肥料
花後のお礼肥えと冬場の寒肥えとしに樹木用の大粒の緩行性化成肥料を施します。もしくは寒肥えは有機肥料を配合したものを使用してもよいでしょう。
また、骨粉と油粕をまぜたもの(割合は5:5)を1月中旬から2月中旬・花後、8月下旬の2・3回にかけて握り施すのもおすすめです。
病害虫
暖かい地域ではうどんこ病が発生しやすいようです。植物の葉などに粉をまぶしたように白くなるのがうどんこ病です。うどんこ病は5月から6月と、9月から10月に発生しやすい病気で、はじめはぽつぽつと白く粉をふいている感じに見えますが、悪化してくると葉の全面が真っ白になっていき、植物全体に蔓延すると茎や果実にも発生し、とても厄介です。早めに対策しましょう。
また、テッポウムシによって木の内部を食害されることがありますが、花も例外ではありません。一度食われてしまうと枯れてしまう恐れもあります。日々、木の様子をチェックすることが大切です。
ライラックの花の色の種類
ライラックの多岐にわたる色をご紹介していきます。
ライラックには以下のような花色があります。
白
日に当てるととても優しい色合いになります。
赤
淡色な色合いが多いライラックですが、鮮やかな赤をしています。
桃
紫に近い桃色です。紫と一緒に生けてみるととても合います。
淡青
ラベンダーのような青に近いです。とても優しい色合いです。
紫
こちらが一番ポピュラーなライラックの色と言えるでしょう。アジサイのような色に近いです。
他にもたくさんの色があります。
\次はライラックの剪定方法や楽しみ方を紹介します!/
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