初夏はツル植物が大活躍~garden note

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金子三保子

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ここ数日は夏を感じさせる陽気で、春の草花も終わりを迎えようとしています。

春の草花が終わりなのは寂しいですが、初夏は初夏で素敵な植物がたくさんあります!

クレマチス、ブラックベリー、ゲラニウムなどの宿根草・・・。

私の場合は、春は花がらをまめに摘むような植物を花壇に植えますが、夏場の花壇はハーブやミニトマトなどを植えて花ものは少なめ。

また、ツル性の花などを植えて、立ってできる作業中心の植物を多くしています。ただいま花壇やコンテナで育てている、初夏の植物をアトランダムにご紹介します。

 

クレマチス

クレマチスはたくさんの系統があって、系統によって開花時期や剪定時期が違うおもしろい植物です。

私が育てているクレマチスは、早春のモンタナ系と初夏に咲く系統のものが多いので、ただいま開花シーズンです。

この紫色のクレマチスは、10年以上前に植えたもの。これは新枝咲きなので剪定は簡単。花が一通り終わったら、株元でばっさり切ります。切るタイミング次第で年に複数回花が咲きます。

狭いガーデニングスペースには、ツル植物は大活躍です。

 

 

つぼ型クレマチス

つぼ型クレマチスが好きで、数品種育てています。

最近は切り花としても花市場に入荷しているのでとても人気が出てきました。

つぼ型も新枝咲きなので剪定は簡単です。地植えにした方が花は多くなりますが、コンテナでも育てられます。這わせるものさえあればよいので、我が家のような狭小スペースにはありがたい存在です。

 

クレマチス・カイウ

 

 

ブラックベリー

こちらもツル性の果樹です。ただいま花の時期を迎えています。

うちではトレリスに這わせて育てています。実は生食でも美味しいですが、花もかわいいので5月~6月の風景も好きです。

育ててみたい方は、5月後半~6月ごろ、実つきの鉢ものが出回ります。

ブラックベリー、ラズベリー、ブルーベリー、フサスグリ・・・いろいろな素敵な果樹が園芸店に並びますので、花や実をみて購入したい方は、この時期がおすすめです。

 

ミニトマト

まだまだ青いミニトマト。ミニトマトを添え木のように咲いているのは「アルカネット」、多年草のハーブです。

白い花はユキノシタ。日陰のグランドカバーにおすすめの植物です。

うちでは塀沿いの花壇なので奥の日の当たらないスペースにグランドカバーとしてユキノシタを植えています。一度根付けば世話要らずの丈夫な常緑多年草でおすすめです。

 

ビスカリア

秋に種まきしたビスカリア、ただいま花盛りです。

 

ゲラニウム

ゲラニウム好きであれこれと植えるのですが、地植えにすると他の植物に負けて数年でいなくなることが多いため、新しい株はまずは鉢植えで様子をみています。

これは今年の春に植えたもの。1年目の割にはたくさんの花が咲き続けています。

 

アネモネ・バージニアナ

今年もアネモネ・バージニアナが開花しました。

これも地植えにすると他の植物に負けてしまいそうなので、鉢植えで育てています。

このアネモネは球根ではなく、宿根草です。葉っぱは下葉がほとんどですが、花丈が高くなるので花壇の後ろ側に植えると素敵ですよ。

最近、生花としても流通しています。

 

ここ数日、気温も湿度も高くなってきました。

雨が多くなる前にやらなければならない作業が目白押しの季節です。

今回ご紹介した、クレマチス、ブラックベリーは、ちょうど苗や鉢ものが花屋さんや園芸店に並ぶ時期です。

花がついていない時期でも購入可能ですが、実際の花を見ながらお気に入りのひと株を選ぶのも楽しいので、よかったら見に行ってみてくださいね!

 

 

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金子三保子

フラワーコーディネーター、フォトグラファー、ライター。 2022年6月、日東書院本社より「植物のきもち ~がんばりすぎないガーデニング」出版。 ギフトや装花などのフラワーコーディネート、自身でコーディネートした作品の撮影、雑誌や会員情報誌への提案など幅広く活動中。現在は植物に関する記事の執筆にも携わる。庭仕事はライフワーク。映画「余命1ヶ月の花嫁」ブーケ製作。

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