やってみた!ミニバラの挿し木の増やし方と成功例
とまつあつこ
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ミニバラは挿し木でふやすことができます。気に入ったバラをもう一本ふやせたら嬉しいですよね。ミニバラは大輪のバラよりも発根しやすく、初心者にも無理なくできるのでおすすめです。
今回は、ミニバラグリーンアイスを使って挿し木をしてみました。
目次
挿し木とは
「挿し木」とは、枝を切って土に挿し、小さな苗をたくさんふやすことを言います。
ちなみに「挿し穂」とは、土に挿すために切り取った枝や茎、葉のことです。挿し穂を作って挿し木をしてみましょう。
ミニバラの挿し木に必用なもの
・挿し木用の土
・鉢
・挿し穂をとる枝
・はさみ
・手袋など
ミニバラの挿し木に適した用土
挿し木に使う用土は、水はけが良く、清潔で肥料分が無いものがおすすめです。肥料分があると、挿した枝が発根するまでに腐ってしまうことがあります。
挿し木の用土には、赤玉土、鹿沼土、川砂、パーライト、バーミキュライトなどが適しています。粒のサイズがいろいろある場合は小粒がおすすめです。用土は混ぜないで単用でも使用できるので、新しい用土を袋から出してそのまま使えます。枝を挿す前に、水をたっぷりかけておきます。
ミニバラの挿し木の方法
挿し穂をとる枝は開花枝で、花が咲き終わるころの適度な塾枝がよいといわれます。
挿し木の適期は、5月下旬~6月下旬、10月下旬~11月上旬です。
特に梅雨時は挿し木が成功しやすいと聞きます。梅雨時は気分がどんよりしがちですが、挿し木のチャンスと思うとわくわくしませんか。
グリーンアイス
四季咲きで花もちがよく、開花後に緑色になるミニバラです。半日陰ではより緑色になります。耐病性が強く、育てやすいです。
このミニバラを使って挿し木をしていきます。
まず、2~3節ずつに切り分けて挿し穂を作ります。花が咲いたすぐ下の部分は使いません。
挿し穂を水につけて、1時間以上水あげします。
たっぷりと水をかけておいた土に、割り箸などで挿し穂をさすための穴をあけてから水をたっぷり吸い上げた挿し穂をさし、ぐらつかないように根元の土を軽く押さえます。葉が重ならない程度に数本さし、もう一度たっぷりと水をあげます。
ミニバラが発根するまでの管理
直射日光があたらない明るい日陰に置きましょう。暗すぎる場所も良くありません。
挿し木直後の3日間ほどは毎日お水をあげます。それ以降はいつまでも水が多いと発根する前に挿し穂が腐ってしまう場合があるので、土が乾いてきた様子を見てあげましょう。置く場所と水の管理が一番大切です。
肥料は絶対にあげません。
根が出るまで心配ですが、引っ張って抜いてしまったりせずにちょっと我慢して様子を見守りましょう。
ポットの下から白い根が見えたら、普通の肥料入り培養土を使って鉢上げすることができます。
ミニバラの挿し木が成功した様子
挿し木をしてから1か月半後のミニバラの様子です。新しい葉がたくさん増えていきいきとしています。
これは、挿し木をしてから2ヶ月後の様子です。花も咲き始めました。
ちなみにこの写真は、昨年近所の方からもらった枝で挿し木をしたつるバラです。
しっかりと根付き、たくさん花を咲かせました。
ミニバラの挿し木のまとめ
お気に入りのミニバラをふやすのも良いですし、お友達に枝を分けてもらったバラで挿し穂を作ってふやすのも楽しいですね。
挿し木をする作業は本当に簡単です。置く場所と水の管理のこつをつかんで、挿し木名人になってみてはいかがでしょうか。
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