夏は野菜と花の混植花壇~garden note
金子三保子
このライターの記事一覧
5月後半になると気温もだいぶ上がってきて春の草花の勢いが急に衰えだす時期です。
最近の花壇は宿根草・多年草が多くなってきたので、終わった苗をちょっとずつ入れ替えるような感じで徐々に夏の準備をするようになりました。ここ数年の夏場の花壇は「花と野菜の混植花壇」。春の1年草を抜いたあとに、料理に使えそうなハーブや実ものをあれこれと植えています。
ただいまの花壇の植物をアトランダムにご紹介します。
ミニトマト
夏場に欠かせないのがミニトマト。うちではグリーンカーテンとしてトレリスに這わせるように植えています。狭い花壇なので植えられるのは数苗ですが、今年もミニトマトを植えました。
▼5月の上旬に植え付けたミニトマト。最初の実り。
ここで植え付けるときに知っておくといいトマトの実つきの法則をご紹介します。
トマトの実つきの法則
植物はそれぞれに法則的なことがあって、本当に面白いなぁと思うのですが、トマトの場合は実の付き方に特徴があります。
それは、葉・葉・葉・トマト、葉・葉・葉・トマト、と、4拍子のタイミングで実がなること。そのため実は同じ側にしかつかないということになります。この法則を考えて、お日様が一日中あたって、かつ、収穫しやすい側に花を向けて植え付けるとよいのです。
もうひとつ気を付けたいのが連作障害のこと。同じ場所に植えると障害が出る場合があるので、植え付ける場所は数年植えていない場所に植え付けるようにしています。
リーフチコリ
昨年春、5株買ったうち、4株は花が咲いたあと冬前に枯れていったのですが、この写真の1株だけ下葉のみで丈が伸びることなく花が咲かなかったもの。今年の春から急に茎が伸びてきて、今では150センチ以上の丈になってしまいました。
植えてあるのは、花壇の前側。普通の植物だったら花壇の後方に移植したいことろですが、チコリは直根性なので移植は難しい。
ということで2017年の夏の花壇は、一番丈のある植物が前側にそびえ立つ、植栽的にはおかしなことになっています・・・。
▼リーフチコリ
葉っぱの脇からも葉っぱが出て、モリモリ状態。去年動きがなかったのはなぜ?今年は花が咲くでしょうか。楽しみです。
ルッコラ
葉っぱを使うなら花は咲かさず、どんどん葉を収穫したほうがいいのですが、ハーブは花もかわいいので、ついつい花を咲かせてしまいます。
最近、スーパーでもルッコラの花も野菜コーナーで販売されているのを見かけますが、お花も食べられますよ。簡単に種まきで育つのでおすすめのハーブです。
ワイルドストロベリー
ナスタチウム
きれいなアプリコットカラーのナスタチウム。ハンギングに植えてみました。
シソ
一度植えるとこぼれ種で出てきますが、無農薬の苗が売っていたので、待ちきれず数株購入。
ワスレナグサ
毎年こぼれ種であちこちで発芽するワスレナグサ。だいぶ花が少なくなってきましたが、まだまだ開花中です。
ビスカリア
この花は毎年欠かさず種をまきます。今年も花の季節を迎えました。何度育てても一番花の瞬間は嬉しい。
春から初夏の草花が美しく咲き誇る初夏、のんびりと眺めていたいところですが、夏の準備作業も忙しいですね。次回もいろいろな草花やつる植物についてご紹介させていただきます。
今回ご紹介したチコリなどの直根性について過去に記事を書きました。植え替えの時に知っていると便利な知識なので興味がある方はご覧ください!
関連ワード
今月のおすすめコンテンツ
「夏は野菜と花の混植花壇~garden note」の記事をみんなにも教えてあげよう♪